「プリマックス」の版間の差分

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: 本作の主人公。とある高校に通う男子生徒。見た目は身長が低く地味な眼鏡男子だが、その大人しい風貌とは裏腹に、目的に対する強い意志と大胆な行動力の持ち主。元体操選手であることから身体能力がすこぶる高い上に頭の回転も良く、一度見たダンスの振付けは完璧に再現することが可能である。理由は不明だが、膝に古傷を抱えている。
: [[女装]]をすると[[ツインテール]]の髪型をした周囲が目を見張るほどの美少女に変身し<ref group="注">幼馴染であるツバメや竹雄でさえも、当初はモン太だと気づかなかったほどである。</ref>、その姿で踊る独創性にあふれたダンスは男女構わず見る者をたちまち魅了する。また歌も非常に上手く、少女のように澄んだ歌声を出すことが出来る。喧嘩は得意ではなく、ツチノコ捕獲により大金持ちになったことからトラブルに遭うことも多いが、大抵はこの“カワイさ”の作用で事なきを得ている。
: 独特な価値観を持っており、彼の中では“カワイイ”という概念こそが物事を判断する上での絶対的な指標である。それゆえに、カワイさの追求のためには世間の常識から逸脱した行動も厭わない面がある。幼馴染のツバメ・竹雄と共に『宇宙一のカワイさ』を目指し、邁進を続ける。
: ダンスグループは、のちにワルコによって『'''プリマックス'''』と命名された。
; 岬ツバメ(みさき ツバメ)
: モン太と竹雄の幼馴染で、同じ高校に通う男子。髪は茶色のミディアムヘアーで、制服も着崩していてややチャラい外見。身長は178㎝。[[レスリング]]部に所属しており喧嘩はめっぽう強く、歳相応にスケベで可愛い女子やおっぱいに目がない。レスリングに対しては真摯に取り組んでおり、柔道部である竹雄との異種格闘戦に負けた際は本気で悔しがっていたほどである。明るい性格で正義感もあり、そこそこの[[イケメン]]であるものの、普段の軽薄な言動が災いしてか学校の女子にはモテていない。
: 特技はギター演奏で、小学生の頃から大人とバンドを組んでいたほどの天才的な腕前を持つが、演奏中にテンションがピークに達すると乱闘を起こすという悪癖があり<ref group="注">ただし、この悪癖はエレキギター演奏中に限ったことであり、アコースティックギターの演奏であれば大丈夫である。</ref>、普段は「裏芸」として封印している。ツグミという妹がおり、恋愛の相談を受けるなど兄妹仲は良好である。
: 女装をすると妹とそっくりな美少女に変身する。また、当初は筋肉質な体つきをしていたが、女装を始めてからはそれに合わせて減量してスレンダーな体型になり、階級も落とした。
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; 時置銀河子(ときおき ぎんがこ)
: モン太たちと同級生の女子。通称「'''ワルコ'''」。[[おかっぱ頭]]で、吊り上がった目をしている。左目の下に泣きぼくろがある。その人相の悪さから、元々は'''目つき悪コ(めつきワルコ)'''と呼ばれていた。悪辣で計算高く、金銭にがめつい性格。自らを『生まれつきの悪(ナチュラルボーンワル)』と称し、時おり[[哲学]]めいたセリフも口にする。上記のような見た目と性格であることから、友達は1人もいない。実は隠れ巨乳の持ち主。[[カニミソ]]の[[軍艦巻]]が好物。
: 学園祭で偶然モン太たちの“変身”を目撃し、彼らのダンスを無断で動画サイトにアップし、その人気を利用して金儲けを企む。断れば正体をバラすことをちらつかせつつ将来のデビュー計画を持ちかけるが、金に興味のないモン太からはさっぱり相手にされていかった。ある時、自らの所業が原因となって不良男子生徒からリンチに遭うがツバメに助けられ、お礼を口にした際にうっかり“カワイイ”一面を出してしまい、モン太に指摘されると激しく狼狽していた。その後も金儲けは諦めておらず、マネージャー兼プロデューサーを自称し何かにつけて3人の活動に絡んでくるようになる。
: 女装して踊る3人を「変態」「金づる」などと罵しりながらも、そのダンスの魅力は本物であると心から認めており、のちにオリジナル楽曲や[[プロモーションビデオ|PV]]の作成にも積極的に取り掛かる(ただし、その作詞センスはあまりにも独特である)。モン太たちのダンスグループに命名した『プリマックス』は、彼女の幼少期の唯一の友達であった愛犬の名前に由来している。姉の空子とは浅からぬ因縁がある。
: 自分では決して認めないが、ツバメのことを心憎からず思っているフシがあり、アイサキや月子にはそれを見抜かれている。
; 明智穂都(あけち ほむず)
: 見た目は小学生のような低身長の女子生徒。黒縁の眼鏡をかけている。個性的なその名前は、推理小説ファンの父親が[[名探偵ホームズ]]から取って付けたとのこと。名前が示す通り、推理小説と探偵の真似事を好む。性格は欲望に忠実で独善的。
: 生来の男嫌いで“カワイイ女の子”が大好きであり、文化祭で見た女装姿のモン太たちに一目惚れをし『ラストガール』と呼んで追い回した挙げ句、あるとんでもない行動に走る。
; 二上三雲(ふたがみ みくも)
