「共産主義革命」の版間の差分

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西部等の立場がこの項目で取り上げるほど代表的とはいえない。
いわゆる「二段階革命論」の言葉を変えたに過ぎない。議論はノートへ。
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しかしながら、共産主義国家等は国際政治・経済におけるその思想的影響力を失ったものの依然として存続しており、とりわけ[[中華人民共和国]]は一部において資本経済を導入しているものの共産党による支配であることに変わりはない。また、[[朝鮮民主主義人民共和国]]([[北朝鮮]])は依然国際政治における現実的脅威である。
 
そんな中、[[日本共産党]]は2003年(平成15年)党綱領を改定し「共産主義([[プロレタリアート]])革命を目指す」という条項を撤廃。また、天皇・皇室を日本国の代表的存在として容認する旨表明した。長年の党改革の末の事後的な条文の改定とはいえ日本共産党が共産主義革命を完全に否定したことは日本史上画期的な出来事であったといえる。2005年(平成17年)には[[不破哲三]]議長自ら今後の共産主義革命勃発の可能性への危惧を語るなど、日本における共産主義界は大きな変化を遂げた昨今である。
 
しかしながら、なお残る経済社会学的問題は存在する。
 
共産主義の対義語であるとされる”[[資本主義]](capitalism)”とはそもそもは共産主義の前段階としての一時的な[[自由主義]](liberalism)という意味合いを持っていた。つまり、資本主義がその極限に達し、そこに[[刹那主義]]を生ずるとき、共産主義革命は実行すべき課題となる・・・というのが共産主義者の思想であるばかりでなく資本主義者も不承不承認めざるを得ないことであるとされてきたのが[[20世紀]]の世界の思想的現状だったのである。