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2008年11月と12月は、ファーストクラス、ビジネスクラス、そしてパリへのアクセスの良さをアピールする大規模な屋外広告キャンペーンを東京、大阪の中心部28ヶ所で展開した。
 
==Flying Blue/フライング・ブルー==
エールフランスと[[KLMオランダ航空]]共通の[[マイレージプログラム]]である。2005年6月6日よりサービスが開始された。
 
== 運航機材 ==
エールフランス、KLMオランダ航空をはじめ、スカイチーム便、提携航空会社やホテル、レンタカー、クレジットカードなどの提携130社以上でマイルの獲得や特典を利用できる。また、獲得したマイルをほかのどの会員にも譲渡できる。さらに同社便・提携会社便の利用回数・距離に応じてアイボリー、シルバー、ゴールド、プラチナの4つの会員となるエリート会員制度を持つ。
エールフランスが発注した[[ボーイング]]社製航空機の顧客番号([[ボーイング#カスタマーコード|カスタマーコード]])は'''28'''で、航空機の形式名は747-2'''28''', 747-4'''28''', 777-2'''28'''ER , 777-3'''28'''ER などとなる。<ref>http://www.airfrance.co.jp/JP/ja/local/guidevoyageur/classeetconfort/abord_plan_cabine.htm</ref>
 
=== 現在の運航機材 ===
他社FFPに比べ特筆すべき点はビジネスクラスやファーストクラスの特典交換に必要なマイル数が非常に多いことである。一般にFFPの必要マイル数はビジネスクラスはエコノミークラスの1.5倍、ファーストクラスは2~3倍程度であるが当プログラムではビジネスクラスがエコノミーの2倍、ファーストクラスは5倍ものマイルを必要とする。
エールフランスの機材は以下の航空機で構成される ([[2015年]]5月現在)。同社は世界で唯一、エアバス社が生産した型式を全て保有している(あるいは過去に保有していた)航空会社である。欧州の航空会社でありながらボーイング社の機体<ref>例:777-300ER・747-400ERF・777F</ref>も[[ローンチカスタマー]]として積極的に導入を進めている。
<!---(エールフランス・エアポートバスに関してはこの記事に書き込むほどの特筆性がありません。姉妹プロジェクトであるウィキトラベルに記述していただくのがよいと思いますので隠させていただきます)
==エールフランス・エアポートバス==
 
===旅客機===
[[シャルル・ド・ゴール空港]]から市内への交通手段は、空港発のエールフランス・エアポートバス、ロワシーバス<ref>http://france-tourisme.net/p-gotohotel-airportbus- roissybus.htm</ref>、首都圏高速鉄道RER([[RER B線]])、タクシーのご利用が便利です。
*[[エアバスA318|エアバス A318-100]]型機 18機
- *[[ールフランアバA319|エアポートバス A319-100]]型機 40機
*[[エアバスA320|エアバス A320-200]]型機 46機
シャルル・ド・ゴール空港 第2ターミナル、オルリー空港からパリ市内へのアクセス
*[[エアバスA321]]型機 23機
*[[エアバスA330#A330-200型機|エアバス A330-200]]型機 15機
*[[エアバスA340|エアバス A340-300]]型機 13機
*[[エアバスA380|エアバス A380-800]]型機 10機<ref>2009年11月20日に、[[シャルル・ド・ゴール国際空港|パリ]]発[[ジョン・F・ケネディ国際空港|ニューヨーク]]行で欧米の航空会社として初めて運航開始した。なお、初便記念飛行のチケットは、ネットオークションで販売された。同年11月23日より、同区間をAF006便(復路は、AF007便)として定期便運航(水曜日を除く)を開始した。</ref>・<ref>2010年9月1日から[[シャルル・ド・ゴール国際空港|パリ]] - [[成田国際空港|成田]]線にも就航。但し、[[東日本大震災]]の影響もあり2011年7月現在は他機材による運航となっており、再就航への具体的な話は出ていない。</ref>・<ref>就航座席数は3クラスで538席(ファースト9席・ビジネス80席・エコノミー449席)としており、同社及び世界で初の3クラスで500席台提供の商業飛行となった。2010年10月現在、3クラスでは世界最多有償座席数である。なお、5号機よりプレミアムエコノミークラスが新たに設定され、4クラス仕様となる。</ref>・<ref>2009年2月に発表された新塗装が最初から施される初めての機材である。</ref>
*[[ボーイング777 #777-200ER(772B)|ボーイング 777-200ER]]型機 25機
*[[ボーイング777 #777-300ER(773B)|ボーイング 777-300ER]]型機 40機<ref>2008年5月に25機目のボーイング777-300ERを受領したことで同社所有のボーイング777は50機に達した。同型機50機所有は世界初の快挙である。</ref>・<ref>2009年4月にはある意味、記念となる通算生産数777号機のボーイング777を受領した。また同機には同年2月に発表された新塗装が初めて施された。</ref>
 
