「SAPジャパン」の版間の差分

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同社の主力製品である[[ERPパッケージ|ERP]]ソフトウェア[[SAP R/3|SAP]]はERP市場で世界的にも日本市場においても圧倒的なシェアを持っており、競合他社には、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[オラクル (企業)|オラクル]]などがあり、シェア争いを繰り広げている。
 
しかし一般に[[SAP (企業)|SAP]]社のERP製品を導入することは非常に大規模なプロジェクトとなり、時間・資金共に実質大企業向けの製品となっていた。そのため近年では中小企業がオープンソースERPと呼ばれる無償のERPを導入する事例も増えてきたことを受け、SAPジャパンは近年、業務拡大のため中小企業向けのソリューション提供も進め行っており、年商50億円を切る規模の企業に対するサポートも行っている。
 
最近で2006年にソフトウェア業界の潮流である[[SOA]](サービス指向型アーキテクチャ)に対応した製品ラインとして「SAP ERP 6.0」をリリース、各業界におけるノウハウや保有するソフトウェア資産を有効活用する「エンタープライズSOA」というアーキテクチャを発表、企業の柔軟性や俊敏性、広範囲な可視性を複雑なシステム環境下で実現する「[[ビジネスプロセス]]プラットフォーム」(BPP) といった新しいコンセプトを打ち出すと共に、従来のビジネスアプリケーションに加えてBPPを実現するプラットフォームとして[[SAP NetWeaver]](ネットウィーバー)をリリースするなど、エンタープライズ・ソフトウェア業界の覇者として活発な動きを見せている。
 
2008年にビジネスインテリジェンス(BI)業界最大手の仏ビジネスオブジェクツ社を独[[SAP (企業)|SAP]]が約8,000億円(当時の時価)で買収、2009年1月に完全併合。BI、ETLなどの情報統合・情報活用分野でも大手の一角に躍り出た。これに伴いSAPジャパンは同社製品を核に、その他の買収製品や自社開発製品をスイート化、SAP BusinessObjectsとしてBI,EIMのほか、EPM(経営管理、連結、予算管理)やGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス管理)、サステイナビリティー管理などへとポートフォリオを広げている。
 
2011年6月にはインメモリーデータベースSAP HANAを一般向けにリリース。2015年2月にはSAP HANAをデータベースとして採用した次世代ERP「SAP S/4 HANAをリリースした。
 
また、近年ではオンプレミス製品依存からの脱却とクラウドサービスの展開を図っており、2014年4月には国内2ヶ所にデータセンターを開設した。
 
== オフィス ==