「日本以外全部沈没」の版間の差分

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こうなったのも3年前の[[2011年]]、原因不明の天変地異でアメリカ大陸が1週間で海に沈んだのが最初。大統領たちが[[エアフォースワン]]で脱出したり、4000人乗った飛行機が墜落したり大混乱。[[アカデミー賞|オスカー]]俳優ジェリー・クルージングと妻のエリザベス・クリフトも「貧乏くさい日本映画に出たくない」といいながら、自家用ジェットで日本に移住。新聞記者「おれ」の妻キャサリンはアメリカ人で家族は中国に向かったかもしれないと慰める。輸入に頼っている食糧は高騰している。1週間後、中国大陸が沈没を始め、その1週間後にはユーラシア大陸がすべて、その2日後にはアフリカ大陸、翌日にはオーストラリア大陸が沈没。田所博士によれば、地球温暖化でマントルが動き、挟まれた日本列島だけが突出したという。
 
避難民たちで日本の人口は5倍になる。1ドル5銭になって外国で裕福な暮らしをしていた者たちも極貧になる。外国人芸能人たちがもてはやされたが、すぐに視聴率が低迷。捕鯨禁止を訴える国がなくなったため鯨肉が安くなる。英会話学校が倒産して日本語学校が繁盛。外国人犯罪が多発し対外国人治安祖域が維持組織が結成される。お握り1個で仲間を売る外国人が増える。外国人娼婦は10円でも見向きもされず、5000円という女性を見たらエリザベスだった。「おれ」が外国人蔑視を強めるのと反比例して、移民を増やすべきというキャサリンの愛情は冷める。キャサリンは[[うまい棒]]を万引して特殊部隊GATに捕まったジェリーと一緒の国外追放を選ぶ。北朝鮮がテロを起こすが、田所博士は日本も沈むと予言して地震が起き、安泉首相はリンチを受ける。
 
=== キャスト ===
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2度目の映画化であった[[東宝]]の[[日本沈没#2006年の映画|『日本沈没』(2006年版)]]に公式に便乗しての製作となり、タイトルロゴも『日本沈没』の字体をそのまま用いている。小松左京は映画化に関しては許可したものの出演依頼は断った。理由としては「できすぎるパロディーを書かれた原作者はいつまでも根に持つ」とのことである<ref>映画版の公式サイト並びに劇場パンフレットには小松本人のコメントが掲載されている。筒井康隆が[[カメオ出演]] している。</ref>。
 
作中での時代設定は[[20112014年]]。
 
==== 配役 ====