<gallery>
*CDG2→ポルト・マイヨ→エトワール広場
File:Air France Airbus A318-111; F-GUGI@FRA;06.07.2011 603gt (5915187832).jpg|A318
運行時間: 0545-23:00
File:Air France A319-100LR F-GRXJ KBP 2011-9-25.png|A319
料金:14.00ユーロ
File:F-GFKR (7205721540).jpg|A320
File:Air France, Airbus A321-212, F-GTAD - CDG (21918448663).jpg|A321
*CDG2→リヨン駅→モンパルナス駅
File:F-GZCO (7648720192).jpg|A330-200
運行時間:0700-21:00
File:AFR F-GLZK A340 LFPG 8-03-14.jpg|A340-300
料金:15.00ユーロ
File:Air France A380 F-HPJA.jpg|A380-800
File:Airfrance, Boeing 777-200ER F-GSPS NRT (24288438363).jpg|B777-200ER
*CDG2→オルリー空港
File:Airfrance, Boeing 777-300ER F-GSQL NRT (16773182414).jpg|B777-300ER
運行時間:06:00-22:25
料金:18.00ユーロ
*オルリー空港→モンパルナス→アンヴァリド
運行時間06:00-23:00
料金10.00ユーロ
 
</gallery>
*オルリー空港→モンパルナス→エトワール広場
上記の他にも、エールフランスの子会社が小型機種を運航している。
運行時間06:00-23:00
*[[オップ!]]
料金10.00ユーロ
**[[ATR 42]]型機 14機
**[[ATR 72]]型機 9機
**[[ボンバルディア CRJ]]-100ER型機 4機
**ボンバルディア CRJ-700型機 15機
**ボンバルディア CRJ-1000型機 13機
**[[エンブラエル ERJ 145]]型機 20機
**[[エンブラエル170|エンブラエル ERJ 190]]型機 16機
**[[エンブラエル190|エンブラエル ERJ 190]]型機 10機
*[[シティジェット]]
**[[BAe 146|Avro RJ85]]型機 23機
**[[フォッカー 50]]型機 15機
 
===貨物機===
運行時間、バス乗り場等は変更される場合かあります。往復のご利用には割引運賃があります。4名様以上でのご利用には割引があります。料金などの情報については、2008年3月現在のものです。2歳未満の子供は無料、11歳以下の子供は約半額となります。
*[[ボーイング777#777貨物型(777F)|ボーイング777F]]型機 2機
--->
<gallery>
File:Air France Cargo Boeing 777F; F-GUOB@HKG;04.08.2011 615wr (6260661642).jpg|B777F
</gallery>
 
===過去の運航機材(一部)===
==ラ・ナベット ==
[[File:DC-3 Air France nose.jpg|right|240px|thumbnail|[[ダグラス・エアクラフト|ダグラス]][[DC-3]]型機]]
エールフランスは、特にビジネス旅客の需要が大きい国内線大都市間においてシャトル便を「ラ・ナベット」という名称で運航している。パリ・[[オルリー空港]]から、[[マルセイユ]]、[[ボルドー]]、[[ニース]]、[[トゥールーズ]](2016年秋よりモンペリエにも運航予定)、基本的に毎時1便、ピーク時には30分または15分おきに便を運航している。年間で600万人以上の利用者がいる。
*[[コンコルド]]
 
