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== 製造と運用 ==
Tu-144は、カタログ性能面ではコンコルドをほぼ全ての面で凌駕していたが、2度、致命的な[[航空事故|墜落事故]]を起こしている。[[1973年]][[6月3日]]には、SSSR-77102号機が[[パリ航空ショー]]での展示飛行中、パリ郊外の[[ル・ブルジェ空港]]北側の村落に墜落し、乗員6名および地上の住民7名が犠牲となっている。奇しく皮肉にもこの航空ショーには最大のライバルであるコンコルドも参加しており、このライバルのお膝元での惨事であった。
 
その後、唯一の運航者[[アエロフロート]]で貨物便としての運航が開始されたが、コンコルドをもはるかに上回る劣悪な燃費性能のため間もなく運航が中止され、旅客便としての運航はわずか102便で終わった<ref>外部リンク欄の各サイトや当時の時刻表などによれば、一時期旅客仕業に就いていたことは事実のようである</ref>。ツポレフは燃費向上のためイギリスから有償で技術供与を受けるなどしたが解決には至らず、生産数は原型機1機、量産型のTu-144Sが10機、性能向上型のTu-144Dが5機の計16機が製造されるにとどまった。