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== 概要 ==
[[小麦粉]]をこねて薄く伸ばした皮で、具を巾着状に包み、加熱した料理。チベットでは、具は野菜と[[ヒツジ|マトン]]、[[ヤク]]などの肉が用いられる。これを揚げた場合もモモと呼ぶことがあるが、通常は[[コティ (料理)|コティ]]と呼ばれる。作るのに比較的手間がかかるため、家庭での通常食ではなく、[[トゥクパ]]と同様に特別食である。
 
[[ネパール]]でも一般的なため[[ネパール料理]]と思っている日本人も多く、実際ネパール料理店のメニューに含まれるが、本来は[[チベット料理]]と受け止めるべきである。町で良く食べられる料理で、価格は40ルピーほどで一皿。クリーム色にちょっと茶色系統を混ぜたたれで食べる。トマト色をしたピリ辛のソースもある。
 
[[満州族]]も晴れの日に大量の餃子(茹で餃子が多い)を食べる習慣があり、[[チベット]]と[[清朝]]との関係が深かったことに鑑みても、[[中国]]からの伝来や影響が強くみうけられる食べ物である。
 
== 名称 ==
チベット語のモモは、具のあるものだけでなく、具のない[[マントウ|饅頭(マントウ)]]をも含めた類似食品の総称である。チベットの[[ローバ族]]も具のないマントウをモモと呼んでいる。
 
中国[[陝西省]]や[[甘粛省]]などでは小麦粉をこねて加熱した[[パン]]様の食品を広く「饃饃」(モーモー mómó)と呼んでおり、関連が考えられる。[[キルギス]]の[[ドンガン人]]も、各種パン様の食品をмәмә(モーモー)またはму(ムー)と呼んでいる。[[内モンゴル自治区]]では「饃饃」は具入りの[[包子]]([[中華まん|肉まん]])も具のないマントウも含める。[[青海省]]、[[山西省]]、[[山東省]]、[[江西省]]、[[湖南省]]、[[福建省]]などでは「饃饃」は具のない[[マントウ]]を指し、[[ウイグル料理]]でも、モモ(momo、مومو)は具のないマントウを指す。[[西安市|西安]]では、単に「饃饃」というと[[焼餅 (中国の食物)|焼餅]](シャオビン)を指すことが多いが、蒸したマントウは「蒸饃」(ジョンモー)、[[ハンバーガー]]のように肉などの具を夾んだ焼餅は「夾饃」(ジアモー)、細かくちぎって羊肉の[[スープ]]をかけたものは「泡饃」(パオモー)というように、「饃」には広いバリエーションがある。
 
なお、チベット語で[[餃子|水餃子]]は「モートゥク {{bo|t=མོག་ཐུག་|w=mog thug}}」と呼ぶ。