*[[ボーイング707]]型機
== 日本におけるエールフランス ==
*[[ボーイング727]]型機
[[第二次世界大戦]]終結後の[[1952年]]に、[[ロッキード コンステレーション]]で運航されていた南廻りヨーロッパ線のパリ - [[ベイルート]] - [[カラチ]] - [[サイゴン]]線を[[アジア]][[極東]]路線として、[[フランス領インドシナ]]サイゴン市(現・[[ベトナム|ベトナム社会主義共和国]][[ホーチミン市]])から[[東京]]([[東京国際空港]])まで延長する形で乗り入れを開始した。
*[[ボーイング737]]型機
 
*[[ボーイング747-400 #747-400BCF型|ボーイング 747-400BCF]]型機<ref>BCFの中でF-GISFは元[[全日本空輸]]の機体(JA8094:同社1号機の747-400)で、かつては旅客便としてパリに乗り入れていた。</ref>
その後は、[[アンカレッジ]]経由の北周りや[[モスクワ]]経由の[[シベリア]]上空ルートでの乗り入れを経て、極東路線として現在ではパリから羽田、成田、関西の3空港に直行便で乗り入れている。
*[[ボーイング767]]型機
 
*[[エアバスA300]]型機
成田からは、夜21:50前後<!---21:55 ←この便の出発時刻は季節や曜日によって異なることが多いので、正確を期すためにも時刻に幅を持たせた方が良いです。--->に出発して、翌早朝にパリに到着する便を「スターウイング」の名で運航していたが、2014年3月の夏期ダイヤより羽田発の深夜出発便が就航したことで、成田発着は廃止された。ちなみにこの便はパリへの到着時刻を調整するために、他の便よりも飛行時間を延長する措置として、成田を出発後に[[太平洋]]上空を北上し続けて[[ベーリング海]]上空に入り、[[アリューシャン列島]]と[[北極]]の各上空を通過して[[ノルウェー海]]上空を通るルートで航行して、パリに現地時間の早朝4時台に到着する様に設定されていた。本来であれば、真夜中に成田を離陸することが最適であるが、成田空港の離着陸時間が23時までに厳しく制限されており(それ以外は緊急着陸等でない限りまず認められない)、滑走路上の移動時間やその他の遅延要因を考えてぎりぎりの時間に設定していることによる(これより後に成田を出発する便は、2013年11月15日現在、日本航空のホノルル行き、エミレーツ航空のドバイ行き、カタール航空のドーハ行き、[[トルコ]]航空の[[イスタンブール]]行きだけである)。
*[[エアバスA310]]型機
 
*[[シュド・カラベル]]
日本では一時期「エールフランス'''国営航空'''」と名乗っていた時期があった。また、一部では英語読みの「エア・フランス」と呼ばれることもある<ref>[http://www.mlit.go.jp/report/press/cab03_hh_000037.html 日本・フランス航空当局間協議の結果について](2008年10月24日 [[国土交通省]]報道発表資料) ここでは「エア・フランス」となっている。</ref>。なお、関西空港が開港した翌日やサミット時などに[[コンコルド]]が数回特別便として乗り入れたことがある。
*[[デ・ハビランド DH.106 コメット|デハビランド・コメット]]
 
*[[ヴィッカース・バイカウント]]
==== 日本乗り入れ空港 ====
*[[ロッキード コンステレーション]]シリーズ
(2016年9月 現在)
*[[ダグラス・エアクラフト|ダグラス]][[DC-4]]型機
[[File:エールフランス航空ボーイング777羽田.JPG|thumb|東京国際空港に乗り入れているボーイング777‐200ER]]
*ダグラス[[DC-3]]型機
*[[成田国際空港]](第1ターミナル・北ウイング)…週7便
*ドヴォアチン338
*[[東京国際空港]](国際線ターミナル)…週10便
*[[関西国際空港]](第1ターミナル・南ウイング)…週6便
日本航空の国内線(東京/成田 - [[大阪国際空港|大阪/伊丹]]・[[中部国際空港|名古屋/中部]]・[[新千歳空港|札幌/新千歳]]・[[福岡空港|福岡]]線、東京/羽田 - [[長崎空港|長崎]]線、大阪/関西 - 札幌/新千歳線)にもエールフランスの便名をつけてコードシェア運航している。
かつては、[[名古屋飛行場|名古屋/小牧]]線も就航していた。
 
