「マイメロディ (おねがいマイメロディ)」の版間の差分

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マリーランドから来たマリーランド人の[[ウサギ]]族の女の子。愛称は'''マイメロ'''。一人称は「わたし」または「マイメロ」で、口癖は「おねがい♪」「やーん」。なおマイメロも含めてマリーランド人は全員人間界における[[ぬいぐるみ|ヌイグルミ]]で、体には綿が詰まっている<ref>クロミが寝言で「いつか(マイメロの)お腹の中の[[綿]]の代わりに[[籾殻]]を入れて、[[枕]]にしてやる」と言っており、他のマリーランド人同様に体は綿が詰まっていることが分かる。</ref>。
 
常に着用している[[ピンク]]色の[[頭巾]]がトレードマーク。鼻の頭が[[黄色]]である以外は全身が白い。身長は直立した状態で伸ばした耳の高さが歌の膝の高さくらい。マリーランド人としてはごく平均的な体格である。ただし『おねがいマイメロディ』中盤頃から徐々に初期は小さい細身の胴に細い手脚のメリハリある体型で作画く描かることていた多くなり、『すっきり♪』以降は丸っこい胴体に太く短い手脚、ほぼ2頭身になるなどよりヌイグルミらしい外見になった。
 
[[ラテン文字]]表記は'''My Melody'''、'''My Melo'''。誕生日は1月18日。
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; 夢野家で居候
: 人間界では夢野家に居候している。夢野家では掃除、洗濯、料理など[[家事]]全般を担当。毎朝早起きして朝食などの支度をし、歌たちが学校へ行っている間は家事の合間にお茶を楽しんでいる。クロミとの魔法対決が家事に影響を及ぼすことがほとんどないのは、クロミは早起きが苦手で午後から行動を始めるためである。
: 雅彦が自宅で仕事をしている際は休憩時のコーヒーや夜食の準備の他、体調を気遣うなど細やかなサポートをする。
; 動く「ヌイグルミ」
: マリーランドからやってきた当初は正体を隠して生活しており、歌たちは周囲に「常に持ち歩いているヌイグルミ」と説明していた。しかしクロミとの魔法対決の影響で徐々に隠しきれなくなり、マイメロ自身「みんなとお友達になりたい」という思いが強いことから、親しい人物には正体を明かすようになった。ただしマイメロ1人で行動しているところを見られても驚かれる程度で、さほど大きな騒動にならない。
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: なおマリーランドからやってきて間もない頃は歌たちから外出を禁じられていたが、マイメロが「あまり街へ出ていないから寂しい」と漏らしてからはある程度の自由行動を許された様子が見受けられる。
; 交友関係
: 美樹と駆とは普段から行動を共にするほど仲が良く、歌の代わりにマイメロの保護者役を務めることも多い。真菜はマイメロが「大好き」というほど公言する特に気に入っている人物だが、真菜からはマイメロの性格や外見など全ての「可愛らしさ」が性に合わず避けられている。ただし可愛いものが苦手というだけでマイメロを嫌っているわけではない。「真菜ちゃんと仲良しなって抱っこしてもらうこと」がシリーズを通してマイメロの夢である、それをテーマにした歌も存在し<ref>『マナちゃんらぶ』『おねがいマイメロディ』キャラクターソングガールズアルバムに収録
</ref>作中でもBGMとして使用されたことがある。
: 白山からは溺愛されていたが次第にエスカレートしていく態度にさすがに嫌気が差したのか、一時期を境に距離を置くようになった。マイメロにとって数少ない苦手な人物のひとりにされてしまったである。『おねがいマイメロディ』終盤でマイメロが泣きながら抗議しているにもかかわらず「自分の方が幸せにできる」として歌から引き離そうとした事件が決定打となったのか、『くるくるシャッフル』以降はマイメロが露骨に白山との接触避け嫌がる描写がみられる。
: ドラ猫のミィちゃんとは天敵ともいえる関係。相性が良くないのか初対面時から穏やかに済んだことがなく、会うたびに一方的に追いかけ回されている。
 
