「ジョセフ・フランシス・チャールズ・ロック」の版間の差分

[[オーストリア＝ハンガリー帝国]]の首都[[ウィーン]]で生まれた。10歳の時に父親と[[エジプト王国|エジプト]]にわたり、その後ヨーロッパ各地を放浪した。1905年にアメリカに移住し、1907年からハワイの[[ホノルル]]に住み、後にハワイの植物のオーソリティになった。ミルズ・カレッジ（現在の私立高校{{仮リンク|ミッド・パシフィック・インスティチュート|en|Mid-Pacific Institute}}）で教職に就くが、1908年に健康のために戸外で働くことを選び、[[ハワイ大学システム|ハワイ大学]]で植物学者として働き、最初の栽培農園の設立に従事し、1911年から[[学芸員]]として1920年まで働いた。その後アジアの植物の探索に生涯を費やした。

[[ミャンマー|ビルマ]]、[[タイ王国|タイ]]、[[アッサム州|アッサム]]で薬用植物のダイフウシノキの探索から始め、1922年から1949年の間は[[中華民国|中国]]南部の植物、民族、[[言語]]の研究のために[[雲南省]]、[[四川省]]、南西[[甘粛省 (中華民国)|甘粛省]]および東部[[チベット]]ですごした。ロックの集めたアジアの多くの植物は{{仮リンク|アーノルド樹木園|en|Arnold Arboretum}}<ref>[https://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%89%E6%A8%B9%E6%9C%A8%E5%9C%92-1503092 アーノルド樹木園(あーのるどじゅもくえん)とは] - [[コトバンク]]</ref>で栽培された。

1917年からの{{仮リンク|ゴロクの反乱 (1917–49)|en|Ngolok rebellions (1917–49)|label=ゴロクの反乱（Ngolok}}(Ngolok rebellions）rebellions)の間には、ロックは何度もチベットの[[夏河県]]や[[ラプラン寺]]のNgolok{{仮リンク|ゴロクの[[チベット人]]|en|Golok people}}(Golok people)と[[馬麒]]が率いる[[イスラーム|イスラム]]軍との戦いを目撃し、馬麒軍の残虐な行動を目撃した。

ロックは植物学的に興味深い地域のひとつである[[雲南省]]に入った植物学者としては、[[ジャン・マリー・デラヴェ]]神父（Père Jean Marie Delavay）や[[ジョージ・フォレスト (植物学者)|ジョージ・フォレスト]]（George Forrest）、{{仮リンク|ハインリヒ・ハンデル＝マツェッティ（Heinrich|de|Heinrich von Handel-Mazzetti (Botaniker)|en|Heinrich Handel-Mazzetti}}(Heinrich von Handel-Mazzetti）Mazzetti)らの後に位置し、多くの植物を収集し、記載したという点では彼らに及ばなかったが、多くの貢献をした。