「ピラミッド」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
125.0.45.184 (会話) による ID:62162511 の版を取り消し
115行目:
現代の土木機械を大量に投入してもなお多大な労力を要するものを、20〜30年で古代人ができたはずがなく、ゆえにピラミッドは[[古代宇宙飛行士説]]による[[宇宙人]]や[[超古代文明]]によって作られた、とする説が提唱されることがある。反論として、ピラミッド建設に携わったとされる作業員の人数が20万人という桁違いのものであり、徹底した分業体制が敷かれていたという点が挙げられる(これは発掘調査から明らかである)。
 
一方で、その建造方法の詳細はいまだに明らかになっておらず、例えばギザのピラミッドでは200万個もの石が「春分と秋分の日のみ、8面体にピラミッドが見える」「ピラミッドの底面積で、四面の面積を割ると黄金率が出てくる」「底辺の1/2で高さを割ると黄金率の平方根が出てくる」(この指摘から以下のことが導かれる。底辺の長さをa、黄金率をφとすると、底辺の中点Aから底面の中心Bはa/2、底面の中心Bからピラミッドの頂点Cは√φa/2、ピラミッドの頂点Cから底辺の中点Aはφa/2。つまり、AB:BC:CA=1:√φ:φ)「高さで2辺の和を割ると円周率が出てくる」という現代でもあり得ないほどの精密さで建造されている<ref>ドキュメンタリー映画「ピラミッド 5000年の嘘」</ref>。
 
大西洋を挟んでピラミッドが建設されたことにより、両文明の交流の可能性が主張されることもある。特に有名なのは[[トール・ヘイエルダール]]であり、彼は自説を証明するために古代エジプトの葦船を復元して大西洋横断を行った。しかしこれはあくまで、当時の技術でも航海が不可能ではないという証明であり、両文明に交流があった事の裏付けにはならない。[[言語]]など他の要素において共通項が見られないことから、両文明の交流には否定的な見解が優勢である。巨大な石積みの建造物がピラミッド状となるのは、当時の建築技術上の必然(垂直に切り立った石壁を築くほうが、当然ながらピラミッド状に建造するよりも技術的には困難)である。ただし、[[ハプログループX (mtDNA)|ミトコンドリアDNAハプログループX]]および[[ハプログループR (Y染色体)|Y染色体ハプログループR1]]の不可解な分布は、エジプト・ヨーロッパからアメリカへの移住が存在したとする説を支持する可能性がある。