「ティーパーティー運動」の版間の差分

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しかし外交政策においては、海外展開の縮小や国防予算の大幅な圧縮を求めているという点において、リバタリアンは特異であり、その代表格であるロン・ポールは、[[:en:Foreign Policy|フォーリン・ポリシー誌]]に寄稿して、共和党がティーパーティーを取り込んで利用しようとするだけで、ティーパーティーの主張には目を向けていない所を批判した<ref group="#">{{cite web|url=http://www.foreignpolicy.com/articles/2010/08/27/a_tea_party_foreign_policy |title=A Tea Party Foreign Policy |publisher= Foreign Policy |date=2010-08-27 |first=Ron | last=Paul |accessdate=2010-10-04}}</ref>。ポピュリスト右派(中間選挙時にはしばしば”サラ・ペイリンのティーパーティー”と揶揄される方)も、中道とのイデオロギー上の違い、既成政治への不信感から、独自路線を保とうとする団体が多かった<ref group="#">{{cite web|url=http://www.huffingtonpost.com/2010/02/16/michael-steele-and-tea-pa_n_464043.html |title=Michael Steele And Tea Party Leadership Meet In Washington |publisher= Huffington Post |date=2010-02-19 |accessdate=2010-09-20}}</ref><ref name="vw" group="#"></ref>。サラ・ペイリン本人は、まだ将来の大統領選への態度を表明していないためか、日和見的態度をとっており、彼らの指導者のように振る舞ってティーパーティーの支持をあてにしながらも、共和党主流派とも決定的な対立はせず、一部は協力をした。([[#ティーパーティーと2010年中間選挙|後述]])<br />しかし共和党は、これほど実際には政策的違いがあるにも関わらず、差し引きではプラスと考えて、選挙重視の戦略で戦った<ref group="#">{{cite web|url=http://jp.wsj.com/US/Politics/node_143621 |title=米共和党の下院奪還作戦 |publisher= WSJ|date=2010-11-05 |accessdate=2010-11-05}}</ref>。
 
このような事情のため、草の根運動であるティーパーティーは、保守層を結集して無党派層までも一部は取り込んで、中間選挙では勝利はしたが、新しく下院議長となった共和党の[[ジョン・ベイナー]]議長は、難しい議会運営を強いられることになった。躍進したティーパーティー系議員の意見を議会に反映させねばならないが、極端に保守化してオバマ政権の妨害に終始すると、[[1996年]]〜[[1998年]]当時のギングリッチ議長の失敗を繰り返すことにもなりかねないからである。共和党は、穏健派と草の根保守とを融合を模索しているが、債務上限問題などではやはり造反が相次ぎ、軋轢が生まれた。<br {{clear="|left" />}}
 
== オバマ政権の対応 ==
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* 2010年[[6月22日]]、[[サウスカロライナ州]]の共和党州知事予備選で、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事やサラ・ペイリン、ティーパーティーの支持を受けた同州下院議員[[ニッキー・ヘイリー]]候補が、終盤に急速に支持を伸ばし、チェイニー前副大統領らが支持した共和主流派の下院議員グレシャム・バレット<ref>( [[:en:J. Gresham Barrett|J. Gresham Barrett]] )</ref>候補を、決選投票で破って指名を獲得した。ヘイリー候補はインド系アメリカ人、かつ[[シク教|シーク教]]から改宗した[[メソジスト]]ということで、人種差別の疑惑が付きまとうティーパーティー系では異色の候補であった。サウスカロライナ州は今回任期切れで退任する[[マーク・サンフォード]]知事が不倫失踪事件を起こしたことで有名だが、スレンダーな美人のヘイリー候補にも予備選の最中に二人の不倫相手と名乗る男性がメディアに登場するなどの騒動があった。[[11月2日]]、中間選挙ではヘイリー候補が当選し、二人目<ref>ルイジアナ州の共和党現職の[[ボビー・ジンダル]]州知事がインド系では初であった</ref>のインド系知事となった。
* 2010年[[7月27日]]、[[オクラホマ州]]の共和党州知事予備選で、サラ・ペイリンが支持する下院議員[[メアリー・フォーリン]]<ref>( [[:en:Mary Fallin|Mary Fallin]] )</ref>候補が、対立5候補を破って指名を獲得した。[[11月2日]]の中間選挙でも当選した。
:* 2010年[[9月14日]]、[[ニューヨーク州]]の共和党州知事予備選で、ティーパーティーの熱心な支援を受けた不動産開発業者[[カール・パラディーノ]]<ref>( [[:en:Carl Paladino|Carl Paladino]] )</ref>候補が、元下院議員リック・ラジオ<ref>( [[:en:Rick Lazio|Rick Lazio]] )</ref>候補らを破って指名を獲得した。イタリア系移民二世で、ブルドッグを連れて闊歩する姿がいかにもという不動産屋のパラディーノ候補の勝利は予想外のもので、ニューヨークのローカルニュースを驚かせた。しかしゲイバッシングと取られる発言や人種差別的なオバマ批判のメールが問題になって支持は急落し、[[11月2日]]の中間選挙では民主党[[アンドリュー・クオモ]]同州司法長官に大差をつけられて敗北し、アンダードッグ候補の逆転劇とはいかなかった。敗北会見では、(本人の説明では民衆の怒りの象徴という)オレンジ色のバットを持って現れ、映画「[[アンタッチャブル (映画)|アンタッチャブル]]」の真似<ref>パラディーノ候補はマフィアと揶揄されていたので、カポネが反対派をバットで撲殺したシーンを模したものと思われる</ref>をして「これではまだ終わらない」と再起を誓っていた<ref group="#">{{cite web| first=Nick| last=Wing |url=http://www.huffingtonpost.com/2010/11/03/carl-paladino-bat-new-york_n_778070.html |title=Carl Paladino Concedes, Brandishes Bat, Tells Cuomo He Risks 'Having It Wielded Against' Him (VIDEO) |publisher= Huffington Post |date=2010-11-04 |accessdate=2010-11-05}}</ref>。<br {{clear="|right">}}
 
== ティーパーティーと2016年大統領選挙 ==