「カルバニア物語」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
32行目:
: リカルド王の正妃で、「世界一美しい」と言われていた。その美貌から13歳で王妃となり、14歳でタニアを出産する。夫のリカルドに恋していたが、娘のタニアは「母の片思い」と評している。若くして思いもよらず王妃になったこともあり人間的に未熟で、浪費が激しく、夫の愛情や男子の跡取りに恵まれない不安から、だんだんとオカルトに傾倒していき、周囲に苦々しく思われていた。リカルドの死の際にトラブルを起こして処刑されかかるが、タニアの手腕により他国に追放されることで極刑を逃れた。長らく消息不明だったが、クロスチアで「カルチェ・シュート」(後述の[[#クロスチアの人々]]参照)と名前を変え、一人の女性として生き直し再婚していた。
; ナジャル・フラコス・カルバニア
: スプーナの息子。正妃ではなく愛人との間の子で、タニアとは同い年。幼い頃は利発で美形だったため、リカルド王の再来になるのではと期待されたが、8歳の時に落馬し、脚に怪我をして以来、中央からは離れて暮らしていた。10年ぶりに戻り、ライアンの後釜(教育係兼結婚相手候補)としてタニアの家庭教師となるが、タニアに不埒を働いたため、これは2回で終了する。複雑な家庭環境と、子供の頃の怪我で脚が不自由なことが原因で性格はかなり捻くれているが、王族としては色々と有能。タニアと出会い近しくなり、彼女に惹かれたことで徐々に考え方や性格が変わっていっている。人知れず脚の治療に耐えているが、努力していることを人に知られるのが嫌い。王族となため公言しては色々と有能いない。幽霊が出る古い離宮に住んでいる。
; オシリス・シマロン・カルバニア
: カルバニア国の皇太子。先王リカルドの弟でタニアの叔父に当たるが、妾腹の子。
40行目:
: 先王リカルドの妹でタニアの叔母。スプーナとは父と母が同じ実姉。
; アナベル・サラザン・ホーリー
: ライアンとは遠縁で、同じ赤毛の美女。貧乏貴族の娘だが血筋はいい。エキューに恋に似た憧れを持っており、ライアンとは犬猿の仲。幼い頃ねえやが男にだまされ自殺したことや母親の教えから男を信じていない。母親から貴族令嬢としての婚活テクニックを仕込まれており、玉の輿を目指していた。着飾ることが好き。幽霊を怖がらないことやタニアに似た容姿がナジャルに気に入られ、アナベル自身もエキューの側にいたかったため側仕え(寵姫)となり、準王族扱いになった。だが、実際のところはナジャルには相手にされておらず、愛人ではない。
 
==== タンタロット公爵家関連 ====
52行目:
: カイルの実姉。エキューの伯母であり、育ての母のような存在。破天荒なエキューに振り回される常識人で、エキューとはあまり気が合わない。他家に嫁いでいるため、タンタロット家の親戚からは部外者扱いされている。グラスという息子がいる。
; ナタリー・ホーン
: ホーン商会という豪商の娘でカイルを慕っていたが、7年前の大火で実家は消滅、天涯孤独の身となる。その火事でナタリー本人も顔を含む半身に大火傷を負い、カイルの支援で療養。その過程でカイルへの思いが通じ、カイルの妻になり双子の男女を授かる。火事の後遺症で脚が不自由。豪商の娘として贅沢を味わい尽くしており、お金や身分に興味がない。経済関係に長けている。
; グリ、グラ
: カイルとナタリーの双子の子供。グリが男の子でグラが女の子。これはエキューが付けた呼び名で正式な名前はまだない。生後すぐは体が弱く、周囲を心配させた。
59行目:
; エヴァ・タンタロット
:エキューの先祖で、タンタロット家に嫁いだ美しい踊り子。エキューの美貌はエヴァ譲りである。身分が低いため、エヴァの血が入っていない分家のバスクの方が血筋がいいと考える人もいる。美貌で玉の輿に乗ったため、生涯若さを維持するために様々な美容法を試し続け、窮屈な生活をし、死後成仏できず霊として屋敷に留まっていた。
 
====ニックス公爵家関連 ====
; ライアン・ニックス公爵
: カルバニア王国でタンタロット公爵家と並ぶ、ニックス公爵家の若き当主。華やかで人目を惹く美貌と豊かな赤毛の持ち主。娼婦との間に息子(早逝)がいたが、父親が隠していたため本人は知らなかった。
: 愛のない政略結婚の両親から愛情を感じることなく育ち、自身も過去に女性関係のトラブルに巻き込まれたことから、女嫌いで人嫌いであり、若いときは退廃的な少年愛者として知られていた。幼少のエキューに出会い、あるがままを貫く姿に衝撃を受けプロポーズした。その後、成長したエキューと無事両思いになり、恋人同士に。
: エキューがクロスチアに留学していた時に、タニアの教育係(兼夫候補)として親しく過ごして兄妹のような関係になり、精神的にも支えになっていた。大切なタニアに近づくコンラッド王子やナジャルを敵視しているが、これは恋愛感情ではなく、タニアとは父娘や兄妹のような関係でお互いを大切に思っている。ライアンはあくまでもエキューのこを好いており、結婚したいと思っ考えおり、いる。そのためエキューの公爵就任にも、結婚が困難になるという理由から反対していた。
 
==== バスク領関連 ====
97 ⟶ 98行目:
: 宮廷女官の一人で、女性の社会進出でドレスの需要が増えたことから、ロプスにスカウトされ助手になった。センスが良い。
; ダグラス
: 近衛兵。華奢な美少年で女装が似合うが、弱いわけではなく、見た目からの自己暗示で実力が発揮できていなかった。エキューと親しく、タニアの命令でエキューへの罰として女装デートをしたことがある。
; オルト・ルーベン
: エキューの悪友で遊び人。女装したダグラスを美少女と思って本気で惚れていた。
; イサドラ
: ロプスの助手。以前はカッチャン伯爵家のメイドで、ロプスの名を騙り、伯爵令嬢にとんでもないドレスを作っていた。
121 ⟶ 122行目:
: パーマー王国第二王子。兄と違い女性関係が派手で軽薄だったが、コンラッドのタニアへの誠実な思いを見て気持ちを改める。
; フレイア・パーマー
: パーマー国第三皇女。妹のカリンほど美しくなく、国の役に立てないことに劣等感を抱いていた。領地内にダイヤモンド鉱山がある辺境国へ輿入れし、その際コンラッドは父王に無断で相手を見定めに行った。
; カリン・パーマー
: パーマー国第四皇女。美少女で父王から可愛がられている。兄のコンラッドを敬愛している。年の近いフレイアとは仲の良い姉妹だった。