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{{Pathnav|スター・ウォーズ・シリーズ|スター・ウォーズ世界の用語一覧|frame=1}}
'''フォース'''({{Lang-en|Force}})とは[[アメリカ映画]][[スター・ウォーズ・シリーズ|『スター・ウォーズ』シリーズ]]に登場する[[架空]]の[[エネルギー (オカルト)|エネルギー体]]。作中における概念で、銀河の万物をあまねく包み込んで
[[1977年]]のシリーズ公開第1作目『[[スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望|スター・ウォーズ]]』の劇場公開時には、字幕などに「{{読み仮名|'''理力'''|りりょく}}」という訳語が充てられたが、近年では使われない。
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[[ルーク・スカイウォーカー]]、[[ヨーダ]]、[[オビ=ワン・ケノービ]]、[[クワイ=ガン・ジン]]などを代表とする[[ジェダイ|ジェダイの騎士]]が用いるフォースは「ライトサイド(光明面)」「アシュラ」と呼ばれる。
一方で[[ダース・ベイダー]]([[アナキン・スカイウォーカー]])、[[ダース・シディアス]](パルパティーン)、[[ダース・モール]]などのシスの暗黒卿。また[[アサージ・ヴェントレス]]などに代表される[[ダーク・ジェダイ]]は、怒りや憎しみといった負の感情によって引き出される、主に攻撃性に特化した「ダークサイド(暗黒面)」「ボガン」と呼ばれるフォースを用いる。
更に、ベンドゥの様に光と闇の中間に立ちバランスを保つ者も存在する。
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『[[スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス|エピソード1]]』では、生物の細胞中に含まれる共生生物「'''ミディ=クロリアン'''({{En|Midi-chlorians}})」の値がフォースの強さに影響を持つことが示唆されており、各個人の扱うフォースの強さは生得的な要素が大きいと考えられる。
作中では、ジェダイおよび[[スター・ウォーズ登場組織一覧|反乱同盟軍]]の合言葉として、「'''フォースと共に在れ'''({{En|''May The Force Be With You''}})」という文句が登場している。また、ジェダイは「死
== フォースの主な能力 ==
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相手の攻撃を回避するなどの場合に多く用いられる。また、ある程度先の未来を読み取ることも出来る。いわゆる[[予知夢]]のような形で無意識的にこの能力が発揮される事もある。
[[ジェダイ|ジェダイの騎士]]や[[シス (スター・ウォーズ)|シスの暗黒卿]]にとって、[[スター・ウォーズ登場テクノロジー一覧#ブラスター|ブラスター]]などの銃火器ではなく[[ライトセーバー]]が最大の武器である所以は、それを
[[ヨーダ]]のような達人級の[[ジェダイ]]でも、自身と同等かそれ以上のシスの前ではダークサイド等の妨害により、未来が曇って
また、未来は常に変化するものとされるが、映画やスピンオフを含め、ルークやアナキンなどが予知した未来が外れ、結果を変えることができるような描写は無い。逆に、旧ジェダイ・オーダーの格言には、「予知した悪い未来を避けようとして行動すると、自らその結果を引き寄せてしまうことになる」というものがある。
=== 認識能力の拡大 ===
上記のフォースの予知能力
ライトセーバーでの戦闘や、戦闘機やポッドレーサーなどといった、優れた判断力と高い反射神経とを要する乗り物の操縦にも大いに役立つ。
[[アナキン・スカイウォーカー]]が幼い頃からパイロットとして優秀だったのは、この力を無意識的に用いていたからであり、[[クワイ=ガン・ジン]]がその類稀なる才能に気付くきっかけともなった。
[[ルーク・スカイウォーカー]]も、友人[[ビッグス・ダークライター]]と共に
また、フォースの強い者同士がある程度近くにいる場合、互いにおおよその位置を把握できる。肉親同士の場合、より顕著にこの能力が現れ、これにより『エピソード5』終盤にて[[レイア・オーガナ]]はルーク・スカイウォーカーを救出した。
