「アイアン・メイデン」の版間の差分
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{{otheruseslist|英国のヘヴィメタルバンド|拷問具|鉄の処女|マーベル・コミックのキャラクター|アイアンメイデン (コミック)|グラディウスシリーズのキャラクター|アイアンメイデン (グラディウス)}}
{{Infobox Musician
| Name = アイアン・メイデン<br
| Img =
| Img_capt = スイス・ニヨン公演 (2016年7月)
| Img_size = 250px
| Landscape = yes
| Background = group_or_band
| Origin = {{ENG}}
| Genre = [[ヘヴィメタル]]<ref name="cube_iron_maiden">[http://www.cube-music.com/f-artists/band-group/iron_maiden/ キューブミュージック]</ref><ref name="sputnik music_Iron Maiden">[http://www.sputnikmusic.com/bands/Iron-Maiden/70/ Iron Maiden reviews, music, news] - sputnikmusic・2015年6月29日閲覧。</ref><ref name="Allmusic">{{citeweb|work=[[オールミュージック]]|url=http://www.allmusic.com/artist/iron-maiden-mn0000098465/biography|title=Iron Maiden|Biography|accessdate=2015-06-29||publisher=All Media Guide}}</ref><br />[[プログレッシブ・メタル]]<ref name="sputnik music_Iron Maiden" /><br />[[NWOBHM]]<ref name="Allmusic" />
| Years_active = [[1975年]] - 現在
| Label = [[EMI]]<br
| Associated_acts =
| URL = http://www.ironmaiden.com
| Current_members = [[ブルース・ディッキンソン]]([[ボーカル|vo]])<br
| Past_members = [[ポール・ディアノ]](vo)<br
}}
[[File:Logo iron maiden.png|thumb|right|バンドのロゴ]]
'''アイアン・メイデン'''({{lang-en-short|IRON MAIDEN}})は、[[イングランド]]出身の[[ヘヴィメタル]]・[[バンド (音楽)|バンド]]<ref name="cube_iron_maiden" /><ref name="sputnik music_Iron Maiden" />。
[[1975年]]に[[ロンドン]]で結成され、[[1980年代]]初頭に[[イギリス]]で巻き起こった新しいロックの潮流「[[NWOBHM]]」(''New Wave Of British Heavy Metal'')を牽引し、1980年代から[[1990年代]]初頭におけるヘヴィメタル・ブームの立役者となった。幾度にもわたるメンバーの変更を経ながら1990年代末からラインナップが安定し、21世紀に入ってもなお精力的に活動している。
== 年譜 ==
[[File:IRON MAIDEN - Steve Harris Adrian Smith & Dave Murray - Manchester Apollo - 1980.jpg|thumb|right|220px|1980年デビュー当時]]
* [[1975年]](1976年と記述されている資料もある<ref>[http://www.hmv.co.jp/artist_IRON-MAIDEN_000000000014257/biography/ IRON MAIDEN (アイアンメイデン)のプロフィール]ローソンネットショッピングロッピー</ref>)、[[ロンドン]]で[[スティーヴ・ハリス]] (B) が中心となり結成される。結成当初は頻繁にメンバーチェンジを繰り返していたが、[[1978年]]に[[ポール・ディアノ]] (Vo) 、[[デイヴ・マーレイ]] (G) 、[[ドウグ・サンプソン]] (Dr) が加入することで、メンバーが安定。このメンバーで、最初のデモテープを録音する。
* [[1979年]]、二人目のギタリストとして[[トニー・パーソンズ]]を迎え、12月にメジャーレーベル[[EMI]]と契約する。メジャー契約後すぐに、健康上の理由でドウグが脱退し、トニーも同時に脱退するも、[[クライヴ・バー]] (Dr) 、[[デニス・ストラットン]] (G) が加入する
* [[1980年]]1月に1stシングル「ランニング・フリー - ''Running Free'' - 」を、4月に1stアルバム『[[鋼鉄の処女]] - ''Iron Maiden'' - 』をリリース。[[デニス・ストラットン]] (G) に変わり[[エイドリアン・スミス]] (G) が加入。
[[File:Iron Maiden 1982.jpg|thumb|right|220px|ブルース・ディッキンソン(Vo) 加入当時 (1982年)]]
