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{{thumbnail:ノーベル賞受賞者|2016年|ノーベル化学賞|[[分子マシン]]の設計と合成}}
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'''ジャン=ピエール・ソヴァージュ'''(Jean-Pierre Sauvage, [[1944年]][[10月21日]]- )は、[[フランス人]][[化学者]]。専門は[[超分子化学]]。

「[[分子マシン]]の設計と合成」が評価され、[[サー]]・[[フレイザー・ストッダート]]、[[ベルナルト・L・フェリンハ]]と共に、2016年[[ノーベル化学賞]]を受賞した<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05HEC_V01C16A0CR8000/ ノーベル化学賞に欧米3氏分子機械の開発 ]([[日本経済新聞]])</ref>。
 
== 経歴 ==
1944年10月21日に[[パリ]]生まれ。[[ストラスブール大学|ストラスブール第一大学 (ルイ・パストゥール大学)]]で(1987年にノーベル化学賞を受賞した)[[ジャン=マリー・レーン]]の下で[[Ph.D.]]を取得した。Ph.D.課程中、[[クリプタンド]]配位子の最初の合成に貢献した<ref>{{cite journal |last=Collin |first=J. P. |last2=Sauvage |first2=J.-P. |title=Electrochemical reduction of carbon dioxide mediated by molecular catalysts |journal=Coord. Chem. Rev. |year=1989 |volume=93 |issue= |pages=245–268 |doi=10.1016/0010-8545(89)80018-9 }}</ref>。[[:en:Malcolm Green]]との博士号取得後の研究の後、[[ストラスブール大学]]の[[名誉教授]]となった。
 
電気的な二酸化炭素削減や、[[光合成]]関連などさまざまな分野で仕事をしている<ref>{{cite journal |last=Collin |first=J. P. |last2=Sauvage |first2=J.-P. |title=Electrochemical reduction of carbon dioxide mediated by molecular catalysts |journal=Coord. Chem. Rev. |year=1989 |volume=93 |issue= |pages=245–268 |doi=10.1016/0010-8545(89)80018-9 }}</ref>。彼の仕事での大きなテーマは分子[[トポロジー]]で、特に分子アーキテクチャを機械的に連動させる事である。彼は、配位錯体を基に[[ノット型高分子]]、[[カテナン]]の合成について説明した<ref>{{cite journal |last=Dietrich-Buchecker |first=C. |last2=Jimenez-Molero |first2=M. C. |last3=Sartor |first3=V. |last4=Sauvage |first4=J.-P. |title=Rotaxanes and catenanes as prototypes of molecular machines and motors |journal=Pure and Applied Chemistry |year=2003 |volume=75 |issue= |pages=1383–1393 |doi=10.1351/pac200375101383 }}</ref>。
 
1997年11月24日に[[フランス科学アカデミー]]のメンバーとなる。
 
2016年、サー・フレイザー・ストッダート、ベルナルト・L・フェリンハと共に、2016年[[ノーベル化学賞]]を受賞した。
 
== 主な受賞歴 ==