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; 運動能力
: 運動は苦手だが、特訓でフラット君との合体技「必殺飛び出すフラット君パンチ」を編み出した。また、ドリームパワーで重くなったメロディ・タクトを振り続けられるように、王妃たちの1年間の地獄の特訓を受けた。その成果は腕立て伏せ千回をこなし、軽々とタクトを振り、旋風を起こす力を得た。
: なお[[ぬいぐるみ|ヌイグルミ]]であるためか、何回かかなりの高度から落下しているにもかかわらず負傷したことは。ただしその特性を活用した例は無く、衝撃で失神するなどそれなりにダメージも受けることが伺える
; ギャグやジョーク
: 夢野家の父・雅彦の[[駄洒落|ダジャレ]]をしばらくの間は理解できずにいたが、後に学習し多少苦しいもののツッコミを入れるまでになった<ref>『おねがいマイメロディ』第40話</ref>。真菜の関西風なノリツッコミなどにはシリーズを通してついていけず、言葉を真に受けて激怒されることもしばしばみられた。
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: ただし『くるくるシャッフル』では溺れながらも、歌のために水中で魔法を唱えたことがある。『すっきり♪』では水中に沈んでも慌てる様子はなく、冷静に魔法を使って地上へ脱出した。
; 考え事や長い会話が苦手
: 頭をフル回転させるような考えことや会話は苦手で、その後は疲れて眠くなってしまう。これが原因で何回かトラブルを引き起こしており、迷子になり警察署で保護された際は歌への電話中に「これ以上は疲れて話せない」と眠りこけてしまい事態の複雑化を招いた。
: なお長い話や勉強をする際は頻繁に紅茶やお菓子を用意して休憩することで集中力を維持できるが、事態が切迫した時でも構わず休憩に入りフラット君やクロミを怒らせたことがある。
 
=== 性格 ===
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== マイメロディのアイテム ==
ここではマイメロ専用の固有アイテムのみを記述する。
 
『きららっ★』以外のシリーズでマイメロはマリーランドと人間界の自由な行き来を禁じられているため、紛失や破損が原因の物品補充は交流があるマリーランド人に頼んで届けてもらう方法をとっている。ほとんどの場合フラット君がその役目を受け持つが、まれにマイメロの家族やマリーランドのお城の関係者などが運んでくることもある。
 
『おねがいマイメロディ』ではマリーランドの自然が枯渇した影響でパラソルの補充が不可能になり、ストックしていた最後の1本をクロミに奪われた後は最終回まで徒歩での移動を強いられることになった。
 