* [[1981年]]、2ndアルバム『[[キラーズ (アイアン・メイデンのアルバム)|キラーズ]] - ''Killers'' - 』発表後、ヴォーカルのポール・ディアノが脱退。[[サムソン (バンド)|サムソン]]の[[ブルース・ディッキンソン]]を迎える。
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* [[1990年]]、ギターの[[エイドリアン・スミス]]が脱退<ref>[http://www.hmv.co.jp/artist_IRON-MAIDEN_000000000014257/biography/ IRON MAIDEN (アイアンメイデン)のプロフィール]ローソンネットショッピングロッピー</ref>、代わりに[[イアン・ギラン]]、ブルース・ディッキンソン等と活動していた[[ヤニック・ガーズ]]が加入、8thアルバム『[[ノー・プレイヤー・フォー・ザ・ダイイング]] - ''No Prayer For The Dying'' - 』をリリース。
* [[1992年]]、9thアルバム『[[フィア・オブ・ザ・ダーク]] - ''Fear Of The Dark'' - 』リリース。ドニントンでの[[モンスターズ・オブ・ロック]]に再びメイン・アクトとして出演。
[[File:Blazebayley2005.jpg|thumb|right|150px|ブレイズ・ベイリー(Vo) 2005年]]
* [[1993年]]、音楽的な衝突により[[ブルース・ディッキンソン]]が脱退<ref>[http://www.emimusic.jp/intl/ironmaiden/bio/ IRON MAIDEN公式サイト・バイオグラフィー]</ref>。後任に[[ブレイズ・ベイリー]]が加入。
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* [[1998年]]、11thアルバム『[[ヴァーチャル・イレヴン]] - ''Virtual XI'' - 』をリリース。
その後、ヘヴィメタル停滞という時代の流れなどにより、バンドの活動はスケールダウンしたため、ソロ活動に行き詰まっていたブルース・ディッキンソン、エイドリアン・スミスにオファーをし[[1999年]]に再加入。それにしたがってブレイズが脱退する形となった(マネジメントはサンクチュアリで残った)。これにより、バンドはトリプル・ギターの全6人編成になる。
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* [[2006年]]、14thアルバム『[[ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス〜戦記]] - ''A Matter Of Life And Death'' - 』をリリース。
* [[2010年]]、15thアルバム『[[ファイナル・フロンティア]] - ''The Final Frontier'' - 』をリリース。本国イギリスを含む世界28ヶ国で第1位を獲得した<ref>[http://ro69.jp/news/detail/39437 アイアン・メイデン、15枚目の新作『ファイナル・フロンティア』が初登場1位] - RO69</ref>。
*
[[ファイル:Iron Maiden Clairvoyant 2013.jpg|220px|right|thumbnail|「[[第七の予言]]」セット再現ステージ (2013年)]]
現在も精力的に活動中である。近年ではアルバム発売後のワールド・ツアーに加え、初期アルバムからの選曲のみのツアーも行っており、2008年2月には[[パシフィコ横浜]]、[[幕張メッセ]]での来日公演が実現。初期〜中期の曲を中心に演奏した。[[幕張メッセ]]でのライブは、バンドの日本では初のオールスタンディングのライブとなった。このセットリストはワールドツアーの特別なものだったが、2008年にはドイツのメタルフェス「ヴァッケン・オープン・エア」で特別ゲストとしてこのセットリストで出演。ヴァッケンの初日のトリを務めた。2011年3月12・13日には[[さいたまスーパーアリーナ]]でのライブが予定されていたが、[[東日本大震災]]の影響により中止となった<ref>[http://www.emimusic.jp/intl/ironmaiden/special/tour2011.htm IRON MAIDEN公式サイト・THE FINAL FRONTIER WORLD TOUR 2011記念企画!!]</ref>。2016年、8年ぶりの来日公演を開催<ref>[http://gekirock.com/news/2016/01/iron-maiden_japan-tour2016.php IRON MAIDEN、8年振りとなる来日公演が4/20-21に両国国技館にて開催決定!] - 激ロック</ref>。
メンバーチェンジの多いバンドとしても知られるが、ブルースとエイドリアンの復帰以降は10年以上同じメンバーで安定している。現在のメンバー構成での活動期間が、トータルでも連続でもアイアン・メイデン史上最も長い。
== サウンド面での特徴 ==
[[File:IRON MAIDEN - Manchester Apollo - 1980.jpg|thumb|right|150px|1980年デビュー当時。左ポール・ディアノ(Vo) 右スティーヴ・ハリス(B)]]
