「ニッサン・インゲル」の版間の差分

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Yankeeees (会話 | 投稿記録)
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そのような中、偶然ノミの市で見た古い楽譜のその美しさとエレガントさに魅せられることとなる。楽譜の音符が自分の描いてきた飾り文字に似ていることに気付き、その楽譜を実際に紙の上に置き、重ね合わせてコラージュ(切り貼りの要素として用いてみた。一枚の楽譜との出会い、そしてコラージュするという偶然が、インゲルの中で運命の必然になった瞬間である。まさにこの瞬間こそが、インゲル特有の音楽的感性によるコラージュ作品が響き始めたイントロダクションとなる。作品に使われている音楽表記のコラージュ)は、まるで交響曲を奏でるように美しいハーモニーとなって表現される。子供のころからフルートを習っていた彼にとって、音楽はきわめて身近な存在であり、絵画制作においても伴奏的な役割を果たしているのである。
 
現在、インゲルはフランス・ノルマンディー地方にある古い邸宅をアトリエとして購入し、日々創作活動に打ち込んでいる。ここは、katudouつて巨匠モネがアトリエを構えた地ではあるものの、インゲルがここをアトリエにすると決めた理由は、この邸宅を引き渡された際、前のオーナーが残して行って荷物の中に、偶然にも25年前の自分の作品を紹介した記事があったからだと言う。このことにインゲルは運命的なものを感じ、豊かな自然に囲まれたこの場所を創作の拠点とすることに決めている。
動に打ち込んでいる。ここは、かつて巨匠モネがアトリエを構えた地ではあるものの、インゲルがここをアトリエにすると決めた理由は、この邸宅を引き渡された際、前のオーナーが残して行って荷物の中に、偶然にも25年前の自分の作品を紹介した記事があったからだと言う。このことにインゲルは運命的なものを感じ、豊かな自然に囲まれたこの場所を創作の拠点とすることに決めている。
 
ニッサン・インゲルは「創作のためには努力を怠らない。それは自分自身への挑戦でもある。そして人生は全てを達成するには余りにも短すぎる」と語っている。