削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
日本語表記の正誤修正。
44行目:
}}
 
'''ロイシン''' (leucine) は、[[アミノ酸]]の1種であり、[[側鎖]]に[[ブチル基 | イソブチル基]]を持ため、疎水性アミノ酸に分類される。また、非極性側鎖アミノ酸で[[分枝鎖アミノ酸]]に分類される。略号は Leu あるいは L である。白色結晶となることから、[[ギリシャ語]]で『白い』を意味する "leuco" にちなみ命名された。[[英語]]式発音を片仮名転記すると「リューシーン」となる。
 
[[タンパク質]]構成アミノ酸で、ヒトはロイシンを合成できないため、ヒトの[[必須アミノ酸]]の1つに数えられる。幼児では生長、成人では窒素平衡に必須である。ただし、遺伝子に異常がある場合、[[メープルシロップ尿症]]の原因になるアミノ酸の1つでもある。[[ケト原性アミノ酸|ケト原性]]を持つ。タンパク質の生成・分解を調整することによって[[筋肉]]の維持に関与する。なお、ロイシンは1つキラル中心を持っており天然型のロイシンは、S体のL-ロイシンであり、ヒトはこれを苦く感ずる。対して、天然にはほとんど見られないR体のD-ロイシンは、ヒトには甘く感じられる。