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シェイクスピアの生み出した数多くの劇中人物の中でも、「劇を飛び出して生きた」息子は二人だけだと言われている('''フォルスタッフ'''と{{仮リンク|シャイロック|en|Shylock}})。
 
『[[ヘンリー四世 (シェイクスピア)|ヘンリー四世]]』(2部作)では[[ハル王子]](後の[[ヘンリー5世 (イングランド王)|ヘンリー5世]])の放蕩仲間として登場するが、第2部の最後に即位してヘンリー5世となった王子に追放されてしまう。続編の『[[ヘンリー五世 (シェイクスピア)|ヘンリー五世]]』では、追放後まもなく失意の中で、(フランスで汗かき病のため)死んだことが仲間(ピストール、バードルフ)の口から語られるという形で紹介される。
: ''ピストール「地獄ででもいいから、ヤツと一緒にいたいよ…」''
もっとも、このようなフォルスタッフの「殺害」については、当時から人気の高かったフォルスタッフを勝手に登場させた戯曲などがまかり通っており、シェイクスピアはそのような事態を防ぐために、自らの「息子」を死んだことにして守らなければならなかったといわれている。