[[2010年]]10月末の[[東京国際空港]](羽田)の新滑走路開設による増枠で、エールフランスも就航の意欲を示した。だが羽田に深夜早朝限定の発着となっているため、早朝に着陸しても羽田で深夜まで出発を待たなければならず、効率が悪く機材繰りが難しい。逆のパターンで深夜に羽田に着陸したところで、公共の交通機関(特に鉄道)が運行していないので乗客はバス或いはタクシーの利用を強いられることになる。
 
こうした理由から同じく就航の意欲を示した欧州勢の[[ブリティッシュ・エアウェイズ]]、[[ルフトハンザドイツ航空]]は現実的でない対応として今回は見送る方針で固めていたが、ブリティッシュ・エアウェイズは2011年2月末から週5便発着枠獲得で羽田就航を表明。エールフランスとルフトハンザは羽田就航を見送る替わりに成田線に[[エアバスA380]]を就航させるが、2011年11月時点エールフランス側の成田線は2往復とも[[ボーイング777#ボーイング777-300ER型機|ボーイング777-300ER]]での運航となり、捻出されたA380を同年12月5日以降パリ - ドバイ線へ振り分けていた<ref>[http://corporate.airfrance.com/en/press/news/article/item/los-angeles-et-dubai-2-nouvelles-destinations-en-a380/ Los Angeles and Dubai: 2 new destinations for Air France’s A380]</ref>。2012年4月下旬以降は、AF275・AF276を再びA380による運航へ戻している。また2010年10月31日から日本航空が羽田から[[シャルル・ド・ゴール国際空港|パリ]]線を就航しているが、供給座席の一部をエールフランスが買い取り、[[コードシェア便]]として販売していたが、2015年3月28日をもってコードシェアを解消した。
 
エールフランスを含む欧州各社は、3年後の羽田の日中の40発着枠増枠(欧州路線最優先枠)での就航を目指しており、2014年3月30日からパリ/CDG線を週10便 (1日1便・月・木・土) で就航開始<ref>[http://www.sankeibiz.jp/business/news/121128/bsd1211281714012-n1.htm 2014年、羽田-パリ線に自社便 仏エールフランス航空] 2012.11.28 17:12 SankeiBiz(サンケイビズ)</ref><ref>[http://flyteam.jp/news/article/29683 エールフランス、3月30日から羽田/パリ線に就航] FlyTeam 2013年12月11日付</ref><ref>[http://www.traicy.com/archives/8172212.html エールフランス、東京/羽田〜パリ/シャルル・ド・ゴール線を開設!=ダブルデイリーも!] Traicy 2013年12月11日付</ref><ref>[http://www.airfrance-japan.jp/pdf/HND_release_ja.pdf エールフランス航空、羽田空港に就航] 2013年12月10日</ref>。このうち、東京/羽田 - パリ線の東京深夜発便は、日本航空が座席を買い取るコードシェア便として販売されていたが、上述の通り2015年3月にてコードシェアは解消された。<ref>[http://www.jal.co.jp/info/inter/140128.html エールフランス航空の運航する羽田(深夜発夕刻着)-パリ線がJAL便としてご利用いただけます] 2014年1月28日 日本航空株式会社</ref>。
 
== 就航都市 ==
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カリブ海の島嶼部の[[フランスの海外県・海外領土|フランス海外県]]と[[マイアミ国際空港|マイアミ]]を結ぶ路線も運航しており、[[エアバスA320]]を2機運用している。
 
===ラ・ナベット===
エールフランスは、特にビジネス旅客の需要が大きい国内線大都市間においてシャトル便を「ラ・ナベット」という名称で運航している。パリ・[[オルリー空港]]から、[[マルセイユ]]、[[ボルドー]]、[[ニース]]、[[トゥールーズ]](2016年秋よりモンペリエにも運航予定)、基本的に毎時1便、ピーク時には30分または15分おきに便を運航している。年間で600万人以上の利用者がいる。
 
