「被覆空間」の版間の差分

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m bot: 解消済み仮リンク双対自由 '''Z'''G-分解を内部リンクに置き換えます
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m bot: 解消済み仮リンク離散群を内部リンクに置き換えます
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== G-被覆 ==
G を[[位相空間]] X 上の{{仮リンク|[[離散群|en|discrete group}}]](discrete group)の[[群作用]]とする。どのような条件のときに X から[[群作用#軌道と等方部分群|軌道]] X/G への射影が被覆写像となるかとの問いは自然である。作用は不動点を持っているかもしれないので、これはいつの正しいとは限らない。例えば、{{nowrap|(x, y) ↦ (y, x)}} というツイスト作用により、積 {{nowrap|X × X}} 上への作用が、恒等元ではない位数 2 の巡回群が例である。このように X と X/G の基本群の間の関係の研究は、そうまっすぐには進めない。
 
しかしながら、群 G は X の基本グーポイド(groupoid)上へ作用し、グルーポイド上への対応する群と対応する'''軌道'''を考えることで、最もうまく扱える。この理論は、以下の書籍 ''Topology and groupoids'' の第 11 章で定式化され、主要な結果は、普遍被覆を持つハウスドルフ空間 X 上の群 G の離散的作用に対し、軌道空間 X/G の基本グルーポイドは、X の基本グルーポイドの軌道グルーポイド、つまり、群 G の作用によるグルーポイドの商空間と同型ということである。これは計算を明確化し、例えば、空間の対称的な二乗積空間の基本群の計算に使われる。