「プロ野球ドラフト会議」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
122.1.102.110 (会話) による ID:62133393 の版を取り消し
4行目:
この会議は、毎年[[10月]]と[[11月]]に[[社団法人|一般社団法人]][[日本野球機構]](NPB)が主催し、'''新人選手選択会議規約'''に定められた手順に基づいて、新人選手との契約交渉権をプロ野球に属する各球団に振り分けるものである。NPBでは新人選手選択会議の他に、[[育成選手制度 (日本プロ野球)|育成選手]]獲得のための育成選手ドラフト(正式名称は育成選手選択会議)が行われる。
 
== ドラフトの制度 ==
=== ドラフト会議で指名できる選手 ===
ドラフト会議では、新人選手選択会議規約第1条に定められた新人選手が対象となる。すなわち、過去に日本プロ野球の球団に入団したことがない選手のうち、日本国籍を持っている、もしくは日本の[[中学校]]、[[高等学校|高校]]とこれに準ずる学校、[[大学]]とこれに準ずる団体のいずれか(つまり[[一条校]])に在学した経験をもつ選手である。<!--(日本の[[小学校]]のみに在籍し、それ以降は海外の学校に在籍した選手については不詳)-->日本の学校に在学中の場合には、ドラフト会議の翌年3月[[卒業]]見込み、大学の場合は4年間在学している選手であること。
 
;指名出来ない選手
あっささああああああああ淡さsscmjはjhhhvthヴぁささささささっさあっさささささささささっさsっさああああさっささ
*当該ドラフト開催年度の4月1日以降に[[退学]]した選手
*所属する連盟に[[プロ志望届]]を提出していない(つまり進学若しくは就職予定の)学生・生徒(高校生は[[2004年]]から、大学生は[[2007年]]からの措置)<ref>ただし、この規定はその時点で野球部に所属している学生・生徒に適用されるため、野球部に所属していなければプロ志望届の提出は必要ない。実例として2011年に[[早稲田大学]]の[[大嶋匠]]が日本ハムに指名されたが、野球部ではなく[[ソフトボール]]部に所属していたため、全日本大学野球連盟にプロ志望届は提出されていない。</ref>
*社会人野球のチームに入部した選手で中卒や高卒での入部の場合は入部後3年、それ以外の場合は2年を経過していない者([[日本野球連盟]]との協定による 所属チームが廃部または休部した場合を除く)
*前年のドラフト会議で指名し、その後入団に至らなかった選手(当該球団のみ)。ただし、いくつかの例外事項も存在する。
[[四国アイランドリーグplus]]や[[ベースボール・チャレンジ・リーグ]]といった国内の[[独立リーグ]]は社会人野球と同様に扱われるが、プロ志望の選手については、所属初年度から指名することが可能である。これは四国アイランドリーグが発足した2005年にリーグからの要望を受けて行われたもので、その後発足したベースボール・チャレンジ・リーグでも踏襲された。日本プロ野球を介さずに直接[[メジャーリーグベースボール|メジャーリーグ]]や海外の独立リーグなど、日本国外のチームに在籍した選手についても、ドラフト指名が原則として義務付けられている。
 
;ドラフト指名を拒否し外国球団と契約を行った場合の指名凍結の特例
プロ志望届を提出したドラフト対象選手がドラフト会議の指名を拒否して外国球団と契約した場合、高校生は帰国から3年間、高校生以外は2年間ドラフト指名凍結選手となり、ドラフト指名を行うことはできない。
 
;過去のオリンピック開催時の指名凍結選手の特例
[[近代オリンピック|夏季オリンピック]]における[[オリンピック野球競技|野球競技]]で、アマチュア選手のみしか出場できなかった時代([[1984年]]・[[ロサンゼルスオリンピック (1984年)|ロサンゼルス]]から[[1996年]]・[[アトランタオリンピック|アトランタ]]まで)には、アマチュア側が五輪強化選手を指名凍結選手としてリストアップし、その選手に関しては当該オリンピック終了までドラフトの指名をしないように指定した(例:アトランタ五輪時の[[小野仁]])。但し、指名凍結選手となった場合、オリンピック開催後のドラフトにおいて、中・高卒3年、大卒2年の凍結期間に関係なく指名できた。
 
