「中期朝鮮語」の版間の差分

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訓民正音の創製後、ハングルによる書籍が盛んに刊行された。主なジャンルと代表的な文献は以下の通りである。
*仏典:『[[釈譜詳節]]』(1447年)、『[[月印釈譜]]』(1459年)、『[[楞厳経諺解]]』(1462年)、『[[法華経諺解]]』(1463年)など。刊経都監から多くの仏典が朝鮮語訳された。『釈譜詳節』は諺解に拠らない散文体であり、また銅活字により印刷されており、文学的・書誌学的にも資料価値が高い。
*詩歌:『[[飛御天歌]]』(1447年)、『[[月印千江之曲]]』(1447年)、『[[分類杜工部詩諺解]]』(1481年)など。『飛御天歌』と『月印千江之曲』は現代の正書法に似た形態主義的な表記法を一部に採用しており興味深い。
*民衆教化書:『[[三綱行実図諺解]]』(1481年頃)など。この書籍は李氏朝鮮の儒教擁護政策とあいまって、李朝を通してたびたび重刊本が刊行されており、中期朝鮮語から近世朝鮮語にかけての言語的変遷を見る上で重要な資料である。