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ツーリングカーという乗用車ボディスタイルは、米国では、1910年代半ばまでには4ドアであったり、折りたたみ式幌が付属したりと、様々なバリエーションが作られるようになり、当時提供されていたボディスタイルの中で最も広く一般に普及していたタイプであった。
 
1908年から1927年にかけて[[フォード・モーター|フォード社]]が生産した[[フォード・モデルT]]ではその多くは5人乗りツーリングカーであった。これは当初4ドア車だったが、のちに運転席外側に予備ホイールが常設されるようになり運転手が助手席から乗り込む3ドアのツーリングカーとなっている。18年以上もの間生産された乗用車、トラック、シャーシモデル合わせて1500万台ほど製造されたT型のうち、6,519,643台(約652万台)がこのツーリングカーであった。およそ44%がツーリングカーということになる。次いで多く生産されたタイプはトラックである。
 
特定モデルにはサイド・カーテンも付属していた。これは乗員を悪天候時に保護するためのものである。これが装備されていない車の場合、ドライバーと同乗者は自然に立ち向かわなければならなかった。折りたたまれた屋根(トップ)は、後席の後ろ側に「大きくかさばったでっぱり」となって畳まれ、これは「ファン(fan)」とよばれていた。屋根(幌)とその木製の支柱を保護するために「ファンカバー(fan covers)」が使用された。