==サービス==
===Flying Blue/フライング・ブルー===
エールフランスと[[KLMオランダ航空]]共通の[[マイレージプログラム]]である。2005年6月6日よりサービスが開始された。
 
エールフランス、KLMオランダ航空をはじめ、スカイチーム便、提携航空会社やホテル、レンタカー、クレジットカードなどの提携130社以上でマイルの獲得や特典を利用できる。また、獲得したマイルをほかのどの会員にも譲渡できる。さらに同社便・提携会社便の利用回数・距離に応じてアイボリー、シルバー、ゴールド、プラチナの4つの会員となるエリート会員制度を持つ。
 
他社FFPに比べ特筆すべき点はビジネスクラスやファーストクラスの特典交換に必要なマイル数が非常に多いことである。一般にFFPの必要マイル数はビジネスクラスはエコノミークラスの1.5倍、ファーストクラスは2~3倍程度であるが当プログラムではビジネスクラスがエコノミーの2倍、ファーストクラスは5倍ものマイルを必要とする。
<!---(エールフランス・エアポートバスに関してはこの記事に書き込むほどの特筆性がありません。姉妹プロジェクトであるウィキトラベルに記述していただくのがよいと思いますので隠させていただきます)
==エールフランス・エアポートバス==
 
[[シャルル・ド・ゴール空港]]から市内への交通手段は、空港発のエールフランス・エアポートバス、ロワシーバス<ref>http://france-tourisme.net/p-gotohotel-airportbus- roissybus.htm</ref>、首都圏高速鉄道RER([[RER B線]])、タクシーのご利用が便利です。
 
- エールフランス・エアポートバス
シャルル・ド・ゴール空港 第2ターミナル、オルリー空港からパリ市内へのアクセス
 
*CDG2→ポルト・マイヨ→エトワール広場
運行時間: 0545-23:00
料金:14.00ユーロ
 
*CDG2→リヨン駅→モンパルナス駅
運行時間:0700-21:00
料金:15.00ユーロ
 
*CDG2→オルリー空港
運行時間:06:00-22:25
料金:18.00ユーロ
 
*オルリー空港→モンパルナス→アンヴァリド
運行時間06:00-23:00
料金10.00ユーロ
 
*オルリー空港→モンパルナス→エトワール広場
運行時間06:00-23:00
料金10.00ユーロ
 
運行時間、バス乗り場等は変更される場合かあります。往復のご利用には割引運賃があります。4名様以上でのご利用には割引があります。料金などの情報については、2008年3月現在のものです。2歳未満の子供は無料、11歳以下の子供は約半額となります。
--->
 
===機内クラス===
エールフランスの国際線のクラスは[[2010年]]3月からヨーロッパ内・[[北アフリカ]]・[[イスラエル]]の各路線と長距離・[[カリブ海]]・[[インド洋]]の各路線とはクラス構成を分離しており、ヨーロッパ内・北アフリカ・イスラエルの各路線では[[ビジネスクラス]]、[[エコノミークラス]]の2クラスを、長距離・カリブ海・インド洋の各路線では「ラ・プルミエール」([[ファーストクラス]])、ビジネスクラス「ビジネス」、[[ビジネスクラス#第4のクラス|プレミアム・エコノミークラス]]「プレミアム・エコノミー」、エコノミークラス「エコノミー」をそれぞれ設定している。
890 ⟶ 934行目:
<ref>{{Cite web |url=http://www.amadeus.com/getonboard/?page_id=10 |title=Airlines using Amadeus |publisher=[[アマデウスITグループ]] | language=英語|accessdate=2015-09-27}}</ref>
 
