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== 概要 ==
100個のテレビの中に100個のソフトが入っており、1つずつ順番にスイッチを入れてそのテレビの中身を見ていく、という体裁をとる。映像作品やゲームなど、当時の最先端のメディアアートや古典的メディアアートの合間に『TV シンドローム 自己診断ソフト』と題するイメージ映像や『SAISON環境映像』と題する環境映像が適時挿入される。[[アップル インコーポレイテッド(企業)|アップル]]、[[Amiga]]、[[アタリ (企業)|アタリ]]など海外パソコン用のゲームも多数紹介されており、日本で発売されているアーケード版やファミコン版ではなく、わざわざ日本で発売されていないAmiga版やAtariアタリ版を紹介するなどのこだわりがある。
 
製作は[[小牧次郎]]と[[福原伸治]]による。共に当時フジテレビに入社して数年の若手であった。また、製作にはSEDIC(西武デジタルコミュニケーションズ、西武[[セゾングループ]]のメディアアート部門)が協力している。制作プロデューサーは当時にSEDICに在籍していた[[石原恒和]]。CGを担当した[[岩井俊雄]]、BGMを担当した[[松浦雅也]]やEXPO([[山口優]]と[[松前公高]])など、後にメディアアーティストとして著名となる若手クリエータが多数参加している。また、TVシンドロームを担当したのは映像作家の[[中野裕之]]。100個のテレビをCGで描いたのは岩井であり(岩井にとってはAmigaを用いた初の仕事である)、後の『[[ウゴウゴルーガ]]』における「テレビくん」の原型となった<ref>[http://www.ntticc.or.jp/Archive/1996/NewSchool95/Interview_iwai/interview11_j.html]</ref>。