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'''トゥパック・ワルパ'''(''Tupac Huallpa''、?-[[1533年]]、在位:[[1533年]])は、名目上[[インカ帝国]]の14代[[インカ皇帝|皇帝]]。父は11代皇帝[[ワイナ・カパック]](''Huayna Capac'')。兄に12代[[ワスカル]](''Huascar'')、13代[[アタワルパ]](''Atahualpa'')、弟に15代[[マンコ・インカ・ユパンキ]](''Manku Inka Yupanki'')がいる。ただし一説によると、マンコ・インカ・ユパンキはワイナ・カパックの子ではなく下級貴族出身ともいう。
 
[[ペルー]]の[[スペイン]]征服期において[[コンキスタドール]]の[[フランシスコ・ピサロ]]によって擁立された、傀儡インカ皇帝である。実質的に最後の皇帝であった[[アタワルパ]]の死後、スペインの征服者たちは、現地人にインカによる統治がまだ続いていると思わせるため、傀儡としてトゥパック・ワルパをインカの支配者に任命し、荘厳な承認式を挙げ即位させた。彼と彼の親族は、スペイン人が彼を利用してペルーを統治し、彼の国の金銀財宝を収奪していることを知らなかった。