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{{Portal|文学}}
『'''ケインとアベル'''』(''Kane and Abel'')は、[[ジェフリー・アーチャー]]が[[1979年]]に発表した小説。[[イギリス]]で[[テレビドラマ]]化され、日本でも放された。書名は[[旧約聖書]]『[[創世記]]』に登場する兄弟相克の物語「[[カインとアベル]]」(''Cain and Abel'' - ケイン(Kane)は姓であるが、英語読みの音が同じ)にちなんで付けられている。
 
[[20世紀]]の現代史を背景に、生い立ちの異なる2人の主人公を、双方の視点から交互に描き、やがて2人の運命が交錯するストーリー。アーチャーはサクセス・ストーリーを描く長編(アーチャーは、このような作品を[[サガ|サーガ]]と呼んでいる)、国際的な陰謀を描くサスペンス劇、短編集といった順で著作を発表しているが、以後も長編作品においてはこのスタイルが取られている。本書の続編として、主人公アベル・ロスノフスキの娘フロレンティナを主人公に、彼女が[[アメリカ大統領]]の座を目指す長編『[[ロスノフスキ家の娘]]』([[1982年]])があり、フロレンティナの幼少時から描かれる前半部は、『ケインとアベル』の物語を別視点からなぞる構成になっている。
 
== あらすじ ==
[[1906年]][[4月16日]]、遠く離れた[[ポーランド]]と[[アメリカ合衆国]]に2人の男の子が誕生した。
 
ポーランドに生まれたヴワデグは貧しい罠猟師に拾われ、実の子同然に育てられた。学校で優秀な成績を修めた彼は、やがてロスノフスキ[[男爵]]の子息レオン(実は腹違いの兄弟)の学友として男爵の城で教育を受けるようになった。
 
アメリカに生まれたウィリアムは[[銀行家]]の父を持ち、生れ落ちたときから上流私立校への入学を予約するような上流界層の[[御曹司]]であった。
 
生誕地も境遇も全く異なる2人であったが不思議な因果で接点を持つようになる。
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※括弧内は日本語吹き替え
: *([[羽佐間道夫]] [[津嘉山正種]] [[久米明]] [[近藤洋介 (俳優)|近藤洋介]] [[小林哲子]] [[古川登志夫]] [[藤田淑子]] [[幸田直子]] [[山口果林]] [[田村錦人]] [[宮部昭夫]] [[水沢アキ]] [[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]] [[富田耕生]] [[小林尚臣]] [[谷口節]])
:* 演出:小林守夫、河村常平 翻訳:森田瑠美 調整:小野敦志 効果:遠藤堯雄、桜井俊哉 選曲:東上別府精 製作:[[ケイエスエス]]
 
== 関連項目 ==
* [[ペニャキ]]  - [[ウクライナ]]の村。領主であったチェンスキ一族はアベル・ロスノフスキの一族と同様、その財産を奪われた。
 
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[[Category:イギジェフスの小説ー・アーチャー]]
[[Category:1979年の小説]]
[[Category:イギリスの小説]]
[[Category:小説を原作とするイギリスのテレビドラマ]]
[[Category:小説を原作とするテレビドラマ]]
[[Category:アメリカ合衆国を舞台としたテレビ番組]]
[[Category:ポーランドを舞台とした作品]]
[[Category:小説を原作とするテレビドラマ]]
[[Category:ジェフリー・アーチャー]]
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