「ランバ・ラル」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
27行目:
 
=== 機動戦士ガンダム THE ORIGIN===
漫画『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]』では、一年戦争以前のラルが描かれた。ジオン勃興以前のムンゾ自治共和国時代では、レジスタンスに身を置いて大学教授だったダイクンを擁護した。この時期に彼が得意とする[[ゲリラ]]戦術が培われたとされる。その後軍に入隊し名門ラル家の嫡男としてドズルに次ぐ地位を得るが、ダイクン急死、ラル家没落後の政争の中にあって、幽閉状態にあったダイクンの遺児キャスバル(シャア)とアルテイシア(セイラ)の奪取を画策・実行した。あくまでダイクン毒殺説を主張してザビ家と対立しようという父[[ジンバ・ラル]]を疎み、兄妹と共に地球に逃がす算段をつける。だが、その労は報われず、遠く離れた地球からザビ家追い落としの策謀を企てたため、ザビ家の送り込んだ暗殺者により父ジンバは暗殺される。
父ジンバラルが暗殺された後もマス家に養子入りしたキャスバル(エドワゥ)とアルティシア(セイラ)マス兄妹の養育を続けたが、兄エドワゥが反抗期になった時にエドワゥに襲われたことがある。
これが事実上の最後のエドワゥとの絡みであり、それ以後はエドワゥは大人になってランバとは関わっていない。彼が再会した時には既にエドワゥは「シャア・アズナブル」となっており、ランバはその正体に気づかず「腕の良いパイロット」という認識のままだった。

ダイクンの遺児奪取を企てたことを理由に予備役編入を迫られ、以後はハモンの酒場で酒浸りの身に落ちぶれ、用心棒まがいのことをしていたが、以前から彼の手腕や才覚を高く評価していたドズルに拾われる形で、モビルスーツ開発計画に[[黒い三連星]]らと共にテストパイロットとして関わった<ref>これにより、白兵戦を得意とする軍人である彼がモビルスーツのパイロットとしてもベテランであったことが合理的に説明されている。</ref>。ミノフスキー博士亡命事件時の史上初のモビルスーツ同士の戦闘「スミス海の虐殺」にも指揮官として参加し、地球連邦軍のモビルスーツ部隊を壊滅に追い込み、ジオンのグラナダ進出に決定的な役割を果たすが昇進はできなかった。一年戦争緒戦ではハッテ制圧という「裏方」に回されて華々しい活躍が出来なかったが、これを気にかけ、ラルに花道を作ってやろうというドズルの配慮から内々に[[コロニー落とし]](ブリティッシュ作戦)の実行を命じられる。だが、「悪魔の所行だ」と喝破し、戦線を離脱。再び予備役状態になり、[[一年戦争#ルウム戦役|ルウム戦役]]の際は出陣するコズンや[[機動戦士ガンダムの登場人物 ジオン公国軍 (あ行-さ行)#クランプ|クランプ]]を酒場で見送ることとなるなど、ガルマの仇討ち任務まで干されていた理由を補足する描写となっている。
 
「ランバ・ラル編」においてアニメ版と同じくグフを駆って登場、2度目のガンダムとの対戦では左足を切断して戦闘不能に追い込み、事実上アムロを完敗させる。自決の際に「ガンダムは伝説のモビルスーツになる」「自分が連邦の神話作りに手を貸した」など自嘲めいたセリフが追加されている。
33 ⟶ 37行目:
腹心のハモンとは若い頃からの恋仲でありながら彼女を表立って妻に出来ない事情として、ザビ家独裁下でラル家が没落した日陰者である事情や、ダイクンとアストライアの身分違いの恋が招いた兄妹と母親の生き別れの悲劇を共に目撃していたことなど、複雑な人間関係やラル自身の辿った数奇な運命として説明されている。また、そこにハモンを巡る恋敵であり、ラルの死後、残されたハモンたちに物資を提供し「ラル仇討ち作戦」の実行に手を貸したタチ中尉が絡むことによってより複雑になっている。
 
なお、性格面も直情的で正義感の強い熱血漢として再設定された。情に脆い反面、時として激高し、後先考えずに行動するなどラル自身の「未熟さと潔癖さ」が、逆に腹心の部下たちからすればたまらない人間的魅力となり、厚い信頼やその死後に仇討ち作戦を決行させる動機に繋がっている。対立するラル家とザビ家に生れながらドズルとは正に似もの同士ア・バオア・クー防衛戦、ラルが他のザビ家捕虜ドズルを明確に区別し、ドズルへの恩に報いるなっめガルマ仇討ちを引き受けた事情や、どうにかセイルに名が反乱成さしめたいと同時に「大量殺戮に関わ扇動す共犯者」することでせめて心情を理解し合える「同士」を得いというドズルの心情や苦悩とし描かれている。またアニメ版ではやや肥満気味であた体型スマート大き体型に力となっており、キスするときハモンが背を屈めほど短躯も相応がランバ・ラル身長に描き直され、若さも増し部下の一人だっキャ。セイとなはそれを知った。またザンジバかつて「このラの運用に関しておじさん「マ・クベに渡すために乗何だってるんです」という設定が追加さ笑顔で励ましてくた事を思る。年齢設定は出しテレビ版より10年ほど年かさである涙を流した
 
対立するラル家とザビ家に生まれながらドズルとは正に似たもの同士で、ラルが他のザビ家とドズルを明確に区別し、ドズルへの恩に報いるためガルマ仇討ちを引き受けた事情や、どうにかラルに名を成さしめたいと同時に「大量殺戮に関わる共犯者」にすることでせめて心情を理解し合える「同士」を得たいというドズルの心情や苦悩として描かれている。また、アニメ版ではやや肥満気味であった体型もスマートな体型になっており、キスするときハモンが背を屈めたほどの短躯も相応の身長に描き直され、若さも増したキャラとなった。また、ザンジバルの運用に関しては「マ・クベに渡すために乗ってきた」という設定が追加されている。年齢設定は、テレビ版より10年ほど年かさである。
父ジンバラルが暗殺された後もマス家に養子入りしたキャスバル(エドワゥ)とアルティシア(セイラ)マス兄妹の養育を続けたが、兄エドワゥが反抗期になった時にエドワゥに襲われたことがある。
これが事実上の最後のエドワゥとの絡みであり、それ以後はエドワゥは大人になってランバとは関わっていない。
 
== 主な搭乗機 ==