=== 直接触れることなく対象を動かす ===
いわゆる[[念力|テレキネシス]]のように用いる。掌などから強力な[[引力]]や[[斥力]]などを発生させることも出来る。フォースを使い慣れた能力者にとって、この能力は生活の一部であり、遠方の物体を手元へ引き寄せたり、ドアやハッチ等の開閉や、周りの物を操ったりするなど幅広く活用している。
戦闘においては、掌から引力を発して対象を自身に引き寄せたり(通称「'''フォース・プル'''」)、反対に掌から斥力を発して対象を
他にも、重い落下物を押し
相応の訓練を積めば、宇宙船のような巨大な物体でさえ自在に動かし、[[スター・ウォーズ登場テクノロジー一覧#ブラスター|ブラスター]]からの
ライトセーバーや[[ジェダイ・スターファイター]]の中には、この技を用いなければ起動
ダース・シディアスのような[[シスの暗黒卿]]は、この能力を利用して物体を相手目掛けて落下させたり、投げ
こ
レジェンズ(非正史)では[[コラン・ホーン]]など、この能力を持たないジェダイもいる。
=== 身体能力の強化 ===
普通の人間では
ヨーダは、戦闘時にこの能力を使うことで普段は杖を必要とするほど衰えている体力をカバーし、むしろ他のジェダイよりも遥かに
上記のように、主に強化されるのは戦闘時における肉体である場合が多いが、レジェンズ(非正史)では肉体面以外での強化も
例えば
他にも特殊な例として、二つの大きな口を持つ種族アイソリアンのジェダイ・マスター・[[ロロン・コロブ]]は、その独特
=== 他者の心を読み取る ===
相手の感情がフォースに与える影響を通して、その相手
ただしあくまで、相手の感情の
ヨーダとメイスは、自分達の力に陰りが生じてきたことを自覚しており、それが敵の知れる所になることを危惧する。後に、シスの暗躍に対し盲目であったがために、その台頭を許してしまったと猛省している。
=== 他者の心を操る ===
「'''マインド・トリック'''」や「心理操作」とも呼ばれる。上記の「他人の心を読み取る力」に関連して、他人の心に意思を植え付け、その行動をある程度制御することができる。フォースを集中させながら、ひらりと掌を翳して相手に話し掛けると、相手はその言葉通りに思考しそれを
しかし相手が
熟練者の中には相手の記憶の操作を可能とする者もおり、惑星モーティスでフォースの化身である謎の親子に出会ったアナキンは、親子の「息子」に自身がシスの暗黒卿ダース・ベイダーとなる未来の光景を見せられ
レジェンズ(非正史)では、旧共和国時代のジェダイ騎士団に伝わる技術として、この能力を応用して戦場に於ける味方や敵の士気を操作することで
=== 自身の考えを相手に送る ===
いわゆる、[[テレパシー]]と呼ばれる能力で、上記の「人の心を操る力」に関連して、自身の
ルークは[[ベスピン]]でダース・ベイダーに敗北した際に、この能力を使って[[レイア・オーガナ]]に助けを求めた。
この能力は[[言語]]を持たない[[動物]]や[[昆虫]]などに対しても有効であり、映画ではアナキンがジオノーシスで処刑される事になった際に、処刑獣の一体を一時的にではあるが短時間で手
レジェンズ(非正史)では以下のように、更に幅広い活用がされている。
ルークはバクラで自分の体内に侵入した吸血生物に対して、新鮮な血液のイメージを送ることで喉まで誘導し吐き出したことがある。
オビ=ワンも自分の家に「近寄るな、立ち去れ」という意思の結界を張り、ジャワやタスケン・レイダー等の
この能力で日頃から絆を深めた動物と連携を取って戦うジェダイも存在しており、[[ヨーダ]]は[[クローン大戦]]でキバックという動物に度々騎乗している他、[[キ=アディ=ムンディ]]はアリクスという大型の鳥を召喚する事ができる。
レジェンズ(非正史)の新共和国時代には操縦者がこの能力を使う事を前提とし、味方との
この能力を応用して、戦闘
=== 癒し ===
自
例えば独自の呼吸法や瞑想を行う、自己暗示をかけトランス状態になる、などの方法がある。
これは精神
他
旧ジェダイ・オーダーの[[バリス・オフィー]]や、新ジェダイ・オーダーの[[シルガル]]は特にこの能力に秀でている。
なお、フォースを用いた
惑星モーティスに住む、フォースの化身を名乗る親子の一員「娘」は、「息子」によって殺害された[[アソーカ・タノ]]を蘇生
レガシー時代のスカイウォーカー家の末裔[[ケイド・スカイウォーカー]]はこの力の片鱗を見せ、フォース・ライトニングを
基本的にはレジェンズ(非正史)での登場が殆どで、カノン(正史)で登場した例はモーティスの「娘」が使用したのみである。▼