=== シリーズを通して登場するアイテム ===
; メロディ・タクト
:[[ト音記号]]の形をした[[指揮棒]]。大きさはマイメロの身長の半分弱ほど。メロディ・キーと並ぶマリーランドの王家に伝わる秘宝のひとつで、大変な貴重品である。普段は頭巾の中に収納して持ち歩いており(後述)、必要に応じて即座に取り出すことができる。そのため何処からともなく取り出したように見えることがあるが、頭巾の構造や中に収納する方法について言及されたことは無い。
:; 虹色の糸
:: [[指揮棒|タクト]]は、パートナーの[[おねがいマイメロディの登場キャラクター・人間界の人々#夢野 歌|夢野歌]]と虹色の糸で繋がる。そのため歌が歌うことで魔力をチャージできる(マイメロが歌の歌にタクトが反応した事に気づいた)。虹色の糸は、歌がダークパワーに侵された人間に[[接吻|キス]]をされると断ち切られる。
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:
; メロディ・キャンディ
: 美味しいキャンディ。色とりどりの宝石のような形をしている。カットされた[[ダイヤモンド]]を模した壺のような容器に入っており、必要に応じて上部の蓋が開閉する。無数に増殖したチビメロディ全員に行き渡らせるほど無尽蔵ともいえる量が内包されているが、キャンディの補充や魔法の力の充填などメンテナンスは特に必要としない。
: 大臣をのっとったダークパワーの精ですら、その美味しさに顔がほころんでいた。前作では、魔法騒動を解決後、メロディ・マークを付けたキャラがキャンディを食べると、タクトの魔法を解除できる。人間が食べると、潤や美紀らは笑顔のまま気絶してしまった。なおマイメロは1回も食べたことがい。
: 『くるくるシャッフル』でも前作と同じような効果を持ち、魔法騒動を解決後、お助けキャラがキャンディを食べると、メロディ・マークが消え、お助けキャラは帰還される。キャンディやそれが入った容器は前作と同じ形。
: なお『すっきり♪』では事件解決と同時にメロディ・マークによる魔法が解除されるため、作中には直接登場しない。
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: 外見上ポケットのようなものは見当たらないが、メロディ・タクトや携帯電話、移動用のパラソルなどを収納できる。人間が頭にかぶるとダークパワーの曲の悪夢魔法から守られ、かつダークパワーの曲を聴くことができる力を備えている。なお道具の収納は自分で行わなければならず、やむなく頭巾の交換をした際などに置き忘れたことが数回ある。
: マイメロに合わせて作られているため人間の手のひら大ほどの大きさしかないが、かなり伸縮性があり人間の大人でも難なくかぶることが可能。クロミに弱点の耳を攻撃された時、身長の倍以上の長さまで伸ばされても破れないほど非常に丈夫な生地でできている。雅彦の弁によれば「最高の肌触り」。
: なお頭巾以外のものは衣といえる物は身につけていないが、頭巾の首から下に垂れる部分が人間における服に相当する。海で水着姿になった際や温泉に入った時にこの部分が無い頭巾を被っている。
:; 頭巾の種類
:: 一見すると全て同じように見えるが、頭巾の[[ピンク]]色の濃淡や色合いなどに差異があるとマイメロが述べている。それぞれに意味やこだわりがあり、その日の気分や用向けなどで色を選ぶ。普段の頭巾以外にも、ピンク地に白のチェック柄やマイメロの祖母から貰ったイチゴ模様のもの、花飾りの数が多くウィッグがついている豪華なものなどを所有。歌の学校へ家庭科の臨時講師として招かれた際には、「特別な日用」としてゴーグルがついた飛行帽風デザインの頭巾を披露している。放送開始時の「テレビを見る時は〜」でのシーンで時々通常のピンクではない頭巾も身に着けて登場している。
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; パラソル
: 空を飛べる魔法のパラソル。様々な色のものがあるが、マイメロが使用するものはピンク色である。人間界とマリーランドの往来に必要。スピードは遅いが、逃げるチュウミに並走したマイメロママの例のように使い方によっては速く飛ぶことも可能。風の流れに弱く、強風で意図しない方向へ流されることもある。さほど頑丈ではなく簡単に折れてしまうなど、破損することも多い。飛行中に骨が折れると浮力を失い墜落する。
: 同乗は人間1人が限界で、「重量制限」と説明されている。マイメロとフラット君にお茶菓子、紅茶のポットを1本の傘で運ぼうとした際も骨が折れて墜落した。マリーランドの人は全員が所有しており、大きめの人間用の傘もある。『おねがいマイメロディ』終盤でクロミに奪われた際には手元スペアがなく尽き、フラット君の傘を借りていたが破損させてしまい以降は徒歩で移動せざるを得なくなった。パラソルは『くるくるシャッフル』で補充している。
: マリーランドには地面に傘が生えている地域があり、引き抜くとパラソルとして利用できる。
: 『すっきり♪』では歌などに抱かれて移動することが多くなり、使用する機会が減少している。
; マイメロの気球
: パラソルと違い、一度に多くの人を乗せ、人間界とマリーランドの往来が可能。スピードは遅い。
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: コトコトキッチンはマリーランド人向けの小さな料理しか作ることが出来ないが、フラット君が王様から預かってきた魔法のシールを貼った調理器具で再加工すると人間向けの大きなサイズに変化させることが可能。
; 携帯電話
: マイメロの形を模した電話。頭巾の中に入れて常に持ち歩て、マイメロの形をしている。[[着信メ恵一から買い与えられたクディ|着メロ]]ミと主題歌の『オトメロディ違い、マリランドから来た当初から所持していた。歌やマリーランドとの連絡ができ、[[宇宙]]でも使用可能。[[着信メロディ|着メロ]]は主題歌の『オトメロディー』。着信時のバイブレータの振動に弱く、体が硬直してしまう。待受画面利用料金の有無など金銭的な事情ウサミミ仮面明らかにされていない
: 『くるくるシャッフル』以降は待受画面がウサミミ仮面になった。
; チビメロディ
: 歌のクラスメートの駒鳥つくねの願いで生まれた小さいマイメロディ<ref>その中には小さいクロミとバクもいた。</ref>。分裂してどんどん増えていくが、悪夢魔法を解いた後は5体だけ消えずに残り、歌の教室のマスコットになった<ref>『おねがいマイメロディ』第25話</ref>。
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: 王様から授けられたアイテムの取り扱い方が書かれている<ref>『くるくるシャッフル』第1話</ref>。
; ハイパー・メロディ・タクト
: クロミーズ5に対抗するため、王様に頼みタクトをパワーアップしてもらった。タクトを持ったマイメロの回りを、王様が呪文を唱えタクトを変化させた。お助けカードを2枚出すことが可能。そのための特別な呪文は「マイメロメロメロミメロメロ。あわせてメロメロムメロメロ」を早口で唱えること。失敗すると1人しか召喚できない。マイメロは普段ゆっくりとした舌足らずな口調であるため呪文を失敗することが多く、確実に成功させるためにフラット君と特訓を行い多少改善された。しかしその後も土壇場でリハーサルをした挙句失敗するなど、基本的な成功率は高くない。
: 通常はメロディ・タクトの形状で、召喚時にハイパー・メロディ・タクトへ変形する。最後のくるくるシャッフルは今までに登場したお助けキャラが総登場した<ref>『くるくるシャッフル』第52話</ref>。『すっきり♪』ではハイパー・メロディ・タクトに固定されている。
: 『くるくるシャッフル』第50話で負け犬ビームの影響で破壊されるもピンク音符の願い事で元に戻した。だが『すっきり♪』第51話にて巨大化した黒豹によって再度破壊された。
: 小説『はいすく~る』『ふぉ~えば~』では、通常時は再びノーマルのメロディ・タクトとなっているが、最終局面時のみハイパー・メロディ・タクトに変化させ使用している。