「ニッサン・インゲル」の版間の差分
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そのような中、偶然ノミの市で見た古い楽譜のその美しさとエレガントさに魅せられることとなる。楽譜の音符が自分の描いてきた飾り文字に似ていることに気付き、その楽譜を実際に紙の上に置き、重ね合わせてコラージュ(切り貼りの要素として用いてみた。一枚の楽譜との出会い、そしてコラージュするという偶然が、インゲルの中で運命の必然になった瞬間である。まさにこの瞬間こそが、インゲル特有の音楽的感性によるコラージュ作品が響き始めたイントロダクションとなる。作品に使われている音楽表記のコラージュ)は、まるで交響曲を奏でるように美しいハーモニーとなって表現される。子供のころからフルートを習っていた彼にとって、音楽はきわめて身近な存在であり、絵画制作においても伴奏的な役割を果たしているのである。
現在、インゲルはフランス・ノルマンディー地方にある古い邸宅をアトリエとして購入し、日々創作活動に打ち込んでいる。ここは、か
ニッサン・インゲルは「創作のためには努力を怠らない。それは自分自身への挑戦でもある。そして人生は全てを達成するには余りにも短すぎる」と語っている。
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