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=== 水源からコモ湖まで ===
{{see also|ヴァルテッリーナ}}
アッダ川は、ロンバルディア州[[ソンドリオ県]]北東部の{{仮リンク|ラエティア・アルプス山脈|en|Rhaetian Alps}}({{lang-it-short|Alpi Retiche}})に源を発する川である。アッダ川の集水源域の最高峰は、[[スイス]]との国境にも近いアルピセッラ峠 ({{lang|it|Passo di Alpisella}}、[[ヴァルディデソントロ]]と[[ドリヴィーニョオ]]の間北方に位置すある2285mの鞍部) の東麓、ヴァロンバル・ディアルピセッラ ({{lang|it|[[:it:Val Alpisella|Val Alpisella]]}}) にある。集水域の州最高峰はのラ・スペドラ山{{enlink|La Spedla}}(4020m)。
アッダ川の水源は、[[ソンドリオ県]]北東部のヴァル・アルピセッラ ({{lang|it|[[:it:Val Alpisella|Val Alpisella]]}}。[[ヴァルディデントロ]]村域内) にある。川はじめアルピセッラ峠東麓の水源から南西にへと流れ、複数の小さな流れがを集まってくめる。アッダ川最上流部の谷はヴァッレ・ディ・フラエーレ ({{lang|it|[[:it:Valle di Fraele|Valle di Fraele]]}}、別名: ヴァッレ・ディ・カンカーノ {{lang|it|Valle di Cancano}}) とも呼ばれている。アッダ川最上流部の水は、ヴァッレ・ディ・フラエーレには作られた人工湖カンカーノ湖{{enlink|Laghi di Cancano||it}}が築かれてにいったん貯えられる(。カンカーノ湖は、カンカーノ・ダムによって作られたサン・ジャコモ湖{{enlink|Lago di San Giacomo||it}}と、その下流に後から作られた第二カンカーノ・ダムによって作られた第二カンカーノ湖{{enlink|Lago di Cancano II||it}}という、2つのダム湖が連なったものである)。
[[ボルミオ]]付近でフロドルフォ川{{enlink|Frodolfo||it}}など他の谷筋からの河川を集め、水量を増やしたアッダ川は、南に流路を転じる。川の流れはやがて南西方向から西方向へと変化していく。アッダ川上流域の'''[[ヴァルテッリーナ]]'''と総称される谷筋の河畔には、[[ティラーノ]]や[[ソンドリオ]]などの町が作られている。ティラーノでは{{仮リンク|ポスキアヴィーノ川|it|Poschiavino}}が右岸から、ソンドリオではやはり右岸からマッレロ川{{enlink|Mallero||it}}が合流する。北イタリアにおいて、大きな川が「東から西へ流れる」の大きな川は、アッダ川上流の流れ部が唯一である。川はレッコ県域に入り、[[コーリコ]]の北で[[コモ湖]](レッコ湖)に注ぐ。
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File:Autunno 2005 065.jpg|カンカーノ湖の10月
File:Fiume Adda, Tirano, 2014.JPG|ティラーノのアッダ川
File:Pianspagna.jpg|コモ湖に流入するアッダ川(北側から)
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