「頭髪」の版間の差分
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頭髪は[[ケラチン]]という硬質[[たんぱく質]]で形成されている。3重構造になっており、中心部にあるのが髄質(毛髄)で、その周囲を皮質(毛鞘)が取り巻き、その外側を毛表皮([[クチクラ]]、キューティクル)が覆っている。ただし髄質は、ないものもあり、その役割ははっきりしない。
頭髪の直径はおよそ0.05mmから0.15mmの範囲であるが、個人差及び人種差が大きい。一般に[[
尚、ショックにより一日で頭髪が真っ白になるという話が伝わっているが、医学的にはメラニン色素が一日で髪の毛から抜ける物理現象はありえない。
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成長の速度もやはり個人差や人種差があるが、東アジア民族でおよそ11 cm/年 = 0.3 mm/日 = 3 nm/秒である。
頭髪の色は、皮質に含まれる[[メラニン]]の量によって決まる。人類の大部分は多量のメラニンを含んだ黒色の頭髪であるが、
毛の根元にある毛胞は非常に速く成長する。そのため[[抗がん剤]]投与などの化学療法によりしばしば頭髪を失うことがある。抗がん剤は速く成長する細胞に働くため、[[がん]]細胞だけでなく毛包にも作用することによる。毛細胞の代謝を抑える為に冷却して低温に保つ事で脱毛を抑える事もある。
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日本の[[平安時代]]の[[貴族]]女性において、髪の長さは美しさであった。[[村上天皇]]の宣耀殿の女御の髪の長さは、[[大鏡]]に記述がある。
== 関連項目 ==
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