== 日本におけるエールフランス ==
== 運航機材 ==
[[第二次世界大戦]]終結後の[[1952年]]に、[[ロッキード コンステレーション]]で運航されていた南廻りヨーロッパ線のパリ - [[ベイルート]] - [[カラチ]] - [[サイゴン]]線を[[アジア]][[極東]]路線として、[[フランス領インドシナ]]サイゴン市(現・[[ベトナム|ベトナム社会主義共和国]][[ホーチミン市]])から[[東京]]([[東京国際空港]])まで延長する形で乗り入れを開始した。
<ref>http://www.airfrance.co.jp/JP/ja/local/guidevoyageur/classeetconfort/abord_plan_cabine.htm</ref>
 
その後は、[[アンカレッジ]]経由の北周りや[[モスクワ]]経由の[[シベリア]]上空ルートでの乗り入れを経て、極東路線として現在ではパリから羽田、成田、関西の3空港に直行便で乗り入れている。
=== 現在の運航機材 ===
エールフランスの機材は以下の航空機で構成される ([[2015年]]5月現在)。同社は世界で唯一、エアバス社が生産した型式を全て保有している(あるいは過去に保有していた)航空会社である。欧州の航空会社でありながらボーイング社の機体<ref>例:777-300ER・747-400ERF・777F</ref>も[[ローンチカスタマー]]として積極的に導入を進めている。
 
成田からは、夜21:50前後<!---21:55 ←この便の出発時刻は季節や曜日によって異なることが多いので、正確を期すためにも時刻に幅を持たせた方が良いです。--->に出発して、翌早朝にパリに到着する便を「スターウイング」の名で運航していたが、2014年3月の夏期ダイヤより羽田発の深夜出発便が就航したことで、成田発着は廃止された。ちなみにこの便はパリへの到着時刻を調整するために、他の便よりも飛行時間を延長する措置として、成田を出発後に[[太平洋]]上空を北上し続けて[[ベーリング海]]上空に入り、[[アリューシャン列島]]と[[北極]]の各上空を通過して[[ノルウェー海]]上空を通るルートで航行して、パリに現地時間の早朝4時台に到着する様に設定されていた。本来であれば、真夜中に成田を離陸することが最適であるが、成田空港の離着陸時間が23時までに厳しく制限されており(それ以外は緊急着陸等でない限りまず認められない)、滑走路上の移動時間やその他の遅延要因を考えてぎりぎりの時間に設定していることによる(これより後に成田を出発する便は、2013年11月15日現在、日本航空のホノルル行き、エミレーツ航空のドバイ行き、カタール航空のドーハ行き、[[トルコ]]航空の[[イスタンブール]]行きだけである)。
===旅客機===
*[[エアバスA318|エアバス A318-100]]型機 18機
*[[エアバスA319|エアバス A319-100]]型機 40機
*[[エアバスA320|エアバス A320-200]]型機 46機
*[[エアバスA321]]型機 23機
*[[エアバスA330#A330-200型機|エアバス A330-200]]型機 15機
*[[エアバスA340|エアバス A340-300]]型機 13機
*[[エアバスA380|エアバス A380-800]]型機 10機<ref>2009年11月20日に、[[シャルル・ド・ゴール国際空港|パリ]]発[[ジョン・F・ケネディ国際空港|ニューヨーク]]行で欧米の航空会社として初めて運航開始した。なお、初便記念飛行のチケットは、ネットオークションで販売された。同年11月23日より、同区間をAF006便(復路は、AF007便)として定期便運航(水曜日を除く)を開始した。</ref>・<ref>2010年9月1日から[[シャルル・ド・ゴール国際空港|パリ]] - [[成田国際空港|成田]]線にも就航。但し、[[東日本大震災]]の影響もあり2011年7月現在は他機材による運航となっており、再就航への具体的な話は出ていない。</ref>・<ref>就航座席数は3クラスで538席(ファースト9席・ビジネス80席・エコノミー449席)としており、同社及び世界で初の3クラスで500席台提供の商業飛行となった。2010年10月現在、3クラスでは世界最多有償座席数である。なお、5号機よりプレミアムエコノミークラスが新たに設定され、4クラス仕様となる。</ref>・<ref>2009年2月に発表された新塗装が最初から施される初めての機材である。</ref>
*[[ボーイング777 #777-200ER(772B)|ボーイング 777-200ER]]型機 25機
*[[ボーイング777 #777-300ER(773B)|ボーイング 777-300ER]]型機 40機<ref>2008年5月に25機目のボーイング777-300ERを受領したことで同社所有のボーイング777は50機に達した。同型機50機所有は世界初の快挙である。</ref>・<ref>2009年4月にはある意味、記念となる通算生産数777号機のボーイング777を受領した。また同機には同年2月に発表された新塗装が初めて施された。</ref>
 