▲基本的にはレジェンズ(非正史)の登場が殆どで、カノン(正史)で登場した例はモーティスの「娘」が使用したのみである。
=== 霊体化 ===
「'''フォース・ゴースト'''」とも呼ばれる。肉体的な死を遂げたジェダイの
自己の精神が全時空のフォースの「一部にして全体」となり、フォース
ただし、精神を封じ込めるトラップやパワースポット、兵器、他者のフォース
古来より力のあるジェダイやシスが、この業を用いて死後も現世に留まったが、既にその方法は失われていた。
リビング・フォースに精通した[[クワイ=ガン・ジン]]が、自
『[[スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃|エピソード2]]』にて[[クワイ=ガン・ジン]]は、怒りに囚われたアナキンに「Anakin! Anakin! Nooooooo!!」と声のみで
=== その他の力 ===
その他、それぞれのフォース感知者によって大きく能力が違うものとして、
* 人探し
* 記憶を遡り、無
* 自分の知らない言葉を使う
* フォースを光学的運動に用いて、身の回りの光や熱、音波などを曲げ、光学迷彩を行う。機械のセンサーやフォースによる感知さえも欺くことができる(フォース・クローク、あるいはフォース・カムフラージュと呼ばれる。[[アディ・ガリア]]が使用)
* 相手の意識を遮断する、眠らせる([[ルーク・スカイウォーカー]]が主に使用。映画『エピソード1』では[[クワイ=ガン・ジン]]がパニックを起こした[[ジャー・ジャー・ビンクス]]に対して使用している)
* 思考パターンをずらし、幻惑や洗脳、薬物など
* 自
* 相手の新陳代謝を制御し、心臓の動きを止める(モリ・クローと呼ばれる。[[ヤドル]]が使用)
* 相手に強
* 航法コンピュータのナビゲーションより正確に、あるいはまったく必要とせず、安全にハイパードライブ航法を行う([[セイシー・ティン]]、ルークが主に使用)
* 無生物に触れることで精神の痕跡を読み取り、その場で起きた近い過去の出来事を知る([[クインラン・ヴォス]]が使用)
*
* 空気を自在に操り、強力な竜巻を起こす。また、呼吸困難を起こしている相手の肺に酸素を送り込んだり、大気中のガス資源の位置を特定することも可能([[ストリーン]]が使用)
* 自
* 電子回路を修理もしくは誤動作させたり、バッテリーにエネルギーを集めて充電する([[アナキン・ソロ]]が主に使用。[[メイス・ウィンドゥ]]はこの能力を応用し、素手でドロイドの配線を掴むことでハッキングし操作することができる。また、[[カズダン・パラトゥス]]はこの能力を使い、彼の意思と力によって動く独自の[[バトル・ドロイド]]を
* 精神を
* 自
などがある。
また、フォースのダークサイドのみに、当事者の肉体に作用して外観を変
== フォース・ライトニング ==
「'''フォース・ライトニング'''('''Force Lightning''')」とは、熟練した[[シス (スター・ウォーズ)|シスの暗黒卿]]が用いる、掌や指先から青白い強力な電撃を放つ技である。劇中では、銀河皇帝[[ダース・シディアス]]や[[ドゥークー伯爵]](ダース・ティラナス)などが、主に攻撃手段としてこれを使用する。
フォース・ライトニングは、ライトセーバーで防
映画劇中において、シスの暗黒卿である[[ダース・モール]]、[[ダース・ベイダー]]はこの技を使う場面はない。
これには諸説あり、ダース・モールには、単に映画劇中で使う機会がなかっただけという説と、そこまでの実力がなかったという説がある。
ダース・ベイダーも、単に映画劇中で使う機会がなかっただけという説と、これを放つと自身の生命維持装置に
また、ジュニア版小説の設定ではあるが、フォース・ライトニングを使うには生身の肉体が必要なため、手足が
スピンオフ(外伝)のレジェンズ(非正史)作品では、皇帝パルパティーン直属の刺客“皇帝の手”の一人である[[マラ・ジェイド]]、ダース・ベイダーの弟子である[[スターキラー]]、ジョラス・シボースのクローンである[[ジョルース・シボース]]のように、正式にシスの暗黒卿として認められていない者やシスとしての修行を受けていない者でも、暗黒面のフォースを学んだ者であればこの技を使う描写があるため、スピンオフ作品の設定では、シスの暗黒卿のみが使える技ではないと思われる。
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