「フォース (スター・ウォーズ)」の版間の差分

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生まれつきフォースに敏感な者は、目には見えないこのフォースの「流れ」を感じ取り、更にそれを制御して、自由に操作することが可能である。
 
[[ルーク・スカイウォーカー]]、[[ヨーダ]]、[[オビ=ワン・ケノービ]]、[[クワイ=ガン・ジン]]などを代表とする[[ジェダイ|ジェダイの騎士]]が用いるフォースは「ライトサイド(光明面)」「アシュラ」と呼ばれる。
 
一方で[[ダース・ベイダー]]([[アナキン・スカイウォーカー]])、[[ダース・シディアス]](パルパティーン)、[[ダース・モール]]などのシスの暗黒卿。また[[アサージ・ヴェントレス]]や[[ジョルース・シボース]]などに代表される[[ダーク・ジェダイ]]は、怒りや憎しみといった負の感情によって引き出される攻撃性に特化した「ダークサイド(暗黒面)」「ボガン」と呼ばれるフォースを用いる。
 
更に、ベンドゥの様に光と闇の中間に立ちバランスを保つ者も存在する。
 
『[[スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス|エピソード1]]』では、生物の細胞中に含まれる共生生物「'''ミディ=クロリアン'''({{En|Midi-chlorians}})」の値がフォースの強さに影響を持つことが示唆されており、各個人の扱うフォースの強さは生得的な要素が大きいと考えられる。
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他にも、落下物を押しとどめたり、敵機同士を衝突させたり、進んでくる相手や障害物を後退させたり、砂や水を巻き上げて目を眩ましたり、ライトセーバーを起動状態のままブーメランのように投げつけたりとトリッキーな使い回しもできる。
 
相応の訓練を積めば、宇宙船のような巨大な物体でさえ自在に動かし、[[スター・ウォーズ登場テクノロジー一覧#ブラスター|ブラスター]]のレーザー弾も掌からのフォース・プッシュでかき消したり、偏向させたりするほどの力を発揮する事も出来る。この力を自分自身に対して使用する事で落下時の衝撃を和らげたり、宙に浮くことすらも可能であり、アナキンとアソカ、ケイナンとエズラ[[ダソミア]]で実際に行った例などがあている。
 
[[ライトセーバー]]や[[ジェダイ・スターファイター]]の中には、この技を用いなければ起動スイッチを操作出来ない仕組みになっているものもあり、特にジェダイやシス達が、彼らの教義を含めた重要な情報を記録・閲覧するために使用するホロクロンと呼ばれる装置は、その大半がこの能力を用いなければ、起動や記録媒体の出し入れが行えない構造になっている。
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この技術はシスの暗黒卿に限った事ではなく、ヨーダやルークのようなジェダイも無駄な争いをさけるために、威嚇や警告する意味合いで威力を抑えて使用することがある。
 
レジェンズ(非正史)では[[コラン・ホーン]]など、この能力を持たないジェダイもいる。
 
=== 身体能力の強化 ===
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ヨーダは、戦闘時にこの能力を使うことで普段は杖を必要とするほど衰えている体力をカバーし、むしろ他のジェダイよりも遥かに素早い動きを可能にしている。また、ダース・シディアスや[[ドゥークー伯爵]](ダース・ティラナス)といったシスの暗黒卿も、老体であるにもかかわらず驚異的な身体能力を発揮する。作品中でも最高レベルの実力者達が、高齢であるにも関わらず非常に高い戦闘能力を持つことからも、フォースの使い手に肉体の老化は殆どマイナスにはならないと言える。
 
上記のように、主に強化されるのは戦闘時における肉体である場合が多いが、レジェンズ(非正史)では肉体面以外の強化もある。
例えば、[[マラ・ジェイド]][[聴覚]]や[[嗅覚]]などを強化して情報収集に利用する技をダース・シディアスから授けられている。
他にも特殊な例として、二つの大きな口を持つ種族アイソリアンのジェダイ・マスター・[[ロロン・コロブ]]はその独特な[[声帯]]を強化して大声を出し、更に上記の「直接触れることなく対象を動かす力」でその振動を一点に集中させる事で空気中に強力な嵐を引き起こす技を編み出している。
 
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ただしあくまで相手の感情の動きを読み取るのみに限定されるため、相手が強固な意志により極端に感情を抑えている場合や「[[オーダー66]]」に事務的に従っていた時の[[クローン・トルーパー]]の様に、一切の感情を伴わずに行動している場合などにはその行動を予測出来ないことも多い。実際にヨーダや[[メイス・ウィンドゥ]]達は、目の前にいるパルパティーン議長が実はシスの暗黒卿ダース・シディアスであると見抜けなかった。これはヨーダが「フォースの暗黒面は読みづらい」と語っていた通り、同等かそれ以上の実力を持つシディアスが、その暗黒面の力と驚異的な忍耐力で真意を隠し続けていたからである。
 
