「教会 (キリスト教)」の版間の差分

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「公」とは普遍的という意味である。
{{See also|公同の教会|使徒継承}}
「使徒継承」に関しては、[[カトリック教会]]や[[カトリック教会]]のような伝統的な教派と[[宗教改革]]以降の[[プロテスタント]]教会とで解釈と用語が異なる。前者では、文字通りキリストの弟子である[[使徒]]の権威が現在の教会にも継承されているという意味で、特に[[叙階]]などの[[秘跡]]や[[聖伝]]が受け継がれていなければならないとする。正教会の場合、単に歴史的な継承関係の継続にとどまらず、現在他の教会から教会と認められていない集団には使徒継承を認めない。カトリック教会では、「16世紀の[[宗教改革]]から生まれたキリスト教共同体(プロテスタント)は叙階の秘跡による使徒的継承をもたず、それゆえ教会を教会たらしめる本質的な要素を欠いているため、これらの教会共同体を(カトリックの教えによれば)固有の意味で『教会』と呼ぶことはできない」としている<ref>[http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/doc/pontifical/ecclesiology07/index.htm 教会論のいくつかの側面に関する問いに対する回答(日本語訳)] [[カトリック中央協議会]]</ref>。
 
一方、後者のプロテスタント教会では、使徒たちの信仰、特に聖書の信仰が受け継がれていることと解釈する。これは、当時の宗教改革者により、名ばかりの「使徒継承」を謳いながらその内実が変質・腐敗していた当時のカトリック教会より「聖書に記された使徒等と同じ信仰」に生きることこそ「真に使徒的」と主張されたことによる。「使徒的」教会の解釈を、「神からの遣わされた」人々と解釈する場合もある。