「シチョウ」の版間の差分

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'''シチョウ'''('''四丁'''・'''征'''とも書く)とは、[[囲碁]]の基本的な[[手筋 (囲碁)|手筋]]のひとつである。[[アタリ (囲碁)|アタリ]]の連続で、逃げる側は盤がある限りは逃げることができるのだが、盤の端まで到達してしまうとどうにもできず、石を取られてしまう状態をいう。逃げきれるつもりでこの手順に入ると非常に大きな被害を受けること、シチョウアタリという攻守が全く逆転する危険な変化があることから、「シチョウ知らずに碁を打つな」という[[囲碁の格言|格言]]もある。
 
シチョウによって石を取ることを「シチョウに取る」などと活用する。
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a b c d e f g h i|=
|25|u=u|d=d|l=l|r=r}}
図のように黒が追いかけていけば白はシチョウアタリの石に連絡してしまい、黒はこれ以上アタリをかけられなくなって脱出される。そうなると黒はaなどに[[アタリ (囲碁)#両アタリ|両アタリ]]の断点ばかりが残り、大いに形勢を損じる。この場合「黒はシチョウが悪い」「白がシチョウよし」という表現もされる。
 
従って追われる側も追う側も、シチョウが発生しそうな場合はシチョウアタリがどうなっているのかをしっかり見極める必要がある。シチョウアタリのようにシチョウを邪魔する石がなく、碁盤の端に追いつめられるだけなら追われる方の負けである。