ヨーダとメイスは、自分達の力に陰りが生じてきたことを自覚しており、それが敵の知れる所になることを危惧する。後に、シスの暗躍に対し盲目であったがために、その台頭を許してしまったと猛省するのであしている。
 
=== 他者の心を操る ===
「'''マインドトリック'''」や「心理操作」とも呼ばれる。上記の「他人の心を読み取る力」に関連して、他人の心に意思を植え付け、その行動をある程度制御することができる。フォースを集中させながら、ひらりと掌を翳して相手に話し掛けると、相手はその言葉通りに思考しそれを鵜呑みにする。オビ=ワンはこの能力に優れており、敵から賞賛を受けたこともある。
 
しかし相手が、強固な意志を持っている場合は余り効果がない。ハットやトイダリアンなど、種族としてマインドトリックが通用しない者もおり、[[ジャバ・ザ・ハット]]や[[ワトー]]などには全く効果がなかった。ただ、命令に従って動いているだけの[[ストームトルーパー (スター・ウォーズ)|ストームトルーパー]]などには、軒並み有効な様である。
 
熟練者の中には相手の記憶の操作を可能とする者もおり、惑星モーティスでフォースの化身である謎の親子に出会ったアナキンは、親子の「息子」に自身がシスの暗黒卿ダース・ベイダーとなる未来を知らされて一時的にダークサイドに堕ちたが、「父親」によってこの時の記憶を消されている。また、レジェンズ(非正史)でもルーク気絶させた相手から戦闘に関する記憶を消すということを幾度か行っている他、[[キップ・デュロン]]は超兵器「サン・クラッシャー」を入手した後、再び同様の兵器を開発する可能性のある研究者のから、ダークサイドのフォースを使って他の多くの記憶と共に、超兵器に関する情報を完全に消し去った。また、惑星モーティスでフォースの化身である謎の親子に出会ったアナキンは、親子の「息子」に自身がシスの暗黒卿ダース・ベイダーとなる未来を知らされて一時的にダークサイドに堕ちたが、「父親」によってこの時の記憶を消されている。古代のシスの暗黒卿[[ウリック=ケル・ドローマ]]は、ジェダイとの戦いでフォースの技法に関する記憶を奪われ、フォースが使えなくなったとされている。
 
レジェンズ(非正史)では旧共和国時代のジェダイ騎士団に伝わる技術として、この能力を応用して戦場に於ける味方や敵の士気を操作することで、戦闘を有利に運ぶ「戦闘瞑想」という技が存在し、[[オポー・ランシセス]]が[[クローン大戦]]で実際に使用している。[[ダース・シディアス]]や[[ジョルース・シボース]]もこれとよく似た技を使用し、指揮下にある帝国艦隊の士気を鼓舞したり兵士の意思を操ることもできた。
 
=== 自身の考えを相手に送る ===
いわゆる、[[テレパシー]]と呼ばれる能力で、上記の「人の心を操る力」に関連して、自身の頭の中に抱いたイメージを他人に送ることができる。力量や波長さえ合えば、長距離を隔てても意思を伝えることが可能であり、ジェダイ同士であればそれを利用して言葉を使わずに会話をすることも可能である。
 
ルークは[[ベスピン]]でダース・ベイダーに敗北した際に、この能力を使って[[レイア・オーガナ]]に助けを求めた他、オビ=ワンも自分の家に「近寄るな、立ち去れ」という意思の結界を張り、ジャワやタスケン・レイダー等の進入を防いでいた。
 
レジェンズ(非正史)では更に幅広い活用がされている。
 
この能力は[[言語]]を持たない[[動物]]や[[昆虫]]などに対しても有効であり、[[ジェイセン・ソロ]]は特にその能力に秀でている。興奮した猛獣を鎮静化させたり、大型動物を乗物として利用したりといった技はジェダイにとって一般的な技術として確認でき、ルークはバクラで自分の体内に侵入した吸血生物に対して、新鮮な血液のイメージを送ることで喉まで誘導し吐き出したことがある。
オビ=ワンも自分の家に「近寄るな、立ち去れ」という意思の結界を張り、ジャワやタスケン・レイダー等の進入を防いでいた。
この能力で日頃から絆を深めた動物と連携を取って戦うジェダイも存在しており、[[ヨーダ]]は[[クローン大戦]]でキバックという動物に度々騎乗している他、[[キ=アディ=ムンディ]]はアリクスという大型の鳥を召喚する事ができる。
 
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惑星モーティスに住むフォースの化身である親子の一員である「娘」は、「息子」によって殺害された[[アソーカ・タノ]]を蘇生した。しかし、この時既に彼女自身も「息子」によって致命傷を負わされていたとはいえ、アソーカの蘇生と引き換えに自らが命を落としている。
レガシー時代のスカイウォーカー家の末裔[[ケイド・スカイウォーカー]]はこの力の片鱗を見せ、フォース・ライトニングを応用して自分のマスターの命を救っている。
 
基本的にはレジェンズ(非正史)の登場が殆どで、カノン(正史)で登場した例はモーティスの「娘」が使用したのみである。
 
=== 霊体化 ===