「カヴール (空母)」の版間の差分
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== 設計 ==
[[File:Cavour (550) - Civitavecchia harbour, Italy - June 2011.jpg|thumb|250px|left|艦尾側。]]
船型としては平甲板型の空母艦型が採用されており、全通した上甲板はほぼ全域が飛行甲板とされている。その1層下の第1甲板はギャラリデッキとされており、[[戦闘指揮所]](CIC)などの司令部区画や食堂などの居住区が設けられている。その下の[[
主機関は、基本的には「ジュゼッペ・ガリバルディ」と同様、[[ゼネラル・エレクトリック LM2500]][[ガスタービンエンジン]]を[[COGAG]]方式で2基ずつ4基、両舷2軸に配しているが、艦型の大型化に伴って、より大出力のモデルが採用されており、合計出力は46%増加して118,000馬力とされた。また所要の速力を確保するため、船型を細長くすることで抵抗の減少を図っているが、それでも最大速力は28ノットと、「ジュゼッペ・ガリバルディ」より2ノット低下している。抗堪性向上のため機関はシフト配置とされており、前部機械室が左舷軸、後部機械室が右舷軸を駆動するものとされ、それぞれの機械室には2基のガスタービン主機と減速機が1組として収容されている。またその間には25mの中間区画が設置されている。推進器としては、ガスタービン艦の通例として可変ピッチ式プロペラ(CPP)が採用されている<ref name="mechanism"/>。
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[[飛行甲板]]は長さ220m×幅34mで、左舷側の前端には12度の傾斜をもつ[[スキージャンプ]]が設置されている。スキージャンプ後方から艦尾にかけての平坦部分184m×14mの空間が、固定翼機の[[滑走路|滑走レーン]]及び[[ヘリコプター]]の発着用とされている。滑走レーンについては、従来の「[[ジュゼッペ・ガリバルディ (空母)|ジュゼッペ・ガリバルディ]]」ではアイランドとの干渉を避けるために、船体中心線からやや斜めにとられていたのに対し、本艦では船体中心線と平行になっており、スキージャンプ勾配の傾斜角が増したのと同様、船体大型化の恩恵があらわれている。またヘリコプター発着スポットについては、滑走レーン上に6個が設定されているほか、常時待機の[[救難機|救難ヘリコプタ―]]用としてもう1個、[[艦橋|アイランド]]前方の右舷寄りに小型のスポットが設置されている<ref name="mechanism"/>。
下に1層にギャラリデッキをおいて設けられた[[
=== 輸送揚陸機能 ===
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