「イングランド国教会」の版間の差分

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==教会組織==
[[File:Dioceses of Church of England.svg|thumb|right|イングランド国教会の教区 {{legend|#ff3|outline=#00|カンタベリー管区}}{{legend|#f99|outline=#00|ヨーク管区}}]]
英国聖公会の地域は[[大ブリテン島]]、[[マン島]]、[[チャンネル諸島]]、および[[ジブラルタル]]の外地教区([[:en:Diocese in Europe|Diocese in Europe]])などを含む。[[アイルランド国教会|アイルランド聖公会]]、[[ウェールズ聖公会]]、{{仮リンク|スコットランド聖公会|en|Scottish Episcopal Church}}は英国聖公会とは別の独立した組織になっている。
 
[[イギリス君主]]が英国聖公イングランド教会の名目上の長最高ガバナー([[:en:Supreme Governor of the Church of England|Supreme Governor of the Church of England]])である。
===2つの管区===
[[イギリス君主]]が英国聖公会の名目上の長([[:en:Supreme Governor of the Church of England|Supreme Governor of the Church of England]])である。
 
英国聖公イングランド教会の地域は[[大ブリテン島]]、[[マン島]]、[[チャンネル諸島]]、および[[ジブラルタル]]の外地教区([[:en:Diocese in Europe|Diocese in Europe]])などを含む。[[アイルランド国教会|アイルランド聖公会]]、[[ウェールズ聖公会]]、{{仮リンク|スコットランド聖公会|en|Scottish Episcopal Church}}([[スコットランド教会]]は[[長老派]])は英国聖公会とは別の独立した組織になっている。
英国聖公会には2つの[[教会管区|管区]]があり、イングランド南部を管轄する「カンタベリー管区」と北部を管轄する「ヨーク管区」で、各管区では[[大主教]]が選ばれて管区長として代表となり、[[カンタベリー大主教]]と[[ヨーク大主教]]がいて、歴史的な経緯に依り前者が英国聖公会の長である。またカンタベリー大主教は全世界の[[アングリカン・コミュニオン]]の長であり、10年毎の[[ランベス会議]]の議長でもある。
 
===2つの管区===
英国聖公イングランド教会には2つの[[教会管区|管区]]があり、イングランド南部を管轄する「カンタベリー管区」と北部を管轄する「ヨーク管区」で、各管区では[[大主教]]が選ばれて管区長として代表となり、る。こうして[[カンタベリー大主教]]と[[ヨーク大主教]]がいるが、歴史的な経緯に依り前者が英国聖公会の長である。またカンタベリー大主教は全世界の[[アングリカン・コミュニオン]]の長であり、10年毎の[[ランベス会議]]の議長でもある。
 
===教区主教===
各管区はいくつかの[[教区]]に分かれていて、各教区では[[主教]]が選出されて教区を代表する。各地の教会はその地域の教区に属している。
 
===教会会議代表組織===
イングランド教会は[[教会会議]](Synod)の総会([[:en:General Synod of the Church of England|General Synod]])により重要な決定を行っている。総会には、カンタベリーとヨークの管区会議、主教会議、聖職者会議、信徒会議から参加があり、1月には[[ロンドン]]で、7月には[[ヨーク]]で開催される。 <ref> [https://www.churchofengland.org/about-us/structure/general-synod.aspx General Synod (The Church of England)] </ref>
英国聖公会は[[教会会議]]により重要な決定を行っている。
 
===貴族院===
英国国会の[[上院]]である[[貴族院 (イギリス)|貴族院 ]]には、26人の[[貴族院 (イギリス)#聖職貴族|聖職貴族]]がいて、国政に参加している。
 
==教義と実践==
ギリス国ングランド教会の[[教会法]]は[[聖書]]をその根本としている。加えて、その[[教義]]は[[教父]]の教え、[[公会議]]の[[エキュメニズム|エキュメニカルな]][[信条|信教]]([[ニカイア信条|ニカイ信教]]など)が聖書の教えと合致する限り、それらを元としている。教義内容は「[[39箇条]]」教義要綱と[[祈祷書]]に表れており、また[[執事 (キリスト教)#聖公会|執事]]、[[司祭#聖公会|司祭]]、[[主教]]からなる[[聖職者#キリスト教における聖職者|聖職者]]の[[#聖職者の聖別|聖別]]を認める。 <ref> [https://www.churchofengland.org/about-us/structure/churchlawlegis/canons.aspx Canon of the Church of England] </ref> 神学者では、16世紀後半に活躍した[[リチャード・フッカー]]が大きな影響を与えた。
 
===礼拝と典礼===
ギリス国ングランド教会の[[典礼]](礼拝順序など)は[[イングランド法]]に『祈祷書』(Book of Common Prayer)にあると規定されている。これに加えて、2000年から『[[祈祷書#2000年新祈祷書 Common Worship|新祈祷書]]」(Common Worship)も使われている。
 
礼拝の音楽は数世紀に渡って、さまざまに変化してきたが、「クワイアー付きの夕の祈り」([[:en:Evening Prayer (Anglican)|Choral evensong]])が大聖堂では未だに守られている。