「鶴岡市立加茂水族館」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Manabuohara (会話 | 投稿記録)
ガイドブックではないのでバスの時刻表は不要
82行目:
同年6月には地元出身者が経営する<ref name="diamond20140722">[http://diamond.jp/articles/print/56384 落ちこぼれ水族館が「クラゲで世界一」に変わるまで 加茂水族館の名物館長が振り返る「波乱万丈半生記」](ダイヤモンド・オンライン 2014年7月22日)</ref>[[佐藤商事]]([[東京都]])が負債1億4000万円を含めて経営を引き継いだ。それでも経営は上向かず、[[1976年]](昭和51年)[[10月29日]]の[[酒田大火]]の日には強風と高波により当館は大きな被害を受け、さらに[[安定成長]]期に入ったため入館者数は長期低落傾向を示した。競合相手の新潟市立新潟水族館が[[1990年]]([[平成]]2年)に移転オープンしさらに大型化して注目される中、打開策として[[バブル景気]]期から計画し多額の資金を投じて[[1993年]](平成6年)に実現した人気の[[ラッコ]]の飼育・展示でさえ低落傾向を止めることが出来ず、かえって負債を増やす結果になった。
 
[[1997年]]度(平成9年度)には過去最低の入館者数9万2183人となったが、[[サンゴ]]の水槽で偶然クラゲが発生すると、それを見逃さずに展示に結びつける[[セレンディピティ]]があり、ここから反転攻勢が始まった<ref>{{cite news |title=全力で「バカ」をやれば道が開ける、世界一のクラゲ水族館に学ぶ大逆転の秘策|author= |agency=|publisher=JB Press |date=2013-02-13 |url=http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37089|accessdate=2013-12-30}}</ref>。クラゲに特化した展示や商品開発をすることで10万人/年度の入館者数に戻し、[[2000年]](平成12年)にはクラゲ展示種類数日本一となった。競合相手の秋田県立男鹿水族館が建て替えのため一時閉館関連商品やイベントは、客を大笑いさせることを企図てクラゲ[[2002年アイスクリーム|アイス]](平成14年)、市が買やクラゲ[[ラーメン]]と戻して35年振りったクラゲを食べる方向「'''鶴岡市立加茂水族館'''」に名称復帰し向いた<ref name="diamond20140722"/>。[[20052001年]](平成1713年)にクラゲ展示種類数世界一となり、[[2008年3月23日]](平成20年)[[日本動物園水族館協会クラウン]]より第22回「[[古賀賞]]」を受賞、から全国発売らにれた[[下村脩DVD]]「クラゲ神秘 [[ノーベ化学賞ファ波|α波]]受賞の際には当館が全国的に注目されて多くの入館者が訪れる幸運も得た。 [[2009年1/fゆらぎ|1/fのゆらぎ]]度(平成22年度)には入館者数が1968年度の「21万7372人を超えた。競合相手の秋田県立男鹿水族館<ref>{{PDFlink|[httphttps://www.prefamazon.akita.lgco.jp/wwwexec/contentsobidos/1349077560389ASIN/filesB00005HVX7/kabu5.pdfennositanosak-22 経営概要書クラゲの神秘 株式会社α波 男鹿水族館1/fのゆらぎ]}}(秋田県)</ref>では、クラゲ鑑賞と[[リラックス]]新潟市立新潟水族館<ref>{{PDFlink|ヒーリング([https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/gyoseiunei/shiteikanri/kakubu_kakuku/bunka_sport/shisetsu/bunkaseisaku/suizokukan.files/25syushihoukoku.pdf 新潟市水族館指定管理者 平成25年度収支報告書[癒し]]}}(新潟市</ref>は自治体から補助を受けて運営関係が示唆されてい題名であり当館は市から[[補助金]]なしで運営し、黒字から1億2千万円を市寄付し発売されクラゲ関連DVDも同様の傾向をみせており<ref>{{PDFlink|[http://www.t-hoan.or.jp/030_service/030_40_safety/030_40_11_ebook/digitalbook/258.pdf「海月日和 電気と保安アクアリウム編」(竹書房 2014200511月25日発売)</ref><ref>「Jellyfish 夏季号ヒーリングアート vol.258]}}クラゲ」東北電気保安協会ビクターエンタテインメント 2014200676123発売)</ref>、当館のクラゲ展示の訴求力も次第に「癒し」が中心になっていくことになる
 
競合相手の秋田県立男鹿水族館が建て替えのため一時閉館した[[2002年]](平成14年)、市が買い戻して35年振りに「'''鶴岡市立加茂水族館'''」に名称復帰した<ref name="diamond20140722"/>。[[2005年]](平成17年)にクラゲ展示種類数世界一となった。同年から[[日本大学生物資源科学部・大学院生物資源科学研究科及び獣医学研究科|日本大学生物資源科学部]]において、クラゲのヒーリング(癒し)効果の科学的な検証がなされた<ref name="YomiDr20130627">[https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20130627-OYTEW51987/ クラゲ観賞癒やし効果 脱力系の舞い、時を忘れる](読売新聞「yomiDr.」2013年6月27日)</ref><ref>{{PDFlink|[http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~ken-jimuka/H19/H19gakuzyutsukouen/3.hiromi.pdf 海洋動物クラゲ類のヒーリング(癒し)効果の科学的検証 ~海洋生物の新たな資源的価値を探索するという視座から~]}}(日本大学生物資源科学部)</ref>。この頃から、当館の客層が従前のファミリー層や高齢者中心から、女性やカップルにまで広がる現象が見られた<ref name="YomiDr20130627"/>。またこの頃から、全国の水族館でもクラゲ展示に力を入れる例が増加し<ref name="YomiDr20130627"/>、競合相手が全国各地に現れることになった。
 