日本では一時期「エールフランス'''国営航空'''」と名乗っていた時期があった。また、一部では英語読みの「エア・フランス」と呼ばれることもある<ref>[http://www.mlit.go.jp/report/press/cab03_hh_000037.html 日本・フランス航空当局間協議の結果について](2008年10月24日 [[国土交通省]]報道発表資料) ここでは「エア・フランス」となっている。</ref>。なお、関西空港が開港した翌日やサミット時などに[[コンコルド]]が数回特別便として乗り入れたことがある。
<gallery>
File:Air France Airbus A318-111; F-GUGI@FRA;06.07.2011 603gt (5915187832).jpg|A318
File:Air France A319-100LR F-GRXJ KBP 2011-9-25.png|A319
File:F-GFKR (7205721540).jpg|A320
File:Air France, Airbus A321-212, F-GTAD - CDG (21918448663).jpg|A321
File:F-GZCO (7648720192).jpg|A330-200
File:AFR F-GLZK A340 LFPG 8-03-14.jpg|A340-300
File:Air France A380 F-HPJA.jpg|A380-800
File:Airfrance, Boeing 777-200ER F-GSPS NRT (24288438363).jpg|B777-200ER
File:Airfrance, Boeing 777-300ER F-GSQL NRT (16773182414).jpg|B777-300ER
 
==== 日本乗り入れ空港 ====
</gallery>
(2016年9月 現在)
上記の他にも、エールフランスの子会社が小型機種を運航している。
[[File:エールフランス航空ボーイング777羽田.JPG|thumb|東京国際空港に乗り入れているボーイング777‐200ER]]
*[[オップ!]]
*[[成田国際空港]](第1ターミナル・北ウイング)…週7便
**[[ATR 42]]型機 14機
*[[東京国際空港]](国際線ターミナル)…週10便
**[[ATR 72]]型機 9機
*[[関西国際空港]](第1ターミナル・南ウイング)…週6便
**[[ボンバルディア CRJ]]-100ER型機 4機
日本航空の国内線(東京/成田 - [[大阪国際空港|大阪/伊丹]]・[[中部国際空港|名古屋/中部]]・[[新千歳空港|札幌/新千歳]]・[[福岡空港|福岡]]線、東京/羽田 - [[長崎空港|長崎]]線、大阪/関西 - 札幌/新千歳線)にもエールフランスの便名をつけてコードシェア運航している。
**ボンバルディア CRJ-700型機 15機
かつては、[[名古屋飛行場|名古屋/小牧]]線も就航していた。
**ボンバルディア CRJ-1000型機 13機
**[[エンブラエル ERJ 145]]型機 20機
**[[エンブラエル170|エンブラエル ERJ 190]]型機 16機
**[[エンブラエル190|エンブラエル ERJ 190]]型機 10機
*[[シティジェット]]
**[[BAe 146|Avro RJ85]]型機 23機
**[[フォッカー 50]]型機 15機
 
[[2010年]]10月末の[[東京国際空港]](羽田)の新滑走路開設による増枠で、エールフランスも就航の意欲を示した。だが羽田に深夜早朝限定の発着となっているため、早朝に着陸しても羽田で深夜まで出発を待たなければならず、効率が悪く機材繰りが難しい。逆のパターンで深夜に羽田に着陸したところで、公共の交通機関(特に鉄道)が運行していないので乗客はバス或いはタクシーの利用を強いられることになる。
===貨物機===
*[[ボーイング777#777貨物型(777F)|ボーイング777F]]型機 2機
<gallery>
File:Air France Cargo Boeing 777F; F-GUOB@HKG;04.08.2011 615wr (6260661642).jpg|B777F
</gallery>
 
