「自動車検査証」の版間の差分

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; 初度登録年月
: 車両が国内で最初にナンバープレート交付を受けた(初めて自動車登録ファイルに登録された)年月を表す(軽自動車は初度検査年月)。通常これをもって「XX年式」と表記される。
:: 一般的に、前出の登録年月日と初度登録年月が同一年月の場合に「ワンオーナー車」と見なされる。ただし、当該年月内に所有権移転や使用者変更があった場合、自動車検査証のみでは判断できない。
:: 輸送に時間の掛かる輸入車や、モータープールでの長期在庫車などでは製造年次と大きくかけ離れる事もあり、アメリカ車などモデルイヤー制による[[車両識別番号|VIN]]表示を行なっている車両の表示とは必ずしも合致しない事がある。
::: 軽自動車を登録自動車として登録した場合(或いはその逆)、検査対象外の車を改造して検査対象車として登録を行った場合、海外で使用されていた車両を日本で登録した(中古並行、国内新規登録)場合などは、はじめてその登録を行った年月が記載される。この場合、海外で使用していた際の登録証(ピンクスリップ等)、又は製造者の発行する書面によって自動車の製造年次を書面で証明できれば、過去に遡って初度登録年月(製造日)時点で該当する各種保安基準の適用を受ける事ができる。この場合、備考欄に「保安基準適用年月日 昭和XX年Y月Z日」などと記載され、未登録車(新車)の長期在庫期間内に改正保安基準の施行があった場合も同様に扱われる。
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:: 適当な車名が存在しない場合は'''不明 (999)'''、フレームを自作した場合などは'''組立 (998)'''、メーカー等による試作車は'''試作 (997)''' と記載される。
:: 並行輸入車で'''[[ホンダ・アコード|アコード]]'''と記載されたものがあったり、'''[[シボレー・ノヴァ|シボレーシェビーノーバー]]'''のように車名+通称名というように記載されたものがあったりと、輸入車については曖昧な部分も見られる。
::: [[メルセデス・ベンツ]]のチューニングカー[[メルセデスAMG]]は、正規輸入車は「メルセデス・ベンツ(851)」となっているが、並行輸入車等で「メルセデスベンツAMGAMG」「AMGAMG」と記載されている検査証も存在する。
:: 日本でディーラー展開する以前に登録された[[レクサス]]の逆輸入車は、「トヨタ」とされているものもあれば「レクサス」「LEXUSLEXUS」とされているものもある。
:: [[三菱ふそうトラック・バス]]は[[三菱自動車工業]]から分社した経緯を持ち、車検証上の車名は「'''三菱(313)'''」で共通であった。[[2016年]]3月以降、ふそう社製のものは「'''三菱(318)'''」に変更となった。また、過去の型式認定時に申請された車名「'''ふそう(272)'''」も存在する。
:: 日本メーカーのブランドで販売される海外生産車は、国内工場で生産された車両と車名(車名コード)が異なる。
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::: [[日産自動車]]がメキシコ工場で生産した車両は「ニッサンNM(723)」であるが、これを[[マツダ・ファミリア|マツダ向けにOEM供給した車両]]の車名は「マツダNM(830)」となっている。
:: 海外ブランド車は生産国・生産工場を問わず同一の車名、車名コードを用いる。
::: [[アルピナ|BMWアルピナ]]や[[RUF (自動車)オートモービル|RUF]]は主にチューニングカーを製造メーカーであるが、ドイツ自動車登録局から自動車メーカーとして認定されており、日本国内でもいちメーカー・ブランド名として扱われている。
:: 希に誤記載があり、オートバイの[[ドゥカティ]]の車検証を、高級車メーカー[[ブガッティ]]として発行していた事もある。一部では「ドゥカッティー」と記載されている事もあった。国土交通省への届出は'''「ドカテイ(704)」'''が正しい記載であったが、現在では継続検査などの際に、国土交通省職員の職権で'''「ドゥカティ(952)」'''に変更されている<ref>[http://www.ducati.co.jp/news/detail/2013/03/28/2810/index.do ドゥカティ車名コード統一のご案内]</ref>
; 車台番号
: 車両の車台番号が記載される。過去に構造等変更検査を受け諸元値が変更されている車両は、型式と車台番号の間にあるハイフンが消されている事があり、また型式指定自動車の輸入車では実際の打刻と異なりハイフンが記載されている事もある。