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アメリカのドル紙幣も上記の例に漏れず、肖像には故人となった合衆国の歴代の[[アメリカ合衆国大統領|大統領]]が多く用いられている。そのため、[[スラング]]で(主に[[ヒップホップ]]の[[押韻|ライム]]として)『デッドプレジデント(死んだ大統領)』と呼ばれることもある<ref>ただし、100ドル紙幣の肖像に用いられている[[ベンジャミン・フランクリン]]は、大統領に就任した経験が無い。</ref>。一般的には額面が高額になるほど、そこに描かれる肖像もその名声が評価されている人物が選ばれるが、アメリカのドル紙幣では多くの人の目に触れるという理由から、あえて[[建国の父]][[ジョージ・ワシントン]]の肖像を最低額の1ドル紙幣に採用している。この1ドル紙幣は、ほぼ毎年その発行枚数が世界一を記録している。これは同国に[[チップ (サービス)|チップ]]の習慣など、小額紙幣の需要があるからである。
 
過去も含め、現在世界でもっとも多くの国家の紙幣に記されている肖像は、現[[イギリス]]女王の[[エリザベス2世 (イギリス女王)|エリザベス2世]]である。彼女は[[即位]]以降、ほぼ全ての年代の肖像が揃っているという点でも異例である。エリザベス2世以外で複数の国家の紙幣にその肖像が載った人物としては、旧共産圏国家の[[カール・マルクス|マルクス]]、[[フリードリヒ・エンゲルス|エンゲルス]]、[[レーニン]]、[[アメリカ大陸]]国家における[[クリストファー・コロンブス|コロンブス]]などが挙げられる。自国以外で紙幣の肖像になった例として、日本の財界人・銀行家の[[渋沢栄一]]は、日本の紙幣の肖像には採用されていないが、経営していた[[第一銀行]]の第一銀行券が[[大韓帝国]]の紙幣として使用されていた際に、第一銀行券の肖像になっている(日本人としてごくまれな生前に紙幣の肖像になった人物でもある)。
 
女性の肖像が日本銀行券の表に初めて登場したのは、[[樋口一葉]]像の5,000円紙幣だが、日本の紙幣に登場した女性肖像の最初の例は、[[1881年]](明治14年)から[[1883年]](明治16年)にかけて発行された[[改造紙幣]](大日本帝国政府紙幣)に採用された[[神功皇后]]である。なおこの肖像は神功皇后の肖像が残っていないため当時[[お雇い外国人]]で来日していた画家[[エドアルド・キヨッソーネ]]により創作されたものであり、印刷工場で働いていた[[女中]]をモデルにしたといわれている。