「図形の合同」の版間の差分

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[[File:Congruent_non-congruent_triangles.svg|thumb|370px|図形の合同の例。左の二つの図形が互いに合同、その隣はそれらに[[図形の相似|相似]]である。一番右は他のどれとも合同でも相似でもない。注意すべき点は、図形の合同において位置や向きといった一部の性質・量は変わるが、[[距離]]や[[角度]]といった性質・量は変わらないということである。このように変わることのない性質・量を[[不変量]]と呼ぶ。]]
[[ユークリッド幾何学]]において、二つの図形が'''合同'''(ごうどう、{{lang-en|congruence}})とは、それらの[[図形|形]]と大きさが同じであるということを数学的に表した概念である。場合によっては、形と大きさが同じである他に、一方が他方の[[鏡像]]である場合を含める<ref>{{cite web | url=http://web.cortland.edu/matresearch/OxfordDictionaryMathematics.pdf |title=Oxford Concise Dictionary of Mathematics, Congruent Figures | first1=C.|last1=Clapham|first2=J.|last2=Nicholson | publisher =Addison-Wesley | year =2009|page=167|accessdate=September 2013}}</ref>。より厳密に言えば、二つの点集合が(互いに)合同であるとは、一方が他方に[[等距変換]](すなわち、[[平行移動]]、[[回転移動 (数学)|回転]]および[[(対称移動 (数学)|]]([[鏡映]]という'''剛体運動''' (''rigid motion'') の組み合わせ)で移るとき、かつそのときに限り言う。これはつまり、いずれか一方の図形を位置を変え、あるいは鏡像反転して(しかし大きさは変えずに)他方の図形に一致させることができるということである。紙の上に書いた二つの異なる平面図形が互いに合同ならば、それらを切り取って(必要ならば紙を裏返して)ぴったり重ねることができることになる。
 
初等幾何学では以下のような形で「合同」という語がしばしば用いられる<ref>{{cite web|url=http://mathopenref.com/congruent.html|title=Congruence|publisher=Math Open Reference|year=2009|accessdate=September 2013}}</ref>