「トヨタ・カローラFX」の版間の差分

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== 歴史 ==
=== 初代<ref>カローラシリーズ全体では通算5代目</ref> E8#H型 1984年-1987年 ===
[[File:Toyota-CorollaFXGTLimited.JPG|thumb|200px|E80型カローラFX 3ドア<br/>GTリミテッド]]
 '''該当型式 AE80HAE80/AE81HAE81/AE82HAE82/CE80HCE80/EE80HEE80'''
3ドアと5ドアのハッチバックボディで、そのサイズは、同型のセダンに比べて全長が185mm短く、全高が5mm高いほかは、全幅、[[ホイールベース]]、[[トレッド]]がセダンと完全に同一なことから[[プラットフォーム_(自動車)|プラットフォーム]]を共有していることがわかる。なおヨーロッパやオセアニアなどハッチバック需要が高い市場ではこのモデルが、5代目カローラのメインモデルとして販売された。
 
GTの4A-GE型エンジン以外にも1.5L[[SOHC]]の[[トヨタ・A型エンジン (2代目)|3A-LU型]]、1.6L SOHC・[[燃料噴射装置|EFI]]の4A-ELU型が搭載された。1985年5月のカローラ各シリーズのマイナーチェンジに伴い[[トヨタ・C型エンジン (3代目)|1C-L型]](1.8L ディーゼル)と[[トヨタ・E型エンジン|2E-LU]](1.3L SOHC12バルブ・ガソリン)が追加された。
 
* [[1984年]]10月 - カローラの追加車種としてデビュー。
* 3ドアと5ドアのハッチバックボディで、そのサイズは、同型のセダンに比べて全長が185mm短く、全高が5mm高いほかは、全幅、[[ホイールベース]]、[[トレッド]]がセダンと完全に同一なことから[[プラットフォーム_(自動車)|プラットフォーム]]を共有していることがわかる。なおヨーロッパやオセアニアなどハッチバック需要が高い市場ではこのモデルが、5代目カローラのメインモデルとして販売された。
 
* トップグレードのGTには1.6L [[DOHC]]・[[燃料噴射装置|EFI]][[トヨタ・4A-GE|4A-GELU]]エンジン以外、他1.5L[[SOHC]]の[[トヨタ・A型エンジン (2代目)|3A-LU型]]、1.6L SOHC・[[燃料噴射装置|EFI]]の[[トヨタ・A型エンジン (2代目)|4A-ELU型]]が搭載された。1985年5月のカローラ各シリーズのマイナーチェンジに伴い[[トヨタ・C型エンジン (3代目)|1C-L型]](1.8L ディーゼル)と[[トヨタ・E型エンジン|2E-LU]](1.3L SOHC12バルブ・ガソリン)が追加された。
 
=== 2代目<ref>カローラシリーズ全体では通算6代目</ref> E9#H型 1987年-20071992年 ===
※日本・欧州仕様:1987年-19911992年、南アフリカ仕様:1987年-2007年
{{Double image aside|right|Toyota Corolla AE92.jpg|200|Toyota Corolla E90 002.JPG|200|E90型カローラ 3ドア 前期型<br />(輸出仕様)|2代目カローラFX 後期型<br />1500 VS ( AE 91 )}}
{{Double image aside|right|ToyotaTazzFLfront.jpeg|200|ToyotaTazzFLrear.jpeg|200|TAZZ(フェイスリフト後)|}}
 '''該当型式 EE90HEE90/AE91HAE91/AE92HAE92'''
* このモデルになると、カローラレビンがFX同様のFFになったため、全日本ツーリングカー選手権への参戦はなくなった。
 
* [[1987年]]5月 - 6代目カローラ・スプリンターの発表と共にフル[[モデルチェンジ (自動車)|モデルチェンジ]]。搭載されるエンジンは、1.3Lの2E-LU型(73PS/6,000rpm)、新開発1.5L[[ハイメカツインカム]]・EFIの[[トヨタ・A型エンジン (2代目)|5A-FE型]](94PS/6,000rpm)、1.5Lハイメカツインカム・キャブレター仕様の5A-F型(85PS/6,000rpm)、1.6Lスポーツツインカムの4A-GE型(120PS/6,600rpm・ネット値)が搭載された。5A系エンジンの登場により1.3Lの2E-LU以外全車DOHC16バルブとなった。グレードは上位から3ドアが1600GT/1500Zi/1500G/1500・1300L/1300D、5ドアは1500Zi/1500G/1500・1300L。
* [[1989年]]5月 - マイナーチェンジ。内外装のデザイン・グレード名称が変更され、GTの4A-GE型エンジンがハイオクガソリン対応となり140PS/7,200rpmにパワーアップし、1500ZSと1500VSに5A-FE型のEFIなどを改良した5A-FHE型(EFI-S・105PS/6,000rpm)が搭載された。これに伴い、キャブレター仕様の5A-F型は廃止。さらに、2E-LU型搭載の1.3L車が廃止されたため、全車DOHC16バルブ化、及びEFI装着となった。また、GTの装備を簡略化したGTVが追加された。1600GTに電子制御サスペンションの[[TEMS]]とオートドライブ(後期型はGTVにも設定。ただし、4輪[[アンチロック・ブレーキ・システム|ESC]](ABS)を選択すると装着不可。)がオプション設定されていた。また後期型のGT、GTV、ZS、VSには4輪ESCがオプション設定された。
 
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=== 3代目<ref>カローラシリーズ全体では通算7代目</ref> E10#H型 1992年-1995年 ===
※日本仕様:1992年-1995年、欧州仕様:1991年-1995年、豪州仕様:1991年-1997年
{{Double image aside|right|Toyota Corolla E100 Dreitürer 1.6 Si.JPG|200|Toyota Corolla E100 Dreitürer 1.6 Si Heck.JPG|200|E100型カローラ 3ドア (輸出仕様)}}
'''該当型式 AE101HAE101'''
* [[1992年]]5月 - 7代目カローラのフルモデルチェンジに遅れる事約1年でカローラFXもフルモデルチェンジを行い、今までの実用性を考慮した作りから、全車1.6Lのスポーティーな3ドアハッチバックモデルへと変貌した。なお、輸出向けには5ドアモデルも用意された。特に「GTスーパーストラット」というグレードには、AE101系カローラレビン・スプリンタートレノと同様の5バルブ化された4A-GE型エンジンに[[スーパーストラットサスペンション]]、スポーツABSと言った豪華装備満載であったが販売価格がかなり高価であり、最下位グレードでも安価というほどではなかった。
* 当時の国内ではハッチバック車の人気がすでに下火になり、さらに先に発売されていたレビンやトレノの陰に隠れてしまったことと、初代からエンジンラインナップや特別仕様車の様な買い得な仕様が少なめだったことと、カローラシリーズには「基本形のセダン」「クーペのレビン」「ハードトップのセレス」「ワゴン&バン」「弟分のカローラII」など車種が混乱してしまった状態で、発売時から非常に地味な存在になっていた。