[[2008年]](平成20年)には[[日本動物園水族館協会]]より第22回「[[古賀賞]]」を受賞、さらに[[下村脩]]の[[ノーベル化学賞]]受賞の際には当館が全国的に注目されて多くの入館者が訪れる幸運も得た。[[2009年]]度(平成22年度)には入館者数が1968年度の「21万7372人」を超えた。競合相手の秋田県立男鹿水族館<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1349077560389/files/kabu5.pdf 経営概要書 株式会社 男鹿水族館]}}(秋田県)</ref>や新潟市立新潟水族館<ref>{{PDFlink|[https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/gyoseiunei/shiteikanri/kakubu_kakuku/bunka_sport/shisetsu/bunkaseisaku/suizokukan.files/25syushihoukoku.pdf 新潟市水族館指定管理者 平成25年度収支報告書]}}(新潟市)</ref>は自治体からの補助を受けて運営されているが、当館は市からの[[補助金]]なしで運営し、黒字から1億2千万円を市に寄付した<ref>{{PDFlink|[http://www.t-hoan.or.jp/030_service/030_40_safety/030_40_11_ebook/digitalbook/258.pdf 電気と保安 2014年 夏季号 vol.258]}}(東北電気保安協会 2014年7月1日)</ref>。
 
[[半世紀]]使用した旧館から、東隣に新館を建設して<ref name="mainichi-np-2014-5-22">長南里香(2014年5月22日). “加茂水族館:「クラゲの世界」巨大水槽で堪能−−内覧会”. [[毎日新聞]] (毎日新聞社)</ref>、[[2014年]](平成26年)[[6月1日]]に移転・開館した<ref name="mainichi-np-2014-6-2" />。開館は「山形[[デスティネーションキャンペーン]]」(2014年[[6月14日]] - [[9月13日]])に間に合わせることができたが、旧館を解体して駐車場にする工事については[[東日本大震災]]([[2011年]][[3月11日]]発生)に伴う[[震災特需|復興特需]]や[[消費税]]増税(2014年[[4月1日]]に5%から8%に税率変更)に伴う駆け込み需要により工期が延び、新館開館には間に合わなかった<ref>[http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/ad/day.cgi?p=2013:08:30:5522 新加茂水族館 完成時期2カ月ずれ込む](荘内日報 2013年8月30日)</ref>。新館は鉄筋コンクリート地上3階建てで、延べ床面積が約4,000m&sup2;と旧館の約2.5倍となり<ref name="mainichi-np-2014-5-22" />、クラネタリウムも4倍規模になった。総工費約30億円のうち約27億円が[[合併特例債]]であり、その1/3にあたる9億円分をミニ公募債([[地方債#公募地方債|住民参加型市場公募地方債]])で調達することとして、1回目の募集の3億円分を「加茂水族館クラゲドリーム債」として発行したところ、発売20分で完売するほどの盛況を見せた。また、新館開業からの1年間で入館者数は83万5796人を数え、クラゲ特化が始まった年のそれの9倍以上にのぼった。
129 ⟶ 133行目:
** [[3月27日]] - 入館者数が1968年度の「21万7372人」を突破し、21万7373人目の入館者には[[榎本政規]]鶴岡市長と[[村上龍男]]館長から記念品が贈られた。
** [[4月2日]] - [[#オワンクラゲ|オワンクラゲ]]で当館と縁がある2008年[[ノーベル化学賞]]受賞者の[[下村脩]]が初めて来館し、一日名誉館長を務めた。
* [[2011年]](平成23年)[[3月10日]] - 当館が監修した[[iPhone]]/[[iPod touch]]向け[[アプリケーション]]「癒しのクラネタリウム」が発売開始<ref>[http://s-field.net/app/sac001.html iPhoneアプリ「癒しのクラネタリウム」](有限会社エス・フィールド)</ref>。
* [[2012年]](平成24年)[[4月7日]] - クラゲの展示種類数でギネス認定された。刺す種類のみをクラゲとするルールで30種であった<ref>[http://web.archive.org/web/20120408152618/http://yamagata-np.jp/news/201204/07/kj_2012040700240.php 加茂水族館、クラゲの展示種類数でギネス認定] [[2012年]](平成24年)[[4月7日]]21:41 [[山形新聞]] 2013年(平成25年)[[2月26日]]閲覧(2012年4月8日時点の[[インターネット・アーカイブ|アーカイブ]])</ref>。
* [[2013年]](平成25年)