=== 契約交渉権の有効期間 ===
ドラフト会議によって得られるのは、選手との契約交渉権である。したがってドラフト会議で指名した後に選手契約ができなければ、指名選手の入団には至らない。選手契約交渉権の期限は、その選手との契約交渉権を獲得したドラフト会議の翌年3月末までであり、それまでにその選手と契約し支配下選手として公示することができなければ、契約交渉権は無効となる。社会人野球チームの所属選手については、この期限が翌年1月末までとなっている。
 
=== 選択会議 ===
新人選択会議規約では、高等学校在学生の選手を対象とした「高校生選択会議」(毎年10月1日~14日)、高等学校在学生以外の選手を対象とした「大学・社会人ほか選択会議」(毎年11月10日~22日)、の2つの会議を招集するよう定められているが、2008年度以降一括開催されている。
 
;選択会議の選択方法
* 各球団は獲得を希望する選手がいなくなった段階で選択の終了を宣言し、それ以後の指名に参加することはできない。
* [[ウェーバー方式]]で用いられる「球団順位の逆順」とは、会議1週間前におけるペナントレース順位の逆順(最下位球団が1番目となる)となる。セ・パ両リーグの同順位球団の先順については、以下により決定する。
:(2014年まで)
:# 会議開催年度のオールスターゲームに勝ち越したリーグ
:# 1.で決定できない場合<ref>2試合制で結果が1勝1敗となった場合など。</ref>、会議開催年度のオールスターゲームの得失点差が優位のリーグ
:# 1.2.で決定できない場合<ref>直近では[[2013年のオールスターゲーム (日本プロ野球)|2013年]]が該当した。</ref>、抽選
:(2015年より)
:# 会議開催年度の[[セ・パ交流戦]]に勝ち越したリーグ
:# 1.で決定できない場合、会議開催年度のセ・パ交流戦の総得失点差が優位のリーグ
:# 1.2.で決定できない場合、抽選
* 1巡目は入札抽選である。つまり、参加する全球団が同時に選手を指名<ref>ただし発表の順番は「球団順位の逆順」となる。</ref>して、指名が重複した場合には抽選を行う。抽選に外れた球団については、抽選に外れた球団のみで再度入札抽選を行い、全球団の1巡目指名選手が確定するまでこれを繰り返す。
* 2巡目は「球団順位の逆順」にウェーバー方式で選択。
* 3巡目は2巡目と反対の順番(逆ウェーバー方式)で選択。
* 4巡目以降は、ウェーバー方式と逆ウェーバー方式を交互に行い、すべての球団が選択の終了を宣言するまでこれを続ける。ただし、指名選手の合計が120人に到達した場合は選択の終了を宣言していない球団があっても終了する(例えばある巡目において指名続行球団が3球団残っている場合、その時点で指名選手の合計が118人(上限到達まで残り2人)であれば、{{要出典|範囲=そのうちの指名順上位2球団までしか指名できない|date=2014年10月}})。
 
=== 育成選手選択会議 ===
選択会議で指名選手が120人未満であった場合に選択会議終了後に行われる。支配下登録選手ではなく育成選手の獲得を目的とした会議である。
 
; 育成選手選択会議の選択方法
* 指名する選手がいる球団のみ指名する旨の意思表示をして選択会議に参加する。また、選択する意思表示をしても1人も指名しないことは可能。
* ウェーバー方式、逆ウェーバー方式を交互に行い、すべての球団が選択の終了を宣言するまでこれを続ける。
 
== ドラフト制度の沿革 ==