「併願受験」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2015-05}}'''併願受験'''('''へいがんじゅけん''')とは、広義には複数の試験を受験することであるが、一般的には複数の[[学校]]の[[入学試験]]を受験することを指す。以下、日本における試験の形態についてこの意味で解説する。単に'''併願'''とも言うが、複数の学校に[[願書]]を出すことを併願と呼んで区別することもある。逆に受験校を一つに絞ることを'''単願'''あるいは'''専願'''と呼ぶ。
普通、志望には順位を設定するので、複数の学校に合格した場合も、どこに入学するか迷うことはあまりない。
併願受験にはさまざまな形態がある。現在、高等学校・大学の全入化が進み、以前に比べれば、単願受験する生徒が増えてきた{{要出典|date=2017年1月}}。かつてより受験資料書などで使用されてきた用語には以下のようなものがある。
 
==第一志望校==
受験者が一番入学を望む学校のことである。一般的には、受験者の[[偏差値]]と同等か、少し高いところに設定する。このようなケースを特に'''本命'''と呼ぶ。これに対し、受験者の偏差値と比べて、第一志望校のレベルがあまりに高く、入学試験本番までに対策が間に合わないときは、'''記念受験'''と呼ぶことがある。記念受験の場合、そもそも合格の可能性など考えずに受ける人が多いので、単なる冷やかしとみなされることが多い。だが大手[[予備校]]の模試偏差値分布表を見ると極めて少数派ではあるが絶望的な偏差値で難関大学に合格している例が存在する。[http://www.yozemi.ac.jp/bunpu/shiritsu/shiritsu/kanto/keiogijuku.html]
記念受験という用語は合格が絶望的なときに限るも状況で用語であり、ある程度理想が高くても、受験直前まで努力し、現実とのギャップが埋まっていればそれも実質的に本命に分類する。あるいは記念受験ほどではないにしろ、合格の可能性が低く、第一志望以下の学校が実質の入学希望校になっている場合、第一志望校のことを'''挑戦校'''と呼ぶこともある。挑戦校も複数受けるケースが少なくないが、これは「下手な鉄砲も数打てば当たる」的な考えによるものである。合格発表後に入学する学校を迷うケースのほとんどが、偶然、挑戦校に複数合格した場合である。
 
また、第一志望より第二志望以下の方が偏差値が高いケースもある。例えば、地方の学生が地元の[[国立大学]]と[[東京都区部|都内]]の[[私立大学]]のどちらにも合格した場合、経済的理由などでたとえ偏差値が低くても[[国立大学]]に入学することも少なくない。他にもある大学の複数学部に合格した場合、偏差値が低くても、自分が行きたい[[学部]]を優先して入学する例などもある。このような場合「'''蹴る'''」という用語を用いる。
 
==関連項目==