「グアダルーペカラカラ」の版間の差分

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'''ガダルーペカラカラ''' (''Polyborus lutosus'') は、[[タカ目]][[ハヤブサ科]]に属する[[カラカラ]]の一種で、[[バハ・カリフォルニア半島]]西方沖約300kmの[[グアダルーペ島]]だけに生息していたが、すでに[[絶滅]]した。ハヤブサ科としては大型で、地元では'''ガダルーペワシ'''と呼ばれていた。
 
1700年から島で[[ヤギ]]の[[放牧]]が始められると、子ヤギを襲う[[害鳥]]とされて(現生のカラカラの獲物には、子[[ヒツジ]]や子[[ワニ]]さえも含まれる。ガダルーペカラカラについても実際に子ヤギを襲ったのかどうかについては資料によって記述がわかれている)ガダルーペカラカラは[[毒]]や[[銃]]で駆除されるようになった。小さな島ではカラカラを脅かす動物はそれまで存在せず、警戒心の薄いガダルーペカラカラはあっさり撃ち取られた。悪いことに、数が少なくなると[[博物館]]、鳥類学者、[[コレクター収集家]]などが標本を手に入れようとして奔走し、ますます減少に拍車がかかった([[オオウミガラス]]や[[アメリカハシジロキツツキ]]と同じパターンである)。[[1897年]]には、1羽100ドルの値が付けられたという。[[1900年]][[12月1日]]、11羽のガダルーペカラカラの群れが鳥類学者によって発見され、9羽が撃ち落とされた。それ以降、ガダルーペカラカラを見たものは誰もおらず、1900年絶滅とされている。
 
[[Category:ハヤブサ科|カタルウヘカラカラ]]