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[[ファイル:Erekiteru-demonstration.gif|thumb|right|200px|エレキテルを描いた18世紀の古書]]
[[ファイル:Hiraga Gennai Monument at Fukagawa 01.JPG|thumb|right|180px|電気実験の地 (東京都江東区[[清澄 (江東区)|清澄]])]]
'''エレキテル'''は、[[江戸時代]]の博物学者[[平賀源内]]が復元した摩擦[[静電発電機|起電器]]のこと<ref name=fuse>{{Cite journal |和書|author =布施光男 |authorlink = |title =江戸時代電気技術はどう培われたか(シリーズ;ふりかえれば未来が見える) |date =1995 |publisher =一般社団法人 電気学会 |journal =電気学会誌 |volume =115 |issue =1 |doi =10.1541/ieejjournal.115.35 |pages =35-39 |ref = }}</ref>で、[[オランダ語]](ラテン語)の{{en|elektriciteit}}(電気、電流)がなまったもの。[[静電気]]の発生装置。源内は「ゐれきせゑりていと」と表記している。
 
[[オランダ]]で発明され、宮廷での見世物や医療器具として用いられていた。日本へは[[江戸時代]]に持ち込まれ、[[1751年]]([[宝暦]]元年)ごろオランダ人が[[江戸幕府|幕府]]に献上したとの文献がある。後の[[1765年]]([[明和]]2年)に[[後藤利春]]の『紅毛談(おらんだばなし)』で紹介され、それを読んだ平賀源内が[[長崎市|長崎]]滞在中の[[1770年]](明和7年)に破損したエレキテルを古道具屋あるいはオランダ[[通詞]]の西善三郎から入手し、工人の弥七らとともに[[1776年]]([[安永]]5年)に江戸深川で模造製作に成功した。
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源内製造とされるエレキテルが現存しており、うち1台が「エレキテル(平賀家伝来)」として[[1997年]]([[平成]]9年)[[6月30日]]に国の[[重要文化財]](歴史資料)に指定された。これは現在、[[東京都]][[墨田区]]の[[郵政博物館 (日本)|郵政博物館]]に収蔵されている。他に平賀源内先生遺品館([[香川県]][[さぬき市]])にも蓄電瓶がない1台が現存している。
 
==出典==
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== 関連項目 ==