こうした理由から同じく就航の意欲を示した欧州勢の[[ブリティッシュ・エアウェイズ]]、[[ルフトハンザドイツ航空]]は現実的でない対応として今回は見送る方針で固めていたが、ブリティッシュ・エアウェイズは2011年2月末から週5便発着枠獲得で羽田就航を表明。エールフランスとルフトハンザは羽田就航を見送る替わりに成田線に[[エアバスA380]]を就航させるが、2011年11月時点エールフランス側の成田線は2往復とも[[ボーイング777#ボーイング777-300ER型機|ボーイング777-300ER]]での運航となり、捻出されたA380を同年12月5日以降パリ - ドバイ線へ振り分けていた<ref>[http://corporate.airfrance.com/en/press/news/article/item/los-angeles-et-dubai-2-nouvelles-destinations-en-a380/ Los Angeles and Dubai: 2 new destinations for Air France’s A380]</ref>。2012年4月下旬以降は、AF275・AF276を再びA380による運航へ戻している。また2010年10月31日から日本航空が羽田から[[シャルル・ド・ゴール国際空港|パリ]]線を就航しているが、供給座席の一部をエールフランスが買い取り、[[コードシェア便]]として販売していたが、2015年3月28日をもってコードシェアを解消した。
===過去の運航機材(一部)===
[[File:DC-3 Air France nose.jpg|right|240px|thumbnail|[[ダグラス・エアクラフト|ダグラス]][[DC-3]]型機]]
*[[コンコルド]]
*[[ボーイング707]]型機
*[[ボーイング727]]型機
*[[ボーイング737]]型機
*[[ボーイング747-400 #747-400BCF型|ボーイング 747-400BCF]]型機<ref>BCFの中でF-GISFは元[[全日本空輸]]の機体(JA8094:同社1号機の747-400)で、かつては旅客便としてパリに乗り入れていた。</ref>
*[[ボーイング767]]型機
*[[エアバスA300]]型機
*[[エアバスA310]]型機
*[[シュド・カラベル]]
*[[デ・ハビランド DH.106 コメット|デハビランド・コメット]]
*[[ヴィッカース・バイカウント]]
*[[ロッキード コンステレーション]]シリーズ
*[[ダグラス・エアクラフト|ダグラス]][[DC-4]]型機
*ダグラス[[DC-3]]型機
*ドヴォアチン338
 
エールフランスを含む欧州各社は、3年後の羽田の日中の40発着枠増枠(欧州路線最優先枠)での就航を目指しており、2014年3月30日からパリ/CDG線を週10便 (1日1便・月・木・土) で就航開始<ref>[http://www.sankeibiz.jp/business/news/121128/bsd1211281714012-n1.htm 2014年、羽田-パリ線に自社便 仏エールフランス航空] 2012.11.28 17:12 SankeiBiz(サンケイビズ)</ref><ref>[http://flyteam.jp/news/article/29683 エールフランス、3月30日から羽田/パリ線に就航] FlyTeam 2013年12月11日付</ref><ref>[http://www.traicy.com/archives/8172212.html エールフランス、東京/羽田〜パリ/シャルル・ド・ゴール線を開設!=ダブルデイリーも!] Traicy 2013年12月11日付</ref><ref>[http://www.airfrance-japan.jp/pdf/HND_release_ja.pdf エールフランス航空、羽田空港に就航] 2013年12月10日</ref>。このうち、東京/羽田 - パリ線の東京深夜発便は、日本航空が座席を買い取るコードシェア便として販売されていたが、上述の通り2015年3月にてコードシェアは解消された。<ref>[http://www.jal.co.jp/info/inter/140128.html エールフランス航空の運航する羽田(深夜発夕刻着)-パリ線がJAL便としてご利用いただけます] 2014年1月28日 日本航空株式会社</ref>。
なお、エールフランスが発注した[[ボーイング]]社製航空機の顧客番号([[ボーイング#カスタマーコード|カスタマーコード]])は'''28'''で、航空機の形式名は747-2'''28''', 747-4'''28''', 777-2'''28'''ER , 777-3'''28'''ER などとなる。
 
==その他==