「ケチャップ」の版間の差分

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{{Lang|zh|[[ビン南語|閩南語]]}}や[[台湾語]]では、小魚や[[エビ]]の[[塩辛]]を kechiap、koechiap 鮭汁 と呼び、これが[[マレー半島]]に伝わって kichap、kecap と呼ばれるようになった。
<ref group="注">閩南語の[[方言字]]や台湾語で、鮭もしくは「魚奚(魚偏に奚)」と記し ke または koe と読む。魚の[[サケ]]とは無関係。</ref>
<ref>台湾語は鮭[{{NDLDC|1218326/479}}] [http://taigi.fhl.net/dict/gm.php?fn=A/A0513.png 台日大辭典上巻(1932年) p455 台湾総督府]以外にも、コエチャ<small>プ</small>(肴(さかな)に鹽(しほ)したとき出る汁)[{{NDLDC|1218326/486}}] [http://taigi.fhl.net/dict/gm.php?fn=A/A0520.png 台日大辭典上巻(1932年) p462 台湾総督府]という言葉がある。ただし、トマトケチャップや[[ウスターソース]]を指す、kiat-chiap(キエッチャプ、橘汁)または kiat-chiap-puh(キエッチアップッ)[{{NDLDC|1218326/316}}] [http://taigi.fhl.net/dict/gm.php?fn=A/A0350.png 台日大辭典上巻(1932年) p292 台湾総督府]は、[[日本語]]や[[英語]]からの[[借用語]]と見られる</ref>
<ref group="注">[[マレー語]]の「kicap」と[[インドネシア語]]の kecap は、現在[[魚醤]]以外に[[大豆]]の醗酵調味料である[[醤油]]の意にまで広がっており、むしろ今日では醤油を指す場合の方が多い。</ref>
<ref group="注">[[広東語]]では魚を使ったソースを、マレー語の kichap にちなんで gipjap {{Lang|zh|喼汁}} キッチャプ と呼び、トマトケチャップは kejap 茄汁 ケーチャプ と呼ぶ。さらに、濃い汁という意味で gitjap ギッチャプ という言葉もあるが、語源ではない。</ref>
<ref>『しょうゆ世界への旅』([[大塚滋 (食物史学者)|大塚滋]]、東洋経済新報社)は「茄醤(コエチップ・ケツィアプ)」と表記しているが、音が合わない。</ref>
 
これが[[ヨーロッパ]]に伝わると、[[キノコ]]、[[トマト]]、[[クルミ]]などを原料として catchup、catsup と呼ばれた。その後アメリカでトマトケチャップが普及し、現代のアメリカ英語では ketchup と表記するのが最も一般的となっている。
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* [[ケチャップマニス]]
* [[マヨネーズ]]
* [[ウスターソース]]: - 製法・原料がトマトケチャップ以前のケチャップと同一
 
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