「SFドラマ 猿の軍団」の版間の差分

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== 制作 ==
=== 企画経緯 ===
本作の発端はTBSプロデューサーの[[橋本洋二]]が円谷プロダクションの[[満田かずほ]]に次の企画を訪ね、満田が咄嗟に『猿の軍団』と応えたことに始まる<ref name = "SF106" />。企画当時の円谷プロダクションは子供番組の多様化などにより[[ウルトラシリーズ]]が伸び悩み、新な方向性を模索している時期でもあった<ref name = "田口">{{Harvnb|SFドラマ大図鑑|2013|pp=114|loc=Pickup Interview 田口成光}}</ref>。本作の成立には、クレジットはされていないが橋本が実質的な舵取りを行っていたとされる<ref name = "深沢">{{Harvnb|SFドラマ大図鑑|2013|pp=115|loc=Pickup Interview 深沢清澄}}</ref>。
 
原作者の一人である小松左京も橋本が声をかけ、小松が共同原作者として豊田有恒と田中光二を引き入れた<ref name = "SF106" />。小松は生前の円谷英二との対談の中で、円谷に原作を提供することを約束していた{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=106、116}}。豊田は当時『宇宙戦艦ヤマト』にも原案として参加しており、本作と『ヤマト』の放送時間が重なることが決まったことで『ヤマト』プロデューサーの[[西崎義展]]から本作の降板を要請されたが、豊田は小松らへの義理立てからこれを断り『ヤマト』ではSF考証という立場に退くこととなった<ref name = "画報" /><ref name = "豊田">{{Harvnb|SFドラマ大図鑑|2013|pp=116 - 117|loc=Pickup Interview 豊田有恒}}</ref>。