「循環定義」の版間の差分

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== 概説 ==
端的に言えば、ある事柄の定義文に、その事柄自体の名称を用いた場合が循環定義である。例えば、"[[カシ]]"の定義文として、「[[どんぐり]]をつける[[木]]」としたとき、どんぐりの定義文を「カシの作る[[種実類]]」とする。定義文を相互に代入するとカシの定義文が「[[カシ]]の作る種実類をつける木」、どんぐりの定義文が「[[どんぐり]]をつける木の作る種実類」となり循環定義となる。このように、定義が循環すると'''定義文のみの知識では事柄概念の相対的な位置付けは理解できるが、定義する事柄概念自体の絶対的な理解が出来ない'''ため、定義は成立しない。<br />
循環の輪が大きい場合には、循環定義を発見することが難しくなるが、循環に関係する事柄の数が多くなるため実際の理解においては既知の事柄を経由する可能性が大きくなり問題とならない場合も多い。
そもそも、語彙が有限であり、全ての語彙を定義するためには既に定義されている語彙を用いるか、一切定義されていない語彙を用いる必要が有るため、循環定義を完全に無くすことは不可能である([[ミュンヒハウゼンのトリレンマ]])。