「三大ピラミッド」の版間の差分

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{{main|カフラー王のピラミッド}}
 
[[カフラー]]王のものとされるピラミッドは、三大ピラミッドのうち中央に位置する。高さはおよそ136メートル(頂上部分が一部崩れているため、創建当時より低くなっている)。頂上付近に創建当時の化粧石が一部残っている。見かけ上、三大ピラミッドの中でもっとも高いように見えるが、それはカフラー王のピラミッドが立っている岩盤が、クフ王のそれに比べてやや高くなっているためで、実際はクフ王のピラミッドの方が高い。内部には通路と玄室が存在するのみで、その玄室も中空にあったクフ王のものとは違い、地面と同じ高さに建設されている。カフラー王のピラミッドの東側には葬祭殿が存在し、そこから東へと参道が伸びている。参道の入り口にはギザの大スフィンクスが存在する。この位置関係から、ギザの大スフィンクスはピラミッドを守護するためにカフラー王によって建設された、ピラミッド複合体の一部であるという説が最も有力であるが、カフラー王のピラミッドを除いてこうした[[スフィンクス]]が存在するピラミッドは存在せず、それ以外はほかのピラミッド複合体とすべて共通しているため、スフィンクスはピラミッド建設以前から存在し、それを取り込むようにしてカフラー王がピラミッドを建設したという説も存在する。
 
スフィンクスはもともとあった岩山をそのまま掘り下げて建設したものであり、一枚岩としては世界最大の石像である。そのため、過去何回か首まで砂にうずもれ、その後掘り起こされるといったことを繰り返している。スフィンクスの東にはスフィンクス神殿が、さらにその東にはカフラー王ピラミッドの河岸神殿が存在する。