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ラ変動詞の例「あって」 「あった」に類縁のものとして、形容詞の過去表現「高かった」などの形は、「あり」に由来する「カリ活用」(ただし、古語の「あり」は「たり」を接続することは出来ない、なぜなら、「あり」はラ行変格活用だから、現代語の「ある」のみぞ「たり」を接続することはできる)に、さらに「タリ (< て-あり)」がついて促音便化し、更に終止形と連体形と合一し、つまり終止形は「高かったり」→「高かったる」と変化し、更に語尾の「る」を落としたものである。 すなわち、「タカカ'''リ'''タリ → タカカ'''ッ'''タリ → タカカッタル→タカカッタ」のごとき変化を経ていると考えられる。
また、「静かだった」のような形容動詞の過去表現も類例である。 ただしこちらはより時代が下って以降、「静かで+あった」あるいは「静か+だった」のごとき一種の再構成を経ている。つまり、(古語)静かなりき→静かにてありたり→静かにてあったり→静かにてあったる→静かにてあった→静かであった→静かぢゃった→静かだった
 
ほかの典型例として、動詞+動詞の合成語中に見られることがある。 このタイプでは「'''シ'''」が促音便化した例も見られる。