「デッドマン装置」の版間の差分
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産業用ロボットのデッドマン装置 |
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[[Image:TokyoMetro10000-MSD.JPG|thumb|right|300px|[[東京メトロ10000系電車|東京地下鉄10000系]]のマスコンハンドル。赤い線で囲まれた部分がデッドマン装置の握り部]]
[[ファイル:Kotoden 23.jpg|thumb|right|300px|[[高松琴平電気鉄道20形電車#20形 (3代)|高松琴平電気鉄道20形]]の運転台。マスターコントローラの下の足踏みスイッチがデッドマン装置]]
'''デッドマン装置'''(デッドマンそうち
機構としては、自動復帰型(力をかけない開放状態にすると自動的にニュートラルになる)の[[押しボタン|ボタン]]、[[レバー (操作機具)|レバー]]、[[ペダル]]などを持つ。運用中、それから手や足が離れ開放状態に戻ると、装置本体が動作する。▼
=== 鉄道車両 ===
▲デッドマンブレーキの機構としては、自動復帰型(力をかけない開放状態にすると自動的にニュートラルになる)の[[押しボタン|ボタン]]、[[レバー (操作機具)|レバー]]、[[ペダル]]などを持つ。運用中、それから手や足が離れ開放状態に戻ると、装置本体が動作する。
▲== 鉄道車両 ==
[[列車]]運転中に[[運転士]]の意識喪失などの異常事態が発生した場合に、自動的に列車を停止させる運転保安装置がある<ref>[http://www.nytimes.com/2010/04/29/nyregion/29motorman.html Train Stopped Safely by ‘Dead-Man Feature’] By ANDY NEWMAN Published: April 28, 2010 The New York Times</ref>。[[大手私鉄]]などで一般的に使用されている。
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アメリカの鉄道会社では、一定時間運転操作をしないと非常ブレーキが作動しリセットボタンを押すまでブレーキが解除できなくなる「Alerter」が導入されている。装置はモジュール化されているため、義務化以前の車両にも僅かな改造で導入できる。しかし[[CSX8888号暴走事故]]では車両の整備と操作ミスが重なり、非常ブレーキが動作せず車両は無人走行を始めてしまった。
=== その他の車両 ===
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* リーチ式(立席型)[[フォークリフト]]に装置されたデッドマンブレーキは、放すと効くブレーキペダルによって、運転者が不用意に運転位置を離れた際の逸走を防ぐ。
* [[消防車]](はしご車)にも導入されている。
== 産業用ロボット ==
[[産業用ロボット]]のデッドマン装置、デッドマンスイッチは現在'''イネーブルスイッチ'''({{lang-en-short|Enable switch}})と呼ばれるもので、いわゆる[[3ポジションスイッチ]]である。つまり、力を入れていない時はOFF、適度な力をかけている時のみON、そして強い力をかけた時はOFFとなる回路である。
このデッドマンスイッチは産業用ロボットのティーチング時に有効となる装置で、スイッチがONとなっている時のみロボットに電力が流れるようになる。
ティーチング時、普段はデッドマンスイッチに適切な力を加えてロボットの電力を入れて操作装置でロボットを操作するが、非常事態において手元の操作装置を手放すか強く握ってしまうかは人によって異なり、どちらの場合でもOFFとなるよう働くことで非常事態における災害発生を防止する。
== 脚注==
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