「歴史 (ポリュビオス)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎内容: 誤字修正
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
m リンク先修正
4行目:
 
== 内容 ==
ポリュビオスはギリシアの[[:en:Megalopolis, Greece|メガロポリス]]の貴族であったが、[[古代ローマ]]との戦いに敗北し、反ローマの陰謀の容疑で[[ローマ]]に連行された。抑留中に、ローマが短期間で支配地域を拡大した歴史に関心を寄せる。結果的にポリュビオスは裁判の判決を受けず[[紀元前150年]]に帰国を許されたが、彼は[[スキピオ]]一族との親交があったことからローマ軍の陣中で[[カルタゴ]]滅亡を目撃した。
 
本書は全40巻であるが、当初の構想は[[第三次マケドニア戦争]]の叙述が含まれる第29巻までだった。第30巻以降は第3次[[ポエニ戦争]]、[[地中海世界]]の統合、[[ケルティベリア人]]の反乱、[[アカイア]]連邦の反乱、紀元前146年の[[コリントス]]陥落までが叙述された。しかし現存するのは最初の5巻までであり、大部分は作者自身が作成した摘要などで残るのみとなる。歴史叙述だけでなく政体循環史観という独自の歴史観を示したことからも知られている。