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視覚的外界の全体の動き(optic view)により誘発される眼が外界を追いかける運動を視運動性反射(optokinetic reflex)という。この運動が連続する場合を視運動性眼振という。自動車や列車から景色を眺めている時におこる[[眼振]]である。緩徐相は外界の動きと同じ方向であり、急速相が逆方向で視線をリセットさせる補助的な運動である。急速相は律動性眼球運動である。
 
;バージェンス(Verfence(Vergence、または輻湊、開散)
垂直、水平方向に移動する対象を両眼視するためには両眼がおなじ動きをする共同性眼球運動が必要である。前後方向(奥行き)に移動する対象を両眼視する場合は両眼の水平眼球運動が逆向きに生じる非共同性眼球運動を行わなければ両眼の中心窩で同じ対象をとらえることはできない。近接に対する両眼の内転運動を輻湊といい、逆に近接した対象から離れた時の外転運動は開散という。これらの運動を両眼離反運動即ちバージェンスという。なお輻湊の際に、縮瞳が起こることを調節という。バージェンスでは核上性の信号がPPRFや外転神経核、核間神経(MLFをとおる)を介さず、[[上丘]]吻合部から中脳網様体(動眼神経核の背側正中にあるとされる輻湊・開散中枢)を介して投射される。すなわち核間神経麻痺では共同運動としての内転は障害されるが輻湊としての内転は障害されない。