: ツバメの先輩で、レスリング部の主将を務める男子生徒。通称『'''ニーサン先輩'''』。身長はツバメと同じく178㎝。長身の美形で、[[ホスト]]のアルバイトもしている。女好きで、特に太めの女性が好み。勝負事には真剣であり、レスリングの地区大会で女装のモン太たちが応援をしようとした際は「うっせえブス」と暴言を吐き、彼らに深いトラウマを与えた。のちに、その正体がモン太たちであると知った際は、直前に彼らに[[ディープキス]]をしてしまっていたこともあり嘔吐してしまった。
: その後も女装そのものを毛嫌いしていたが、とある街中でモン太たちがダンスをしているところに出くわし、その全身全霊で“カワイイ”を追求する姿勢に心を打たれ、賛辞の言葉を贈って和解する。さらに後日、モン太から女性用の服を贈られたことをきっかけに、自らも女装にハマるようになってしまった。
: 「女という生き物はすべからく天使である」という信念を持つが、実は少年期から一途に思い続けている相手(大豊光子丸)がいる。
; 橋野勝利(はしの かつとし)
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; アイサキアオ
: [[ネットアイドル]]の少女。本名は不明。自身で完全プロデュースした[[ビデオクリップ]]をネットに上げ好評を博しており、ライブのチケットは即日売り切れになるほどのカルト的人気を得ている。己の“カワイさ”には絶対的な自信を持っており、日頃のストイックな練習により洗練されたそのダンスは、モン太と同じく見る者をたちまち魅了する。
: ある日、早朝の公園でダンスの練習をしていたところをモン太に見初められ、成り行きで『カワイイ勝負』をすることとなる。モン太を一度は自信喪失に追い込むほどの完璧なカワイさを見せるが、その後3人揃ってのダンスを目の当たりにして逆に圧倒され、彼らに一目置くようになり良きライバル関係となる。特にとりわけ、モン太の生態については興味を持っている様子。
: とあるアイドル大会の投票でプリマックスに負けたことを機に、ワルコにPVのプロデュースを依頼するが、その結果、自身の思惑とはあまりにもかけ離れた方向で“新境地”を開拓されてしまう。当初は落ち込んでいたものの、形はどうあれ自身の知名度アップには多大な効果があったことからワルコに信頼を置くようになり、その後も度々プロデュースを依頼するようになる
; 松野月子(まつの つきこ)
: [[ファーストフード店]]で[[ナンパ]]を繰り返していたツバメの前に、突如現れた美人女子高生。その正体は、人気アイドルグループ『'''クレッセント・ムーン'''』の中心メンバーである。ファンからの愛称は『'''ムン子'''』(「月」=「ムーン」に由来)。
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: ネットアイドルの三人組。回転寿司屋で鉢合わせた『プリマックス』に路上パフォーマンス勝負をけしかけ、[[アクロバット]]を交えたパワフルなステージで瞬く間に観衆の心を掴んだ。対するプリマックスは、彼女らに対抗すべく生命の危険を度外視した剣呑なパフォーマンスをし観衆を引かせてしまう。勝利を確信した彼女らはプリマックスに敗北を認めるよう迫るが、月子の介入によって観衆の歓心は全てそちらに持って行かれる結果となり、勝敗はうやむやになってしまった。月子に対しては素直に負けを認め、さらなる精進を誓いその場をあとにする。
; 蒲池奈保子(かばち なおこ)
: 公園で練習を積んでいた『プリマックス』の前に突如現れた中年女性。[[猫カフェ]]を模したスナックのような店で働いている。
: ネコカフェで働いている大柄の女性。その正体は現役の80年代アイドルであり、巨乳。ファンには揺れてる胸しか見られず乳揺れの擬音である「'''ボイン'''」、バラエティで'''ポロリ'''が発生していることから通称:「'''ボロリ'''」と呼ばれ、間違えてヤクザの事務所に潜入し、ヤクザを全員病院送りにさせた。ワルコ相手に'''素手で'''スタンガンを粉砕し、力比べで圧勝するほどのパワーを持つ。歌を歌う場合に当時の自分の姿となる。'''アイドルに巨乳は不要'''のモットーからすれば、彼女と同じような目にあわせないためでもある。
: その正体は、かつて1980年代にテレビで活躍していたアイドルであり、高い歌唱力とルックスを誇っていたが、巨乳のせいでファンからは胸しか見てもらえず『'''ボイン子'''』とあだ名されるなど不遇の芸能生活を送っていた。そんなある日、テレビの水泳大会の収録で“ポロリ”をやってしまい、[[写真週刊誌]]にその写真が掲載されたことからあだ名が『'''ボロリ'''』となり、正統派アイドルとしてのイメージは失墜してしまう。さらに、その[[お礼参り]]に週刊誌の出版社に乗り込んだつもりが、間違えてヤクザの事務所に潜入し、そこでも『ボロリ』と呼ばれたことから激昂し、その場にいたヤクザを全員病院送りにさせ、芸能界からフェードアウトした。ただし、48歳となった今でもアイドル復帰を諦めてはおらず、日々歌唱力の保持と肉体の鍛錬に明け暮れている。
: アイドルとしての実力は紛れもなく本物であり、パフォーマンス時は観客を自分の世界に引き込んで、現役アイドルさながらの若返りぶりを見せる。喧嘩の強さも常人離れしており、人体を軽々と持ち上げて投げたり、スタンガンを受けても怯まず素手でそれを破壊するほどである。
 
=== 登場人物の家族 ===