「中胚葉」の版間の差分

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===分化===
中胚葉は原腸胚期から[[神経胚]]期にかけて、さらに分化する。一つの区分法として、これを中軸中胚葉・沿軸中胚葉・側板中胚葉と分ける方法がある。中軸中胚葉は脊索で、これは下記のように大部分の脊椎動物では発生初期のみ存在して後に消失するが、その働きと意味は重要である。この部分は両生類ではオーガナイザー領域から形成され、神経管を誘導し、それによって全身の体軸等を決めるものとなる。後二者は、一般には体節と側板と呼ばれる<ref>東中川他(2008),p.106-108</ref>。
中胚葉は原腸胚期から[[神経胚]]期にかけて、さらに分化する。
一つの区分法として、これを中軸中胚葉・沿軸中胚葉・側板中胚葉と分ける方法がある。
中軸中胚葉は脊索で、これは下記のように大部分の脊椎動物では発生初期のみ存在して後に消失するが、その働きと意味は重要である。この部分は両生類ではオーガナイザー領域から形成され、神経管を誘導し、それによって全身の体軸等を決めるものとなる。後二者は、一般には体節と側板と呼ばれる<ref>東中川他(2008),p.106-108</ref>。
 
普通は以下のように分ける。それらからさらに分化する器官と共に、以下に記す<ref>浅島・武田(2007),p.43-44・東中川他(2008),p.108-115・Gilbert(2015),p.421-433</ref>。ただし、各部位・各器官は完全にそれぞれの部分からだけ形成されるわけではない。