初期には[[ハードロック]]に強く影響されながらも、ディアノの歌唱法のように[[パンク・ロック]]の荒々しさを取り入れた[[音楽|サウンド]]を身上としており(ただし、スティーヴ・ハリスはパンクを嫌っており、影響を明確に否定している)、[[NWOBHM]]の黎明期からシーンの牽引力として同時期の代表格バンドとなった。
3rdアルバム『魔力の刻印 - ''The Number Of The Beast'' - 』では、前任者よりはるかに広い[[声域]]を持つ[[ヴォーカリスト]]のブルース・ディッキンソンが加入し、メロディアスかつ整合性を重視する傾向が強まった。以降はパンクの要素、殊にストレートなアプローチが大きく減少し、豊かな展開と流麗なギターワークを主軸とした音楽性に固定化が図られる。2000年代からはデイヴ・エイドリアン・ヤニックら看板ギタリスト三人が揃い踏みとなった編成でより重厚なサウンドとなっている。
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== エディ ==
[[File:Iron Maiden Full Artwork 2015.jpg|thumb|left|200px|エディをモチーフにした2015年のイラスト]]
[[File:Boeing 757-23A, Astraeus Airlines JP6519030.jpg|thumb|right|200px|B757 - Ed Force One]]
エディ・ザ・ヘッド([[:en:Eddie the Head|Eddie the Head]]、通称エディ)はデビュー時からのバンドのキャラクターであり、アルバムやシングル盤のジャケットにデビュー時から常に登場する。またライヴのステージ上に巨大なエディが出現することもある。[[ゾンビ]]であり、『[[死霊復活]]』のジャケットに描かれた墓碑銘には"Edward T.H."とある。過去には凍結されたり、復活したり、ピラミッドになっていたり、宇宙へ向かったりしたこともある。作者はイギリス人アーティスト、[[デレク・リッグス]]。
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== メンバー ==
=== 現ラインナップ ===
* [[ブルース・ディッキンソン]] Bruce Dickinson - [[ボーカル]] (1981-1993, 1999- )
* [[スティーヴ・ハリス]]
;現在のメンバー▼
* [[
* [[
* [[ヤニック・ガーズ]] Janick Gers - [[ギター]] (1990- )
* [[
▲* [[スティーヴ・ハリス]] – [[ベースギター|ベース]], バッキング・ボーカル, [[キーボード (楽器)|キーボード]] (1975–現在)
<table border="0" cellspacing="0"><tr>
<td><!-- 字下げ -->
<td>[[File:Iron Maiden @ Bluesfest July 6 20102.jpg|thumb|right|150px|ブルース・ディッキンソン(Vo) 2010年]]</td>
;ライヴ・メンバー▼
<td>[[File:Iron Maiden @ Bluesfest July 6 2010 (2).jpg|thumb|right|150px|スティーヴ・ハリス(B) 2010年]]</td>
<td>[[File:Davemurray.jpg|thumb|right|150px|デイヴ・マーレイ(G) 2008年]]</td>
<td>[[File:Adrian Smith @ Bluesfest July 6 2010.jpg|thumb|right|150px|エイドリアン・スミス(G) 2010年]]</td>
<td>[[File:Janick Gers @ Bluesfest July 6 2010.jpg|thumb|right|150px|ヤニック・ガーズ(G) 2010年]]</td>
* [[ポール・ディアノ]] – ボーカル (1978–1981)▼
<td>[[File:Nicko McBrain 2.jpg|thumb|right|150px|ニコ・マクブレイン(Ds) 2008年]]</td>
* [[ブレイズ・ベイリー]] – ボーカル (1994–1998)▼
</tr></table>
* [[デニス・ストラットン]] – ギター, バッキング・ボーカル (1979–1980)▼
* [[ドウグ・サンプソン]] – ドラムス, パーカッション (1977–1979)▼
*
* [[クライヴ・バー]] Clive Burr - ドラムス (1980-1982)
===アルバムごとの編成===
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== 日本公演 ==
{{colbegin|2}}
* 1981年
* 1982年
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* 2011年 東日本大震災のため公演中止
* 2016年
{{colend}}
== 脚注 ==
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